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’22.5.8 東京11R NHKマイルC GI


◎ ⑱ ダノンスコーピオン
◯ ⑬ ジャングロ
▲ ④ セリフォス
▲ ② ソネットフレーズ
★ ⑮ オタルエバー
△ ⑰ ステルナティーア
△ ⑯ プルパレイ
△ ⑨ ダンテスヴュー

馬場前提:良

三連複F ⑱⑬ - ⑱⑬④②⑮ - ④②⑮⑰⑯⑨
馬連N
⑱ - ⑬④②⑮⑰⑯
⑬ - ④②⑮⑰⑯
ワイド
⑱ - ⑬④②⑮
⑬ - ④②⑮

ダノンスコーピオン
前走のアーリントンCを振り返る。走破タイムは1分32秒台で一見速く思えてしまうが、馬場が相当速いことからも平凡である。(ただラップ的には厳しい流れで。)そのため、阪神がベストの適性であればそれほど評価はしないが、血統的には本当に阪神に向いているのだろうかという疑問がある。むしろ東京向きではないか。仮にそうであればこのレース内容は十二分に評価できる。血統表には母父父にSadler’s Wellsの文字が目を引き重厚そうにも見えるが、母父 Sligo Bayは米国の芝GIで勝利しているのでそれほど重厚な血統ではない。昨年のシュネルマイスターもSadler’s Wells持ちであるが軽い東京芝も走れている。また、馬体やフットワークは一流馬のものであり、適性さえマッチしていれば好勝負は必至である。本命としているが、もう一頭どうしても買いたい馬がいるため、今回は2頭軸の1頭目とした。

ジャングロ
2頭軸のもう一頭はジャングロ。前走のNZTでは逃げて渋とく差し返したように見えるが、真剣に走ったのは最後の直線だけではないだろうかとも見える。それを裏付けるように、これまでのスプリント戦のラップを見ても驚異的な持続力を示す。さらに血統的には中山よりもむしろ高速東京向きとみる。父は米で活躍した快速馬のMore Than Readyで、Halo含めいくつかのスピード因子が入っている一方で、母系にはVice Regentも入っており、総合的にはスピードと持続力が高く、高速馬場への適性が高い。つまり、マイルでもある程度押し切れる可能性はあるのではないか。展開としては番手に控える競馬もできるが、先行する馬もそれほど多くないので自然とハナを切る形になることもある。先行有利なレースであるため前残りも十分ある。高い持続力と高速血統に期待して対抗とした。

セリフォス
まだ東京を走ったことがないこの馬の取捨がポイント。血統的には十分走れると見ているが、ダイワメジャー産駒だけにやはりベストは阪神だろう。東京コースを得意とする一流の古馬のマイラーの父がダイワメジャーとは最近はあまり聞かないので、ダイワジャー産駒を本命にするのはリスクがある。また、新馬戦、新潟2歳S、デイリー杯と後半ロングスパート戦は得意だが、ハイペースの持久力戦はそこまで得意ではないという可能性もある。ただこれまでの実績も踏まえて三番手とした。凡走リスクの可能性も相当にある。

ソネットフレーズ
前走のデイリー杯では、最後の直線でコースどりに迷いながらも馬場の悪い内側からL2F推定10.3で抜けてくる辺りはかなりのスピードを持っていることがわかる。血統的にはコース・馬場適性が非常に高く、エアグルーヴが曽祖母にいる牝系で非の打ち所がない。鞍上は横山武騎手。世間評判的には横山武騎手は調子が悪いことになっているが、ナミュール、キラーアビリティなどは騎手ではなく騎乗馬の適性の問題で凡走したと考えている。今年のキャロットの有力馬で四度目のGI、ダービーの前にここで勝利して本人も安心したいところだろう。長期休養明けの影響がリスクとしてはあるが、ノーザンファームがしっかりバックアップしており、心肺機能も十分出来上がっているようで万全の体勢とみる。データ的には不利であるものの、馬券圏内なら十分可能性はある。

オタルエバー
1週前と当週の追い切りのタイムが悪かったが、栗東坂路が重い馬場だったので仕方がない。印象深いのは新馬戦で、他を寄せ付けない圧巻のレースだった。力強くリズム感のあるフットワークからは能力の高さが垣間見える。穴で来る可能性のある一頭とした。データ的には消しだが、血統的にも高速馬場への対応は可能でどういうレースをするか楽しみにしている。

プルパレイ
前走のファルコンSは馬場差を含めたタイムから推定すると古馬重賞クラスで、さらにラップも激流で相当レベルが高い。中京でマイルCが開催されていれば間違いなく馬券圏内だろう。今回は東京に変わるがどうか。クロッカスSでも上がり32.5の最速で上がってきたが、トーシンマカオに逃げ切られたのは頂けない。ただ十分上位を狙えるほどのポテンシャルはあるのでおさえる。デムーロJによると気性面が難しいとのことだがどうか。

消し インダストリア
昨年のNHKマイルCの覇者 シュネルマイスターと同じローテーションだが、これまでのレースぶりを見てもシュネルマイスターほどのレベルではないと見る。レーン騎手が騎乗するため、人気先行で面白味もない。また、新馬戦ではあるが、東京コースでモカフラワーに負けているようでは心もとない。

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