見出し画像

夏になると見たくなるドラマ

今年の夏は暑い。
これまで何十年と、寝る前にエアコンをタイマーを2時間後に切れるように設定にしていたけど、ついに今年は、タイマーの時間を明け方まで延ばしました。
昼間は言わずもがな。「外へ出るな」とスマホの通知が止まらない。
そんな日は、エアコンの効いた部屋でドラマでも見ましょうか。

夏が舞台のドラマで、私が一番好きなのは、NHKのドラマ「京都人の密かな愉しみBlue」の「「祇園さんの来はる夏」の回です。
NHKのドラマってとてもいいものがたくさんあるんですが、意外と知られていませんよね。前クールでやってた池田エライザさん主演の「舟を編む」も、とても素敵なお話で、毎回、楽しく泣きました。

さて、この「京都人の密かな愉しみ」はシリーズもの。京都の季節の風景と、そして住む人々の日常が垣間見えるドラマです。1話30分のミニドラマで一つの物語。「祇園さんの来はる夏」はその中でも、料理人や庭師、陶芸家の卵たちの物語。
海も山も水着もギラギラの太陽も登場しない。祇園祭のお囃子の音とともに、どこか懐かしい「日本の夏」を感じられます。
子どものころ、祖母の家で夏を過ごしたときのようなノスタルジーがあるんですね。

初回放送は2019年の夏だったそう。私は再放送で初めて見ました。
修行中の若者たちを演じた役者さんは、2024年の今では、見ない日はないほどの引っ張りだこの名俳優さん。
林遣都、矢本悠馬、毎熊克哉、吉岡里帆、趣里。
この5年間で、彼らが出演するドラマ、何本見たかな。ああそう、矢本悠馬さんはさっき話した「舟を編む」にも出てました。大河ドラマでもお見かけしました。林遣都くんはもう今、一番脂ののった俳優さんですね。
毎熊さんは、大河ドラマ「光る君へ」の直秀役がハマってましたね。ドラマの序盤で退場されて残念です。
趣里さんは朝ドラで人気を博しました。吉岡里帆さんと笑福亭鶴瓶さんの「しずかちゃんとパパ」は、見逃してしまって後悔しています。

話が逸れました。
ちなみに、私がこのドラマのキャラクターで最も憧れるのは、団時朗さんが演じる、京都に住んで10年のイギリス人文化人類学教授のエドワード・ヒースローさんです。若者たち、また京都人の生き方を、少し俯瞰した目で、優しく見守っているのが素敵なんですよ。

そういうわけで、この猛暑の夏は、家の中で「夏」を見ようと思います。

#猛暑の過ごし方

いいなと思ったら応援しよう!

RUMI
サポートいただけると、明日への励みなります。