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【読書ノート】『絵里のエイプリル』(『我が家の問題』より)

『絵里のエイプリル』(『我が家の問題』より)
奥田英朗著


絵里は、高校3年生。
弟の修平は高校1年生で、
専業主婦の母親と銀行員の父親博士の家族4人、平和に暮らしている。と思っていた矢先、母方の祖母から電話を受けた。

祖母は、電話口の絵里を自分の娘と勘違いして、博士との関係性について、早まるなと注意する。
電話口にいるのは、絵里であることを伝えると、祖母は、バツの悪そうな態度で、電話を切る。

「エイプリル」(4月)は新たな始まりや春の再生を象徴すると考えられている。自然界では植物の芽吹きや動物の活動が活発になる時期です。

夫婦関係に問題があると子供はぐれるといわれているのだけど、そうでもないのかもしれない。むしろ、結婚制度には無理があるのかもしれないということなのかな。

物語の主題は何か?
親も限られた人生を歩んでいるということを認識できた時が、親離れの時なのだろうなあと思わされた。

法事の後のよくわからない食事会は、離婚の原因にはなりえるだろうなと思ったりはした。

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