「脳にいいこと」だけをやりなさい!
「脳にいいこと」だけをやりなさい!
『「脳にいいこと」だけをやりなさい!』
マーシー・シャモフ著
茂木健一郎訳
茂木さんの新刊だと思っていたのですが、著者のマーシー・シャモフは
米国の自己啓発セミナーカリスマコーチ。世界的なベストセラー「ザ・シークレット」にも登場しているとのこと。
脳を活かした生活を実践することで、幸せに人生を送ることができるのだ。
「人間の行動の90%は習慣による」なので、幸せになる考え方をするひとは常時幸せで、不幸な考え方をするひとは常時不幸になってしまう。
「人は一日に6万個の物事を考えていて、その95%は前日も前々日も考えていたこと」なのだという。これが、いわゆる無意識の領域なのかもしれない。
だから、考え方や行動パターンを意識的に変化させることによって、人間は前進していくということなのだろう。
「脳が幸せを感じられるのは"今"だけ」なので、この"今”を感謝して生きていくことを積み重ねていくことによって幸せな人生を築いていくことができるのだ。。
「幸せだから感謝するのではなく、感謝するから幸せになっていく」
たしかに、ありがとうのひとこと。そして自分が笑顔でいることで廻りのひとの態度に変化を感じる。
脳の中ではいろいろな物質がつくられている。そのなかには、エンドルフィン(鎮痛作用)、セロトニン(不安を鎮める)、オキシトシン(結びつきの気持ちを生む)、ドーパミン。。それらは、日々の行動の如何によって分泌されるらしい。
幸せな人生を送りたいと考えたとき、脳の働きは非常に大きいということなのだろう。
本書には、様々な、幸せに生きていくための、具体的な行動手順が紹介されていて、面白い。