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ジークフリートHL・マグナ編成

https://www.youtube.com/watch?v=o1-5xBup8bc

全ガード論争を眺めるうちに、「あれ?全ガードってそこまで悪くなくね?」と思ったので、ソロ編成とその立ち回りについて解説していきます。
救援編成にも転用は可能で、その場合課金要素をエニュオ(と土鞄)のみに抑えられると思われます。
誤り・改善点等がありましたらラクト(@Ruckt_6_EI)にリプライを送ってください。

当記事で紹介する編成で実際にマルチバトルで参加する際には、必ず記事を最後まで読み、ジークフリートHLの仕様について理解した上で参加するようお願いします。


編成

キャラ

前からパラディン・かばう役(※)・エニュオ・最終↑ニオ/エスタリオラ(最終不要)・カッツェリーラ。アビリティ・順番ともに固定。ソロならニオ超越150はほぼ必須だと思われる。救援用編成ならカッツェはティコやハロシャルでも良い。

※ナミロビン・ヘイゼン・ロゼッタ・アンチラetc…風属性で単体かばうか敵対心100%upを持っているキャラならなんでもいい

武器

画像の通り。アビダメ軸なのでビークを2本採用。この編成だと主人公のHP75,000、その他55,000。エスタ杖はガード時攻撃大幅upが付くのでかなり強いです。
マンデトを防御シュレディンガーにしてもあまり速度は変わらなかったので、そちらの方が安心かもしれません。
レヴァンス覚醒タイプの仕様変更により他属性レヴァンスを入れる意味が無くなったので、刺し替えるなら防御シエテ剣や防御マンデトにしましょう(2024/01/26訂正、情報の更新が遅れて申し訳ございません)。
終末のスキルは強壮(渾身)、賦活(神威)がおすすめ。進境と虚詐は絶対にNG

召喚石

フレ石はティアマト。ダメカ石は75、50、25で必要なので1枚入れる。1枚でいい。
残りの枠は、ソロならルシ250の6T毎の回復がないとかなり厳しい。ルシ250が無ければゼウス・ノビヨ・CCのようなバリア石を回すしかない。救援なら回復はオルポキュアポで足りるのでかなり自由度が高い。こちらもバリア石があると楽。

基本的ギミックの説明

黒竜の覇爪・黒竜の護鱗

・黒竜の覇爪レベル(爪レベル)

ジークフリートの与えるダメージがLv×1,000上昇(最大10)。与ダメ上昇は防御up(ガード含む)、軽減、(100%以外の)ダメカの影響を受けない一方、100%カットやバリア等で元々のダメージを0に抑えた場合には与ダメ上昇も発生せず、0ダメージのままとなるため、ニオ3アビ等のバリアがかなり重要になる。

・黒竜の護鱗レベル(鱗レベル)
ジークフリートの受けるダメージを軽減する(最大10)。鱗Lv1の時ダメージの上限値が300万、Lvが1上昇する毎に30万ずつ減少し、Lv10の時は上限値が30万ダメージとなる。いわゆる「ダメージ上限(ダメージ減衰)」とは異なり、本当にこの値を超えるダメージは発生しない。

特殊技・特殊行動(優先度順)

・デリリアム
HP100%、50%トリガー。
召喚石の使用間隔リセット(再使用不可石は使用不可能になる)、ジークのCTMAX、風属性以外のキャラを戦闘不能・復活不可。

・クヴァール・ファング
CTMAX特殊技、75%、25%トリガー(デリリアムにより、実質的に100%、50%でも発動する)。
回避不可の多段大ダメージ。ダメージを受けた味方のアビリティ使用間隔延長。予兆発生時弱体無効なのでスロウでの回避不可。基本的にノブレス・プロテジー+セイクリッド・プロテクションで受ける。
発動後爪・鱗Lvが減少。爪・鱗両Lvが10の時、強制全滅。

・マニガンス
2×奇数ターン(4n+2ターン)に予兆発生。回復アビリティを3回発動すると解除。「回復予兆」「2ターン予兆」と呼ばれる。
自分に攻撃up、TA率上昇、追撃のバフを付与し、行動後バフが全てついた状態で通常攻撃。めちゃくちゃ痛い。
発動後・予兆解除時爪・鱗Lvが増減。
発動後、味方全体のアビ使用間隔を1T短縮。

