'21.11.21 阪神11R マイルCS GI

◎ ⑨ グレナディアガーズ
◯ ⑫ グランアレグリア
▲ ③ シュネルマイスター
★ ⑬ ダノンザキッド

買い目はレース当日に公開予定です。


グレナディアガーズ / Grenadier Guards
◎ 判断
他馬との能力差さえ見誤っていなければリスクというリスクは見当たらなず馬券圏内は十分可能性がある。血統・適性・展開面から本命と判断した。

◎ 能力
評価が高いレースは、当然と言えば当然だが朝日杯FSである。このレース自体は前半3Fが33.7秒の超ハイペースという中で、有力馬よりも先行するポジショニングで、直線で抜け出した後は押し切ってレースレコードを叩き出している。成績にはあまりムラがなく、堅実に走るタイプであり、どんなコース・馬場でも力が発揮できるという点が強みである。これは適性レンジが広いのもあるが、能力が高くないとできないという見方もできる。また心肺機能は非常に高い。相対的な能力差という面では、シュネルマイスターに対してはNHKマイルCで完敗しているので能力が落ちるということもある一面で捉えるとその通りだが、あくまで不得意な東京コースでの能力差である。阪神コースと今の馬場であれば一枚上手とみた。

◎ 血統
父フランケルは欧州を代表する種牡馬でサドラーズウェルズ系、母ウェイヴェルアベニューはBCフィリー&メアスプリント(米GIダ7F)の勝ち馬であり、ミスプロ系(MP)である。興味深いのは日本主流のサンデーサイレンス系(SS)を持たない割にはスピードに秀でた点である。おそらくMP多重クロスによりスピードが強化されているからであると見ている。4代まで遡るとMP系だけで4本入っている。母系からはスピード・パワー・持続力、父系からはスタミナ・パワー・持続力を受け継ぎ、父・母系のクロスも相まってスピード・パワー・持続力がバランスされた配合になっているということか。日本の芝で走る血統構成としては珍しいように思う。と思ったが、シュネルマイスターもSS系を持たない一頭。いずれにしても種牡馬で期待される血統だけに活躍を期待したい。

◎ コース・馬場適性
阪神コースは言うまでもなくベストコースである。血統的には力のいる荒れた馬場もこなせる、むしろ有利に作用すると見ており、適性に対しては他馬に対するアドバンテージとなると見る。

◎ 展開
サウンドカナロアなどの逃げ馬がいるため、例年以上にハイペースになると予想する。昨年以上に馬場が傷んでいるため、差し馬有利であり、中団位置がベストポジションと推測する。同馬は最近は控える競馬もしており、中団もしくはその少し前目のあたりのポジションではないかと予想する。スローペースのスピード勝負より、早いペースの方が向いているので期待できる。最後の直線スピードではディープインパクト系のスピードには敵わないが、展開面やコース適性が有利に作用する。

◎ 調子
休養明けの前走も適性が高くない条件ながら3着となり、今回が叩き2走目となる。中間の追い切りでも栗東CWで好タイムを出し、最終追い切りでは馬なりでテンポ良いリズムで走っていることから不安という不安は全くない。

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