日曜日記(2024.9.1)~淡路島西海岸へ
「ねえ、今日、どこか行く?」
日曜の朝、夫が唐突に訊ねてきた。
「急に『どこそこに行こう!』と言われるより、先に覚悟して言ったほうがいいと思って。〇〇(私のこと)がつまらなさそうな顔してたし」
特につまらない顔をしていたつもりはない。
「ああ、一日何して過ごそうかなあ」
と、ぼんやりと考えていただけだったのけれど。
この夏は、私は娘と海外旅行をするために、夫は息子とIT系のイベントに参加するために、それぞれが別の日にまとめて夏の休暇を取ったおかげで、例年のように、どこかで2人で日を合わせて休みを取ることもしなかった。
台風も過ぎ去り、天気もいい。じゃ、ひとつドライブでも行くかと、スマホで行き先をあれこれ探す。
高知、香川、岡山、愛媛、姫路と日帰りできそうな、いろんな候補が出たが、今回は淡路島の西海岸へ行くことにした。
淡路島の西海岸には、新しい飲食店や宿泊施設できていて、若者や家族連れで賑わっている。
瀬戸内海や播磨灘の穏やかな海沿いに県道が通っていて、そこをドライブするのが気持ちいいのだ。最近は「アワイチ」と言って、自転車で淡路島の海岸線を走るのも、はやっているらしい。
株式会社パソナグループが中心となって、淡路島の再生に取り組んでいるのだとか。
青空の大鳴門橋を渡る。
渦は巻いてなかった。
トイレ休憩に、淡路島南サービスエリアに入った。
天気がいいので、3階の展望デッキに上がる。
階段の途中で、「リフレッシュルーム」なる部屋を見つける。
入ってみたら、とても良い部屋で驚いた。
エアコンが効いていて、畳で横になることもできるし、マッサージチェアに座ってくつろぐこともできる。なんとマッサージチェアは無料。
「ドライブはやめにして、ここで1日中過ごしたい」と思いはじめる。
『マッサージチェアは1人15分まででお願いします』の張り紙を見つける。独り占めはいけませんね。
撤退しましょう。
1階のフードコートでおやつを食べる。
これは「ととたまスティック」
「とと=魚」のすり身と「たま=玉ねぎ」を混ぜて揚げたもの。
かまぼこをフライにしたような感じだそう。
お土産もの売り場を散策。
淡路島の西海岸へは、明石海峡大橋に近い淡路ICを降りて、県道31号線を南へ下る。
途中、道の駅あわじへ寄ってみる。
ここは明石海峡大橋の真下。
マンホールのふた。ポケモンのキャラクターが描かれている。
淡路島の名産といえば「玉ねぎ」
当然、大量に売られている。
おやつを食べましょう(また!)
アイスチョココルネを夫と分ける。
カッチカチに凍ったチョコ。東海道新幹線の固いアイスクリームを思い出す。冷たくて美味しかった。
県道31号線を南へ。海岸沿いを走る。
淡路シェフガーデンへ到着。
お昼ごはんを食べる。
たくさんあって迷った。
ジャンクフード好きの夫は、ホットドック。ソーセージが2本。ピリ辛のソース。
私は野菜の和のスパイスカレーとピクルス。
ちょっと辛め。白味噌やしょうゆが入ってまろやか。ピクルスも酸っぱすぎず美味しかった。ごちそうさま。
風が吹いて、暑さが和らいで心地良い。この夏行ったシンガポールの気候を思い出す。
さて、つぎは「のじまスコーラ」に向かう。
休校になった小学校を改装してできた施設。
かわいい! 小学校の建物の面影はありつつも、おしゃれな建物にリノベーションされていた。リゾートホテルのような外観。時計台がとてもいい。
施設の庭にアルパカが飼育されているかららしい。
アルパカさんは、餌やり体験の人に紛れて姿が見えなくて、撮影できず。
玉ねぎ詰め放題500円。
やってみた。
夫と二人暮らしなので、使いきれそうな小さめの玉ねぎを選ってぎゅうぎゅうに詰めた。
小学校だった名残。
大きなトンボが飛び交っていて、ふいに秋を感じる。
淡路島の西海岸ドライブも最終地点へ。ピクニックガーデン。
3時のおやつに、アイスクリームを食べる。(食べすぎでは?)
淡路島牛乳のミルクと淡路アイランドロースターズコーヒー。美味。
帰宅して、大きな玉ねぎをステーキにする。
右がふつうサイズの玉ねぎ、左がスーパージャンボ玉ねぎ。
レシピはこちら。
20センチのフライパンで焼こうとしたら、玉ねぎが大きすぎて、スライス2枚が入らず、急きょ26センチのフライパンに移動させた。
玉ねぎの層1枚が肉厚で、噛むと甘い汁が溶け出す。噛み応えもあって、1枚でお腹いっぱいになるステーキになった。
淡路島、満腹旅だった。まだ、寄れていない施設もたくさんあるので、また行きたい。