・ウーヴェ
2×偶数ターン(4nターン)に予兆発生。弱体アビリティを3回発動すると解除。「弱体予兆」「4ターン予兆」と呼ばれる。
多段の小ダメージ後、自分に被ダメ水変換・水軽減・弱体無効バフを付与。
発動後・予兆解除時爪・鱗Lvが増減。
発動後、味方全体のアビ使用間隔を1T短縮。

爪・鱗Lv、CTの増減条件(※最重要!)

味方の行動に起因する増減

・ターン終了時、攻撃行動を行なったキャラがいない場合
爪・鱗Lvのうち低い方が+1、同じ値の時は変化なし
・ターン終了時、味方の攻撃回数が20回以上(超過?)
爪・鱗Lvのうち低い方が+1、同じ値の時は変化なし
・ターン終了時、味方の攻撃回数が20回未満(以下?)
CT+1

以下この記事では、攻撃回数20回以上時爪・鱗Lv上昇、20回未満時CT+1と仮定して書き進めます。

特殊技に起因する増減

・クヴァール・ファング
発動後、爪・鱗Lvのうち高い方のみ-5、同じ値の時は両方-5
・マニガンス
発動後、爪Lv+2
解除時、爪Lv-3、鱗Lv+1、CT+1
・ウーヴェ
発動後、鱗Lv+2
解除時、鱗Lv-3、爪Lv+1、CT+1

基本的な立ち回り

壊滅の要因

ジークHLにおける壊滅の要因は基本的に「爪Lvの上昇に伴う通常攻撃の被ダメージの増加」です。特にマニガンス後の通常攻撃が強力で、爪Lvを上昇させながら追撃付きTAをしてくるため、例えば爪Lvが8の場合上昇分だけで8,000×3×2=48,000ダメージを叩き込まれることになります。
(追撃ダメージの計算は、「(大元のダメージ+ダメ上昇)×追撃割合」になっていそうです。なのでマニガンスのバフが3割追撃だと仮定すると、上昇分は8,000×3×(1+0.3)=31,200になります。2023/07/27追記)
そのため、爪Lvを減少させることが最重要になりますが、この編成には回復アビリティが無いため、減少させる手段はクヴァールのみとなります。
従って、CTを増加させる、減らさないことで、積極的にクヴァールを受けることが非常に重要となります。
CTを増加させる主な手段は味方の攻撃回数を20回未満に抑えることですが、エニュオの女神Lvが5になると、ほぼ毎ターン10回のダメアビが飛びます。またエスタリオラの毎ターンディスペルアビダメ、被ダメ時回復アビダメも発生するため、それ以外の攻撃回数を7回以内に抑える必要があります。

例えばマニガンスが発動したターンを考えると、エスタリオラ正位置で追撃がついた主人公がTAし6hit、エスタリオラのディスペルにエニュオが反応し1hit、特殊行動後なのでエスタの節制アビも発動し1hitで20hitに到達してしまいます。そしてそもそも爪Lv上昇後バフ盛り盛りでの攻撃なのでめちゃくちゃ痛いです。
一方全ガードすれば(バリア等により)被ダメを抑えつつhit数を抑えることができます。またマニガンス後はターン終了時まず爪Lvの方が高いため、全ガードにより上昇するのは鱗Lvであり、爪Lvは変化しません。

というわけで、CTを増加させクヴァールを誘発させるために、全ガードを行うべきターンが存在します。というより、後述するターン以外ほぼ全ターン全ガードすることになります。
またhit数を抑える必要があるため、虚詐、進境(奥義時追撃付与)はNGであり、またニオ4アビやエニュオ2アビも封印します。

