見出し画像

’22.3.27 中京11R 高松宮記念 GI

◉ ① サリオス
◯ ⑰ メイケイエール
▲ ⑦ レシステンシア
★ ④ ライトオンキュー

単複 ①
馬連・ワイドN ① - ⑰⑦④

馬場想定:稍重

サリオス
稍重〜重馬場前提でレース適性度から自信の本命とした。(良馬場まで回復する場合は変更の可能性あり)

サリオスの実力を評価する上で重要なレースは2020年の毎日王冠である。衝撃的な勝ち方で、ここまで強かったのかと唸ったものだ。まさに圧勝とも言える内容で道悪では無類の強さを誇るのではないかと思った。血統からしても軽い馬場よりも重い馬場の方が高いパフォーマンスを発揮できると考える。一方、その得意な道悪だった大阪杯で負けているが、分析からはある理由が見えてきたが、詳しくはいえない。

距離適性についてはスタミナ豊富なハーツクライ産駒のためスプリント戦は普通の血統予想からでは適性外と見てしまう。母系を見ても一部のサイアーラインを除いてはスタミナ豊富な欧州血統である。ただ唯一Danehill 〜 Danzigに連なるサイアーラインが短距離血統であり、その血統が色濃く出ている可能性もある。さらに550kgの筋肉隆々の馬体を見る限りでは中距離馬よりもスプリンターとみる方がしっくりくる。

気性的にも、最近の行きたがる気性を考えればスプリント戦の方が向いている。また昨日の雨で馬場はスタミナを要する馬場になっており、マイル適性があるくらいの方が丁度良い。つまり、道悪スプリント戦なら、十分適性があるのではないか(いや、もしかするとベストな適性?)とみる。

展開については、早い逃げ馬がいるわけではないので、レイハリア、キルロード、もしかするとレシステンシアが逃げる可能性があるが、それほど速いペースにならない可能性が高い。そういった展開・コースレイアウトを加味すれば、ある程度前目につけなければ勝負にならない。そういった条件において、同馬はブリンカーも装着するということなので、比較的スムーズに前目につける競馬になると予想しており、展開リスクは低い。巨漢ということから、トップスピードに入るまでに時間がかかるので、理想的には直線半ば早めに先頭に立って粘り切るという展開が良いだろう。枠は最内だが、Bコース替わりということもあり、今日のレースを見る限りでは内外に見た目では大きな差がないため、問題ないと見ている。

前走の香港マイルでは地元のGolden Sixtyには負けたものの、日本馬最先着したように調子自体は良い。昨年夏に裂蹄した右前の蹄の調子も良く、最終追い切りでも美浦Wでラスト1F 11.0とこの馬らしい好時計を叩き出しており、休み明けとはいえ前走時並みの調子の良さと見ていい。

鞍上は当初は松山騎手だったが、怪我の治療のため石橋騎手となった。ちなみに堀厩舎ー松山騎手のコンビは、ダノンベルーガのコンビでもあり、堀厩舎の有力馬には松山騎手を当てるということと考えている。石橋騎手はGI経験が少なく心配だが、個人的にはそれほど嫌いではない。今回はラッキーライラックでのJF以来の5年ぶりのGI制覇のチャンスでもあり、インタビューのコメントからも気合が入っているのがわかる。ジョッキーとしての最大限のポテンシャルを発揮することを期待したい。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?