3歳と29歳のスイカゲーム
とにかくフルーツが落ちるだけで、
またフルーツが合体する度に喜ぶ3歳児。
上手く落とせたかどうかばかり気になり、
ミカンがリンゴになったくらいでは全く心が
動かない29歳児。
1000点弱のスコアでも誇らしげで、
箱から溢れるギリギリまで楽しそうに
ドキドキしている3歳児。
2000点強のスコアでは満足できず、
箱から溢れる少し前から終わりを察して
遊びが作業に変わる29歳児。
3歳児にとってゲームオーバーは
終わりの演出ではなく、フルーツ達が
面白い顔をする1つのイベントであり
ランキングにもスコアにも意味はなく、
ただただ過程が楽しいのがスイカゲーム。
同じゲームで遊んでいるはずなのに、
僕のスイカゲームよりキラキラして見えて、
なんだか羨ましく思いました。
だが忘れるな3歳児よ。
君が言い出した、おもちゃをかけた勝負は
782 対 2186 で俺の勝ちだ。
俺の勝ちなんだ。