一方CTを減らす要素として、エニュオのディスペル成功時スロウがあります。エスタリオラのディスペルは自動発動なので防ぎようがありませんが、エニュオ3を温存することでスロウを最小限に減らすことができます。従って、弱体予兆は基本的に主ミスト、ニオ13で解除することになります。
エニュオ3を打つタイミングは次の通りです。
・ニオ1が上がらず、エニュオ3を打たないと弱体予兆を解除できない時
・弱体予兆の解除に失敗した直後のターンに、水軽減バフを解除する時
(弱体予兆の解除に失敗するのは、HP予兆でクヴァールを偶数ターン受けするループに入ってしまうことがほとんどだと思われます。その際、体感ですがエニュオ3を打たずに水軽減バフを残した方がクヴァール奇数ターン受けループに復帰しやすいように思われました。2023/07/27追記)

立ち回り

以上を踏まえたジークの立ち回りは以下の通りです。
奥義は常時ON。

ターン終了時、爪Lv≧鱗Lvとなる場合、全ガード
ターン終了時、爪Lv<鱗Lvとなる場合、主人公(、エニュオ、ニオのうち残りHPが最も高いキャラ)のみ攻撃、他3人はガード

・マニガンス(回復予兆)
解除できません。マニガンス発動後はまず爪Lvの方が高くなるため、全員ガードして受けます。序盤は爪Lvが下がり切っていないため、エレメンタル・ファランクスを打って少しでも受けるダメージを軽減しましょう。

・ウーヴェ(弱体予兆)
基本的に解除します。ウーヴェ解除後もまず爪Lvの方が高くなるため、全員ガードで問題ありません。解除には主ミスト、ニオ13を優先。
ウーヴェが解除できない場合、ターン終了時に鱗Lvの方が高くなるため、1人(大抵の場合主人公)のみ攻撃させます。ウーヴェが発生した場合、エニュオ3が次ターンにまず使用可能になるため、すぐにディスペルし水軽減を剥がします。

・クヴァール・ファング
1ターン目のクヴァールはかばうキャラで受け、エスタリオラの正位置を発動させます。
その後は基本的にセイクリッド+ノブレスで受けますが、HPトリガー(75,50,25)に両者が間に合わないことがあります。その場合エレメンタルファランクス+鞄で受けることになるため、トリガー手前では両者のリキャストに注意しましょう。最悪の場合爪Lvが低ければ全ガードで抜けることができるので、その後遅延されたアビリティが使用可能になるのを待ちつつターンを回しましょう。
クヴァールを受ける際に注意が必要なのは、ターン終了時の爪・鱗Lvです。例えば爪Lv5、鱗Lv2のターンにクヴァールを受ける場合、爪Lvが-5されターン終了時には鱗Lvの方が高くなるため、全ガードしてしまうと爪Lvが1上昇してしまいます。
セイクリッド+ノブレスやエレメンタルファランクス+鞄で受ける際にも、主人公だけは攻撃させる様心がけましょう。

・デリリアム
全ガード、1人だけ攻撃の使い分けの原則は変わりません。召喚石再使用間隔がリセットされるので、直後のクヴァールに備えて鞄を必ず投げましょう。

実際の流れ(※必読!)

ソロ攻略を行う際の序盤の立ち回りについて、ターン毎に解説していきます。序盤ならではの例外的な動きもあるので、必ず目を通してください。
救援に参加し6人で討伐する場合、2023/6/15現在の一般的な部屋速なら7T目のクヴァールから2,3ターン遅れて75%のクヴァールが発生します。ソロの場合より速やかに爪Lvを下げられる一方、鞄のリキャストに間に合わないことが多いので注意してください。

1T目 クヴァール・ファング CT8(MAX) 爪8鱗8
かばう役かばう、全ガード

ロゼッタ4などを打つとhit数が増え、CT増加を誘発できないため打たない。クヴァール後両Lvが3の同じ値となるため、全ガードによるデメリットは発生しない。

hit数20回未満によりCT+1
クヴァール発動により爪-3鱗-3

2T目 マニガンス CT1 爪3鱗3
エニュオ2、ニオ2、主ミスト、全ガード(順番厳守!)

