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突然の癌宣告2

当日は土曜日なので前日入った救急外来で入院受付を済ませて
中にはいると点滴が始まりました。

CT検査は造影剤を入れるとの事で事前に色々問診があり
造影剤を入れると一瞬身体が熱くなるけど心配要らないからと
告げられました。

首の下から下腹部までの検査です。
点滴をつけたままでベッドでの移動でした。

主治医の先生の説明では
22日の日曜日と月曜日の祝日を乗り越えられたら平日に
腹腔鏡手術で傷口が小さく出来て治りが早いけれど

今日明日に悪化したら開腹手術になり回復に時間が掛かると
いわれていました。

救急外来で昼過ぎ迄待っていましたが、
退院された方の連絡があり
本来の消化器外科の病棟では無く、臨時に8階の北側の窓際の明るい部屋に
車椅子を看護師さんに押されての移動になりました

その時に
渡された入院計画書に3週間と書かれていたので少し驚きました。
この病院は外科の場合、

入院が2週間を超えることは余り無いと聞いていましたので
何でだろう?と不安になりましましたが

手術後、先生に聞くと開腹手術も考えての計画だったので
2週間以内に退院出来ますよ。と
言われて納得しました。

月曜日に消化器外科専用の南側の病室に移動しましたが
窓際では無く、入口近くのトイレ洗面所に近い所で
(各部屋専用の車椅子でも入れる清潔な広いトイレでした)

術後は近いので大分助かりましたね。
(大部屋でも3人しかおらず、どの部屋も一つは
誰も入れていないようでした。)

24時間の点滴で悪化することも無く無事に休日を乗り越える事が出来
木曜日の26日午後3時に手術が決まりました。

ここは救急指定病院ですが
かかりつけ医の紹介状が無い初診には医療費とは別に
7700円の選定療養費がかかります。

ほぼ予約で手術も緊急以外1~3カ月前から決まっているので
間には中々手術室を確保するのは難しいらしく
(手術には2,3人の執刀医が必要なのでその調整も大変らしいです)

最新の検査体制が整っているのですが
大学病院と同じで若い研修医も育成しているので
ベテランの医師にかかれるかは分かりません。

私にも主治医と、担当医が何時もペアで来ており
担当医は若い方でしたが

主治医の先生は50代の方で手術までは毎日2回診察に来て下さいました。


金曜日の昼から木曜日の手術の日まで24時間点滴のみで
ずーっと絶食です……

手術までは1日何回も看護師さんが体温、脈拍、血圧測定
血中酸素濃度など測りに来られました。

夜中に寝ていても知らない内に点滴交換をしてくれましたが
点滴の速度は非常にゆっくりで
1日に4本入れるとの事でした。
後、ビタミン剤とかもいれていましたね。

お陰で空腹感も無く、喉の渇きも全くなく過ごすことが出来ました。

先生も看護師さんも皆さん驚くほど親切で優しい方ばかりで
感謝で一杯でした。

手術前日の水曜日の15時から手術の説明会があり
夫、長男、次男、姉と5人で説明を聞く事に。

造影剤の入ったCT画像を見ながらの説明でしたが

癌は5㎝の大きさで上行結腸の上部がほぼ塞がれた状態で

画像を見た感じでは他の臓器に転移は見られないものの
患部近くの胆嚢は転移していなくても
念のために取ります。と言われました。
胆嚢は別に無くても困らないからとの事でした。

上行結腸全部とそれに繋がる小腸の一部、横行結腸の一部の切除術が
行われること、その中では盲腸も含まれているので
今後盲腸炎にかかることはなさそうですね(笑)
それと、お腹のリンパ節の切除もすると言われました。

入院して2回程した血液検査に異常はなく
腫瘍マーカーの数値も正常だと聞き、思わず

「先生、良性腫瘍の可能性があるんですか?」と聞く私に

間髪を入れる事無く
【癌です】との返事が……
腫瘍マーカーが正常な癌もあるそうです。

皆さんも血液検査が正常でも体調不良がある時は迷わず
セカンドオピニオンを受ける事をお勧め致します。

手術は3時間半から5時間位かかる事
全身麻酔と
術後の痛みを抑えるため背中にも麻酔を打つこと
(これは痛み止めで2日は外さない)

最近では手術中家族が待機する必要はない事

面会時間が14時から16時までの15分と決まっているので
時間外は家族でも面会は許されていません。

手術が始まると予め指定した人に電話連絡があり
終わると主治医の先生から終わりましたの連絡と説明がある事等の
説明がありました。

手術の承諾書に本人と長男、がサインして終了しました。

実のところ
長男は週末の3連休にお嫁さんの両親と岡山と山口に居る子ども達と
6人で旅行に行っていました。
なので心配をかけたくないので絶対に言わないでと次男には
固く口止めしていたのに

自分1人で抱えることは無理だと思った次男は兄に話していたようでした。

私は何回も電話をして来る長男には
盲腸らしいので心配要らないとラインに送っていたのに……

入院した日の2時過ぎに面会に来た次男は
目の下にクマを作っていて、
余り眠れてなかったのか
かなり心配していたようでしたね。
ネットで大腸癌について調べまくったらしいです。(´;ω;`)ウゥゥ

「何か必要なものは無い?」と聞かれたので

「すまほの充電器が欲しい」と言うと直ぐに1階にあるコンビニで
充電器とマスクを買って来てくれました。

新しい下着も欲しかったのですが
流石に男の子には無理だと思い、それは姉にお願いしましたが

後にそんな話をすると
「母親の物買うのに恥ずかしいこと全然ないよ」と
言ってくれたことが嬉しかったですね(´;ω;`)ウゥゥ

長男は手術当日の朝に熱が出て私に移しては大変だし
他の患者さんにもしものことが有っても大変なので
面会にはこれませんでした。
私に会いたかったのでしょうが

コロナの疑いもあり
(最近で発症後5日で外出出来るのですが)

次男から「絶対に行くなよ」と念押しの電話があり

入院中はこれませんでしたが
退院した2日目に食べ物を色々買って家に来てくれました。

次男は入院2日目に子供と一緒に病気治癒で有名なお寺に行き
御守りを貰って持って来てくれました。


主人と「極楽寺って、死んで行くところじゃないん」と笑いましたが
親を思っての気持ちが伝わってきて本当に嬉しかったです。

次男の子供は中学生以下の面会は出来ないので
下の待合室で待っていたと聞きました。
子供は色々な菌を持っているそうで
免疫が落ちた患者を守るためだそうです。







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