確かに、生きていた
愛猫が亡くなる話しなので、読みたくない人はバックでお願いしますね。
11/27 4:30
17年間一緒にいた 愛猫の ももが息を引き取った。
夕方まではヨロヨロと歩いていて、ささみのゆで汁もすこし飲んでいた。
でもやっぱり脱水だったので、気持ち悪いんだろうと思って点滴をしに病院へ連れて行った。
でも26日の朝からいつもと違う鳴き方で鳴いていた。
甘えるような、寂しそうな声だった。
今月頭から体調を崩し気味で、ごはんを食べなくなったら好物のささみをあげていたけど
だんだん汁ばかり飲むようになって固形はあまり食べなくなっていた。
その時から、なんとなく覚悟をしていた。
26日、病院に連れて行った後に容体が急変した。
立ち上がることが出来なくなっていた。
水も飲みたそうにするけど、顔を近づけるだけでやめてしまっていた。
口の中も何となく痛そうで、食べられない感じだった。
おしっこもトイレまで行けなくて、その場でしていた。
体温もかなり低い様子だった。もう長くないと感じた。
その晩はずっと一緒にいようと思って、ももの隣に布団を敷いて寝ていた。
たまにももが小さな声で話掛けてきたので、その度に ちゃんとここにいるよと撫でてあげた。
午前1時に私の腹の上で寝かせていた。
その時にわかった。彼女の命はもうすぐ終わってしまう。
私の腹から降りようとするので、移動させた。
力が入らないのか、そのままおしっこを漏らしてしまったが目を離してしまったら逝ってしまうかもしれないと思ってティッシュで拭くだけにしていた。
どうしてもどこかに移動したい。
彼女の身体を支えてやった。でも苦しかったのだろう、
私の左手を思いきり噛んできて、かなり深い傷を残された。
菌が入るといけないので、急いで洗い流して、消毒液を掛けた。
2時過ぎ、彼女の呼吸の仕方が変わった。
もうだめかもしれないと夫を起こした。
こんな時に眠くなってしまった私を少し寝かせてくれた。
私は寝たり起きたりを繰り返しながら、ももを2人で撫でていた。
ももの心拍がかなり早くなっていた。
呼吸もどこか苦しそうで、目は遠くを見つめ生と死の間を彷徨っていた。
私は泣き疲れ、少し目を閉じて向こうを向いてしまっていた。
眠りにつきそうになったとき、夫が慌てた声で私の名前を呼んだ。
私は瞬間を見届けられなかった。
夫がももの最期を見届けてくれていた。
私は呼ばれてすぐに彼女にキスをした。2人でありがとうと伝えた。
今まであったエネルギーがすっかりなくなって、すぐに冷たくなった。
私はぐったりとした彼女を抱きかかえて、頑張ったねと声をかけた。
最後に、ももを病院に連れて行ったことは間違っていたんじゃないかと思ってしまっていた。
どちらにしろ結果はかわらなかったかもしれないけど
それだけが心残りだった。
私が引き取ったからには、悔いのないようにしたいと思っていたけど
なんだか間違ってたんじゃないかって考えてしまう。
Twitterのフォロワー様たちに、たくさんの言葉を頂き
すこしだけ報われたように感じます。
私は彼女と過ごして、とても幸せでした。
きっと彼女も、いい猫生だったと思ってくれてると思いたい。
火葬を終え、四十九日までは自宅に遺骨を保管し、のちに納骨をします。
分骨していただいた歯と爪は小さな骨壷に入れて手元供養しようと思っています。
うちのももを可愛がってくれたみなさま、本当にありがとうございました。
沢山の方に愛された、ツンデレなももでした。
きっと、彼女は幸せだったと思います。人と犬が大好きな猫でした。
わたしも必ずそっちに行くので、その時までは自由に遊んでください。
また、会えた時には腕枕をして、あなたにたくさんキスをしてもらうからね。
朝と晩、聞こえていた大きな鳴き声がなくなってしまった生活
寂しいですが、少しずつ受け入れて 前を向いていければと思います。
ここまで読んでいただいた方、ありがとうございました。
どうか、たまにでいいのでももの事を思い出してくれると嬉しいです。
\笑顔がへたくそねッ!/
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