’22.1.16 中山11R 京成杯 GIII ☂️ハズレ
◎ ④ ヴェールランス
◯ ⑮ ロジハービン
▲ ⑫ サンストックトン
△ ⑤ アライバル
△ ③ フジマサフリーダム
△ ⑪ テンダンス
△ ⑩ オニャンコポン
複 ④
馬連 ④ - ⑮⑫⑤③⑪⑩
三連複N ④ - ⑮⑫⑤③⑪⑩
ヴェールランス:能力・適性から本命とした。
ロジハービン:未勝利戦でのレースぶりと血統には注目すべき点がある。能力面は未知だが、フットワーク含めて期待は持てる。適性は高い。
サンストックトン:スピードは劣るかもしれないが、持続力とこれまでのレース内容を評価
アライバル:適性は高いが、追い出してからの加速が鈍く中山ではリスク大。
|能力|
前走のエリカ賞ではサトノヘリオスに差し切られたが、あくまでも阪神コースでの結果なので勝ち負けは重要ではなくレース内容を確認する。3F目以降12秒前後を連発する淀みないペースで迎えた最後の直線では馬場の悪い内側で競馬をしてレコードタイム。タイム自体は馬場差を考慮すれば準オープンからオープンクラスのタイム並みだが、厳しいペースを加味すればそれ以上の内容。まだ十分な体に成長していない2歳のこの時期にしてはハイレベル。
中京で行われた新馬戦でも見どころはある。前半4F目までのペースはそれほど速くはないが、中京の定番である後半5Fではなく、後半6Fから急速にペースアップする持続ラップで心肺機能が問われるレースだった。相手が弱いと言ってしまえばそれまでだが、後続との着差を見れば厳しいレースというのがわかる。最後の直線では、他馬が柵にぶつかるアクシデントがありながらも、動じることなくテンダンスに対して勝利している。
以上、心肺能力・スピード・スタミナ共に重賞クラスと判断する。まだ初戦では折り合いを欠く幼い面を見せたが、2戦目では特に問題なかったので、気性面のリスクもそれほどなく、十分軸として信頼がおける。
|血統|
父はキタサンブラック、母は桜花賞馬ジュエラー。
インブリードは6代までで主要なものは、サンデーサイレンス3x4、Lyphard 5x5、Halo 4x6x5、Busted 5x6となっている。母系は母父はヴィクトワールピサ、母母Bardwinaは仏GIII ペネロープ賞(2100m)勝利馬で欧州系のスタミナ・持続力と日本の軽い競馬を走れるスピード血統が配合されている。特に欧州系の血統があるのはポジティブ評価。
父キタサンブラックは、先行力で押し切るパワー・持続力が勝ったイメージがあるが、血統的に見ればサクラバクシンオー(Princely Gift系)も入っておりスピード能力も秀でている。全体的には中距離で活躍できるスピード・パワー・スタミナを兼ね備えており、特に今の中山に対して適性の高いある因子がスピード能力を強く補っているので適性面では文句ないとみている。
|展開|
例年の同レースの傾向としてはスローペースとハイペースが混在している。多頭数だけにある程度ハイペースになる可能性もあり、その場合は差し有利。馬場が荒れてきた今開催はトラックバイアス上は「差し」有利。位置取りは前走と同様に先行馬群を見る位置につけるのではないか。ペースからすればやや前目かもしれないが、持続力の高さで十分カバーできる。スローペースよりも紛れの少ないハイペースの方がベター。また馬群が縦長になれば直線での不利を受けるリスクは低く、ジョッキーの影響は相対的に小さくなるのは良い。
|調子|
直前の追い切りでは栗東CWでラスト1F 11.3と抜群の伸びを見せており好調をキープしているが、当日の馬体重には注意したい。
|騎手|
先行できる脚質で乗り難しくはないので、その点は心配ない。あとはジョッキーの腕は不安があるが、最後の直線でバテる前の馬を交わしつつ、うまく捌けるか。