見出し画像

FIELD OF VIEW▶新曲▶ガラクタ(感想)

FIELD OF VIEW 29th Anniversary Liveから1週間が経とうとしている。
ようやくアーカイブを見ながら
新曲『ガラクタ』を何度も見返し聴いて居る。

1999年には既に制作されていたという。この曲が「今」歌われ発せられる事に
"FIELD OF VIEW"  "浅岡雄也さん"の歩んだ軌跡を僅かながらも感じ得た様に想えました。

男女の恋愛を思わせる様にも受け取れる歌詞は、不条理な波間に呑み込まれぬ様、泳ぎ続けた男の叫びにも想えてなりませんでした。

バンドとしての一度の解散から、どれだけの強い意志をもって泳ぎ続け、この日を迎えられたのでしょう。

ガラクタにならない
ライブ中、この曲の制作秘話を浅岡さんが話されておられました。
「3人揃った時、いつか出してやろうと思っ(て)た」
やはり…この人は凄い人だと思った。

仲間や周囲の人に助けられながらも、孤独な闘いを続けて来られたであろう。
浅岡さんが歌う姿から、私は時に緊張感や責任感、細やかな優しさを感じて居ました。
歌の素晴らしさは勿論ですが、浅岡さんから発せられる気迫の様なピリピリした感覚も好きになった要因の1つかもしれません。

ステージ上で、浅岡さんの姿を見ながら微笑む小田さんの揺るがぬ静の佇まいがとても美しく。

流れるような動きながら、実は躍動感が凄すぎて静止して居られる瞬間が殆どない小橋さん。小橋さんも小田さんが居られると何かが違う(笑)

浅岡さんが時おり見せる表情が青年の様で。

青く争い静となり
消えゆる事無き炎が赤く燃ゆる

青と赤のコントラストが始まりの合図の様に想えた。

『ガラクタ』
発売を楽しみに待っております。