夏の女神は水と星を司る Enigmatic Lady?
「春の佐保姫(さほひめ)」と「秋の龍田姫(たつたひめ)」呼ばれる女神方ほどメジャーではないかも知れませんが、夏と冬にも夫々その季節を司る女神さまはいらっしゃいます。
「夏の筒姫(つつひめ)」と「冬の宇津田姫(うつたひめ)」です。
因みに、冬の女神は他に「白姫」「黒姫」とも呼ばれているそうです。
今回は「夏の筒姫」を挙げます。
とは言うものの、先程も申しましたがこの女神様、春と秋の女神様ほど名前が知られている訳ではありません。
検索しても、それ程の情報を得られませんでした。
ただ単に、自分が探すのが下手なだけかも知れませんが(_ _|||)
取り敢えず、筒→「井筒」、つまり井戸から生じているとのこと。
水の恵みを具現している。
暑さの中で喉をうるおす水と関係しているのではないかとの指摘もあるそうです。
後、筒と言えば『筒』の名を関した神様が、他にもいらっしゃいます。
底筒男命(そこつつのおのみこと)、中筒男命(なかつつのおのみこと)、表筒男命(うわつつのおのみこと)の三柱の神です。
「住吉大神」として知られている海の神、航海の神ですね。
で、この「筒」は「星」で、それもオリオン座の三ツ星をさしていると言う。
とするならば、「筒姫」は「星姫」とも言えるのかも知れません。
水の恵みを体現した星を冠する姫である「筒姫」
なかなかに謎めく姫君ですね(⋈◍>◡<◍)。✧♡
追記
写真は以前参拝したことのある沼津市井出の弁財天様をお祀りする神社の一部(手水舎?)です。