エニュオ2を打つのはこのターンのみ。ジークの弱体耐性を下げ、ミストを入れやすくすることが目的。女神Lvが低く自動ダメアビが発生しないため、hit数は問題ない。
(レヴァンス系の弱体耐性を把握していないので、検証している方が居れば教えていただけると幸いです)

ターン経過によりCT+1、hit数20回未満によりCT+1、エニュオスロウでCT-1
マニガンス発動により爪+2
全ガードにより鱗+1

3T目 CT2 爪5鱗4
全ガード

ターン経過によりCT+1、hit数20回未満によりCT+1、エニュオスロウでCT-1
全ガードにより鱗+1

4T目 ウーヴェ CT3 爪5鱗5
エニュオ3、ニオ13、全ガード

ミストを打ってしまったためエニュオ3で対処

ウーヴェ解除によりCT+1、ターン経過によりCT+1、hit数20回未満によりCT+1、エニュオスロウでCT-1
ウーヴェ解除により爪+1
ウーヴェ解除により鱗-3、全ガードにより鱗+1

5T目 CT5 爪6鱗3
全ガード

ターン経過によりCT+1、hit数20回未満によりCT+1
全ガードにより鱗+1

6T目 マニガンス CT7 爪6鱗4
主エレメンタルファランクス、全ガード

爪Lv8の追撃付きTAなのでかなり痛いです。少しでも凹んでいるキャラがいたら前もって回復させましょう。エレメンタルファランクスを合わせ、少しでもダメージの軽減を図りましょう。

ターン経過によりCT+1、hit数20回未満によりCT+1、エニュオスロウでCT-1
マニガンス発動により爪+2
全ガードにより鱗+1

7T目 クヴァール・ファング CT8(MAX) 爪8鱗5
主セイクリッド+ノブレス、(ルシ召喚、)主のみ攻撃

hit数20回未満によりCT+1
クヴァール発動により爪-5

8T目 ウーヴェ CT1 爪3鱗5
主ミスト、エニュオ3、ニオ3、全ガード

ウーヴェ解除によりCT+1、ターン経過によりCT+1、hit数20回未満によりCT+1、エニュオスロウでCT-1
ウーヴェ解除により爪+1
ウーヴェ解除により鱗-3、全ガードにより鱗+1

9T目 CT3 爪4鱗3
全ガード

ターン経過によりCT+1、hit数20未満によりCT+1
全ガードにより鱗+1

10T目 マニガンス CT5 爪4鱗4
全ガード

ターン経過によりCT+1、hit数20未満によりCT+1、エニュオスロウでCT-1
マニガンス発動により爪+2
全ガードにより鱗+1

11T目 CT6 爪6鱗5
全ガード

ターン経過によりCT+1、hit数20未満によりCT+1、エニュオスロウでCT-1
全ガードにより鱗+1

12T目 ウーヴェ CT7 爪6鱗6
主ミスト、ニオ13、全ガード

ウーヴェ解除によりCT+1、hit数20未満によりCT+1、エニュオスロウでCT-1
ウーヴェ解除により爪+1
ウーヴェ解除により鱗-3、全ガードにより鱗+1

13T目 クヴァール・ファング CT8(MAX) 爪7鱗4
主セイクリッド+ノブレス、(ルシ召喚、)主のみ攻撃

hit数20回未満によりCT+1
クヴァール発動により爪-5

この2T〜13Tのループを回すことで、ループ終了時の爪Lvを1下げることができます。
序盤、爪Lv8〜6の間が一番痛いので、オルポやキュアポは惜しまず使いましょう。前述の通り与ダメ上昇でダメカやガードの上から殴りかかってくるので、HP3万程度でも消し飛ぶことがあります。
どうしてもオルポやキュアポが足りない場合HP不足です。

後はジークが倒れるまでこのループを回すだけですが、間違えて20hitを達成してしまったり、HPクヴァールのタイミングが悪かったりするとクヴァールを偶数ターンに受けるループに入ってしまうことがあります。
この時、上の12ターンのループが崩れ、弱体予兆が解除できないループに入ってしまいます(動画では、50%クヴァールで誤ってエニュオ2を打ってこちらのループに入っています)。
こういった際には、
・エニュオ2アビを打ち再度20hitを達成する
・マニガンス直後のターンにベルゼバブで2つのバフを消去し、エニュオのスロウの回数を減らす
といった手段で再度CTをズラし、元のループに戻ることができます。

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