お笑い芸人さんを尊敬する話
おはようございます!
前回は笑いの効果について記事を書きました。↓
そこで今回は、人を笑わせることについて私なりに思うところがあるので少しお話したいと思います。
私ね、お笑い芸人さんって本当にすごいと思うんですよ。
なぜなら人を笑わせることって一番難しいことだと思うから。舞台上でやる側からすると、悲劇やほかのどんな内容のものより喜劇が一番難しいと思うんです。
まず、観客が笑うためには相当なリアリティが必要なんですね。
リアリティというのは役としてどれだけ今この場所でそれが起こったかのようにアクティングできるかと言えばいいかもしれません。
演者はこのあと何が起こるのか、相手役が何を言うかは台本があるのでもちろん知っています。しかし知ってはいても、目の前で起こったことを初めて見たり初めて聞いたかのように反応する新鮮度が必要です。そしてなおかつ自分自身ではなくしっかり役に成った状態で相手に反応しなければなりません。
このリアリティがすべての芝居の出来不出来を決めるといっても過言ではないのですが、観客に笑ってもらうには特にリアリティが強くないとダメなんです。
観客を笑わせてやろうと必要以上に意気込んだり、わざとらしい演技は確実にシラケます。観客も気づいてしまうので。
若手のお笑い芸人さんのネタを見ているとわかりますよね…
もう一つ大事なのは言うまでもなく“間”。コンマ数秒ずれると一気に笑いの量が減る“間”です。
喜劇などは特にこの“間”が大事とわかっていてたくさん稽古するのですが、ベストなタイミングでアクティングするのが本当に難しいんです。センスもあるのかな、なんて思ったり…。
笑わそうと一方的に暴走すると観客を置いていくことになるし、でも笑わせるためには勢いと爆発力は必要だし、そんな中でも緻密に間は計算しなきゃいけないし…
それを詰めこんだうえでテンポを崩さずあれだけ笑いをとれるお笑い芸人さんたちは本当に凄いと思います。
そして絶妙なリアリティと間を体得しているからこそお笑い芸人さんはドラマなど俳優の仕事もこなせるのだと思います。
来週にはキングオブコントもあるので少しこんな見方をしてみては?
‥こんなふうに分析しながら見てたら面白くないって?
その通り。普通に、何も考えずに見てください😅それが一番です。私もそうします(笑)
以上、お笑い芸人でもなければ喜劇役者でもない私が勝手に解説した“笑い”でした。その界隈の方すみません(;・∀・)
ちなみに私が一番尊敬するのは小島よしおさんです。理由はまたそのうち…!
ではまた!