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かりそめ一人暮らし日記(2024.2.3)

夫が2泊3日で南国へ社員旅行に出かけた。
娘も息子も、絶賛、大学の後期試験中で帰省の予定もなく、私は一時的に一人暮らしの環境を手に入れた。
若いころに一人暮らしを経験していないので、暮らし馴れた場所で一人で過ごす時間は「ハレ」の日なのだ。

せっかくの「ハレ」の日は、記録して残しておきたい。

1 午前6時のマックでびっくり

午前5時半、夫をバスの集合場所まで送る。
まだ夜が明けぬ真っ暗な道を車で走るのは久しぶり。気温は2度。薄着でランニングをする人や歩く人がいる。

夫が集合前に朝ごはんが食べたいというので、24時間営業のマックに寄る。私はこの後別の場所に朝食を食べに行くつもりだったので、ホットのカフェラテだけにする。
供されたお盆を見て、一瞬目を疑った。
この寒いのに、アイスカフェラテが出てきたのかと思った。

まさかのアイス!?

恐る恐るグラスに触れたら、温かかった。てっきり、コーヒーみたいな紙のカップか、スタバみたいにマグカップででてくると思っていた。
耐熱ガラスっていうものがこの世にはあるから、グラスでホットの飲み物がでてきても大丈夫。
でも、「グラス=アイス」という固定観念はなかなか捨てられない。

集合場所近くのコンビニに夫を降ろして、任務完了。
帰宅して空を見上げると、綺麗な朝焼け。

私のかりそめ一人暮らしスタート。

2 朝粥を食べに行く

友人Mちゃんのお友達が経営しているお店に朝粥を食べに行く。
このお店は不定期営業。昨日インスタで「今週末はオープンするよ」と告知されていたのは知っていた。
そしたら、今朝の午前5時、せわしなく出かける準備をする夫を横目に、ベッドの中でぐずぐずと、昨夜の「おっさんずラブリターンズ」の感想戦をSNSで追っかけていたところ、夜勤中のMちゃんから「夜勤が明けたら、朝粥食べに行きます?」とLINEが来た。
「行く行く行く!」
と、返信。思わず、先ほどまで見ていた切り抜き動画で牧に「初詣行きます?」と聞かれた春田と同じセリフを返してしまった。
以心伝心がうれしくて布団から飛び出した。

午前8時に待ち合わせて、一緒に朝早くから開いているスーパーで買い物をして、お店の開店時間と同時に行った。
「朝粥のほかにも、鶏肉飯と魯肉飯と山芋のグラタンもあるよ」とのこと。
どれも全部食べたいが、朝粥と魯肉飯のハーフ&ハーフにしてもらった。
朝粥は鶏だしで煮込んだ中華がゆ。おかゆの優しい味わいにラー油がピリリときいていた。
魯肉飯は、朝粥のトッピングが多すぎて、もはや本体が見えないほどだったけれど、スパイスが香る滋味深い味わいだった。
元気のでるブランチ。

朝粥
魯肉飯 朝粥の器が小さかったので、こちらに朝粥のトッピングを載せてくれた。

お店の名前は「漂流食堂」
キッチンカーなどで県内のイベント会場を回っています。

3 編み物とドラマと昼寝と

お店で長居して、たくさんおしゃべりして、満腹になって帰宅。
こたつに入って、昨日のドラマを3回目のリピート再生をしながら、編み物の続きをしていたら、突然の睡魔。2時間ほど昼寝。
「お昼どうするん?」とか「寝てるの?」などと聞かれることもないので、心ゆくまで爆睡。
起きたらまた編み物して、録画したほかのドラマを見ていたら、午後4時。
起き出して、コンタクトレンズを入れてピアノレッスンに行く。

4 ピアノレッスンと実家

月2回のピアノレッスン。今月1回目。
同世代のピアノの先生は、私のドラマ友でもある。二人とも「おっさんずラブリターンズ」にハマっているので、入室早々その話題で盛り上がる。
当然のごとく、そのテーマ曲を練習しているのだが、大曲過ぎて全然弾けない。実は2019年ごろにも一度練習していて、この曲で発表会に出ようとまでしていたのに、数年で楽譜をすっかり忘れ弾き方も忘れ、まっさらな状態からやり直し中なのだ。ドラマが終わるまでには、なんとか形にしたい。

実家に寄って、実母と妹と世間話をして帰宅。

5 豆まきと恵方巻き

豆まきの豆は、お正月が終わった1月半ば、お店に並びはじめたと同時に買っておいた。食品ロス対策だろうか、以前、節分の2月3日の夕方、仕事帰りにスーパーに寄ったら、豆は既に店頭から撤去され、そこがバレンタインチョコに取って代わられていた年があって以来、早めに買うことにしている。

今年も、七草がゆを食べた次の日に買った。
スーパーのイベント商戦が年々早くなる気がする。

一人なので、恵方巻きは小さいのを1本だけ用意。

今年は、一人暮らしなので、確実に無言で恵方巻きを食べ切れた。
そうこうしていると、今朝会ったMちゃんから「恵方巻きを食べています」とLINEが来た。
「しゃべっちゃダメじゃん」
とつっこむと、
「LINEだからしゃべってないよ」
だって。「しゃべってはいけない」の定義をデジタル時代に合わせるべきかなどと一人考える。
小さい声で「鬼は外」と庭に向かって豆をまき、豆を49コも食べたらお腹を壊すので、適当に食べて、本年の節分行事は終了。

お面付き豆

6 あんこを炊いたりする

夫がいないということは、夫がいると食べにくいものが食べられるということである。
例えば、フレンチトースト。
夫はべちゃっとした食べ物が嫌いらしく、お粥とかフレンチトーストを好まない。でも私は大好物。
せっかく作った料理を渋い顔をされながら食べられるのは嫌なので、あまり作らない。代わりに、こういう一人のときの楽しみに取ってある。

明日の朝ごはんはフレンチトーストにする。
夕食後、溶いた卵と牛乳、砂糖を混ぜた液に、食パンを浸してラップをして冷蔵庫に入れた。

それから、ぜんざい。
夫は「ぜんざいはおやつ」と思っていて、私は「お昼ごはんにしてええやん」と思っていて、意見が合わない。だからこれも一人で楽しむ。

早速、パントリーから乾燥小豆を出してきて、炊いた。
最近、小豆をゆでこぼさず、フライパンで煎る方法でやっている。NHKのあさイチで紹介されていたらしい。
煎った小豆を圧力鍋で15分加圧。
蓋を取ったら、いつもより水分が多くてシャバシャバしていたので、小豆と同量の砂糖を加えて、少し煮詰めた。
仕上げに塩をほんの少し加えてできあがり。
これで明日のランチはぜんざいが作れる。

煮詰めたのでつやが出た。

7 くつ下、完成

1月から編んでいたくつ下が完成した。
色のついた毛糸はKFSの「アイスクリーム」という名前の糸。白い部分は、100円ショップ(セリアだったかな)のソックヤーン。
次は、自分で色合わせをして、編み込みがしてみたい。

明日に続きます。

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RUMI
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