'21.12.12 阪神11R 阪神JF GI

◉ ⑰ ナミュール
◯ ⑬ ウォーターナビレラ
▲ ⑯ ベルクレスタ
★ ① ナムラクレア
△ ⑧ ステルナーティア
△ ⑩ サークルオブライフ
△ ⑮ ダークペイジ

馬連流し ⑰ - ⑬⑯①⑧⑩⑮
馬単流し ⑰ - ⑬⑯①⑧⑩⑮

ナミュール / Namur

|判断|
出遅れリスクや展開のリスクはあるが、能力・適性などから自信の本命とした。馬券としては馬連・馬単を中心にした。三連系は買わないこととした。能力の見極めが難解な2歳牝馬でリスクが大きい割には配当が低いためである。

|能力|
新馬戦では加速ラップでスピードと瞬発力、赤松賞では持続力と高いスピード能力を評価した。赤松賞では前半3F 35.9sのスローな流れを出遅れながらも1.33.8、上がり3F 33.0sで桁違いのパフォーマンスを披露している。
この時期にしては珍しく1F目以外のラップは11秒台と、心肺能力を問うラップであり、今年のこれまでの2歳戦の中でもトップレベルのレースとみる。
参考までに最初の1Fを除いて11秒台のラップを刻んだレース(2歳マイル以上)を過去四年でみると、故障していてかつピンポイント適性かもしれないルーツドール以外はいずれもGI馬である。(自身では11秒台のラップでは刻んでないが、それだけ厳しいラップのレースを出遅れながら勝ち抜いたということに価値があるのではないかと思う。)

2021年 該当レースなし
2020年 11.22 新馬戦 東京1600m ソングライン
    11.22 赤松賞 東京1600m アカイトリノムスメ
2019年 11.16 新馬戦 東京1600m ルーツドール
    11.16 スポーツ杯 GIII 東京1800m コントレイル
2018年 10.6 サウジアラビアRC GIII 東京1600m グランアレグリア

|血統|
ナミュールを気に入っている点の一つはハービンジャー産駒であるということ。欧州血統であるハービンジャーは、ノームコア、ディアドラ、ブラストワンピースなど中距離で活躍し、欧州系のパワーに加えてスピード豊かな産駒を輩出している。一方、母サンプルエミューズはキョウエイマーチの孫ということで血統的な奥深さもあり、そこにダイワメジャーとフレンチデピュティが入っており、スピードに加えてパワーも強化されている。短距離血統にも見えるが、ハービンジャーなど欧州血統※が上手く出ていれば中距離での活躍も期待できる。
※ キョウエイマーチの父はDancing brave

|適性|
阪神コース適性は不明だが、今の力のいる馬場は血統面から推定するプロファイルではクリアできている。チャレンジCで本命のアルジャンナは不発だったが、見極め方は間違っていないと信じているので改めて結果を見たい。

|展開|
この時期のレースは能力で決まるので、それほど気にはしていない。
GIで多頭数だけに比較的早い流れになりそうだが、それほど主張する馬もいないため、昨年ほど早くなくミドルペースと想定。
出遅れる可能性はあるが、二の脚は鈍くはないので最悪でも中団やや後ろからと見ている。スタートがスムーズであれば中団前あたり、もしくは先行の可能性もある。中団から差すケースであれば、TB(トラックバイアス)は外差し馬場なので、展開面・TB上は有利に作用する。

|騎手|
主戦は川田騎手だが、前走に続いて今回も海外へ遠征中。凱旋門ジョッキーのC.デムーロ騎手への乗り替わりには安堵したと言いたいが、リゲルSのエングレーバーの乗り方を見ると不安にはなる。ただこのレースで阪神マイルの乗り方を理解したと思いたい。

|調子|
最終追い切りでは、栗東坂路をしまい重点で11.8秒と僚馬を突き放した。気になるのは馬体重で、今回は長距離輸送はないため馬体重は増えることが望ましく、当日のチェックポイントの一つ。


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