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日曜日記(2022.2.6) ~お疲れから回復中のRoomy Days

暦の上では春だけれど、一向に暖かくならない。
昼間、晴れた空に、白い塵のような雪が舞った。まだまだ寒い。

1 肩・首こりはうつる?


1月末から始まった娘の受験行脚が、ひと段落した。ひとまずは結果を待つ。車の走行距離は約700キロ。夫と半分ずつの運転して350キロ。もともと車ではあまり遠出をしない上に、このご時世、出かけること自体が久しぶりで、慣れない運転にかなり疲れた。

そのせいだと思うが、1週間前から肩と首が痛い。今まで経験したことのない痛さ。首が回らないし、机に腕を置いているだけで、肩がビリビリと電気が走るようにしびれる。うつむくと首の付け根に激痛が走り、本を読むことも、ピアノの練習も、パソコンのキーを打つのもできない。数少ない健康的な愉しみだった編み物と料理もできなくなった。
私は何を心の糧に生きればいいのか。
結果、欲求不満のはけ口を食い気と眠気に全振りした。アイスクリームにケーキ、お酒、スナック菓子、そしてこたつで昼寝。おかげでせっかく戻した体重がまた増えた。

病院に行ったり、マッサージに行ったり、YouTube動画でストレッチしたり、カイロで温めたり、ひたすら養生に努めたら、日曜の朝、首の痛みが軽減していた。振り向いても痛くない。うつむくとまだ少し痛いが日常生活に不自由がなくなった。
「やっと治った!」
ベットの上で万歳したら、隣で夫が、
「あ、いたたたた……」
と、泣きそうな声を上げる。
今度は夫が首を痛めた。痛くて首が動かないと言う。マッサージすると、肩甲骨や首回りがカチカチにこっている。これは、私の1週間前と同じ症状ではないか。
首こり・肩こりも、家庭内感染するのか!?
まあ、そりゃそうか。夫も私と同じように娘の受験に奔走していたのだから、同じような症状になるのは当たり前。
ただ、私は渦中に体調を崩すタイプだが、夫は片付いてほっとしたあとに体調を崩すタイプだから、時間差できたのかも。

「ママもパパも疲れたよ」
と、ぼやいたら、娘から
「試験を受けた私の方がずっと疲れたんだから!」
と「疲れたマウント」をとられる。
17歳の娘と、その倍以上の年齢の私たち、どっちが体にガタがきてるか分かってる? もうちょっと労わってくれない? 
まあ、多分、申し訳ない気持ちはあるのだろうけど、素直に言えないのかもしれないな。(そういうことにしておかないと、心がもたない)
 

2 美容院でスッキリ

月1で美容院に行くことにしているが、いろいろと警戒して、1月は美容院に行けなかった。白髪は伸び放題、髪の毛は爆発寸前。

前夜から、ヘアスタイルをネットで検索したりして、心待ちにしていた。
はい、どん。(帰り道、風が強くて乱れてしまった……)

髪全体をアッシュトーンにしてもらった。ハイライトも多めに入れた。
全体的に、髪色が明るくなった。
久しぶりに家族以外の人と長時間話せて、心も明るくなった気がする。明日から、また仕事のヤマが来るから、気合も入る。

3 母の誕生日で親友の命日

母の誕生日だった。
近所の花屋でパンジーやガーベラなどの花の寄せ植えを買って、実家へ行った。母は今、韓国ドラマにハマっている。なんでも、動画配信サービスに3つも入っていて、1.5倍速で見ているらしい。よく理解できるものだと感心する。今日も新しい番組を探して、リモコン片手にテレビの画面にくぎ付けになっていた。
「お父さんまでハマっちゃって」
ふだん時代劇しか見ない80歳の父までハマったらしい。昨夜は12時まで二人で見たという。楽しみがあって、元気で何より。
それにしても、韓国ドラマは一体どれほど面白いんだろうか。非常に気になるが、一旦、見始めると私も絶対沼にハマる自信がある。近づかないようにせねば、日常生活を侵食するのは必至。
母は、プレゼントした花を愛でるのもそこそこに、新しいドラマを見始めた。早々に退散する。

そしてもう一つ。母の誕生日は、私たち夫婦の親友だった友人の命日。27歳だった。心の中で手を合わせ、彼を思い出す。母の誕生日、そして親友の命日。この日は「私たちは、たまたま生きている」のだと思い知らされ、生きていることに感謝する日。

4 チューリップで春を感じる

帰りに寄ったスーパーでチューリップが安く売られていたので、買う。
少しでも春に近づきたいのだ。

5 母ウーバー

「どうしてる?」
離れて住む息子に聞くと、
「試験勉強とか家事とか」
との返事。大学の後期試験の真っ最中。理系は試験が難しくて、かなり苦戦している様子。落第しないかハラハラしながら遠巻きに見ている。
勉強と家事の両立は大変だろうと、
「晩御飯作って持って行こうか?」
と尋ねたら、
「お願いします」
意外と素直な返事が返ってきた。

幸い、肩の調子も良くなって料理ができるようなったし、家族のためならと気力も湧く。
1時間ほどかけて、数品作る。
メインディッシュはビーフ・ストロガノフ、いわゆるハッシュ・ド・ビーフ。野菜サラダとHARCOさんに教わったNINJINサラダも作った。

タッパーを袋に詰めて息子へ届ける。母ウーバー。
ついでにスーパーで、レトルトカレーとスパゲッティソース、たい焼き、チキンライスの素などを買って、一緒に持って行く。
母ウーバーは、おまけが多い。
いつものごとく、息子から食べた感想などは来ないけれど。

6 フライパン・タルトタタン

果物好きの息子の好物、フライパンで作るタルトタタン。リンゴとホットケーキミックスと卵と牛乳があればすぐにできちゃう。

砂糖をカラメルにしたところにリンゴを並べて少し焼き、卵と牛乳とホットケーキミックスを混ぜた生地を流し込み、蓋をして焼くだけ。
ビーフ・ストロガノフを煮込んでいる間にできた。

7 時代小説でミステリー小説

ネットで作者の米澤先生のインタビュー記事を読んで、読んでみたくなった。直木賞受賞作「黒牢城」

小説のハードカバーは結構お値段がはるので、いつもは文庫ばかり買うけれど、夫が米澤作品のファンなので、夫も読むからという大義名分を引っ提げ、書店に買いに行った。

時代小説なのにミステリー小説。1粒で2度おいしい小説。
主人公の荒木村重の周りで起きる、いくつかの不可解な事件を居城、有岡城の牢に幽閉した黒田官兵衛と解いていく。
まだ読み始めたばかりで、謎は1つしか解明されておらず、いま2つめの謎がでてきたところ。小さな謎の数々が実は大きな謎の伏線になっていたりして。続きが気になる。

先週はあちこち出かけたけれど、また当分ひきこもりになりそう。そろそろ編み物も再開したい(じゃないと春が来ちゃう)

運動不足と肩こり予防に、オンラインヨガを再開しようかなあと思ったりする日曜の夜。

では、また来週の日曜日記でお会いしましょう。

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RUMI
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