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【研ぎ澄まされた群青】CROSS CENTURYⅡ Blue lacquer

開いていただきありがとうございます。
はじめましての方は初めまして。そうでない方も初めまして。
(……どこかで聞いた気が…あ、えm(((((
るありもでございます。
今回は初の単体レビューですね。
基本的に単体レビューでは自分が本当に大切にしているものしか紹介
しませんのでご容赦ください。
さぁ、何文字行くかな?


はじめに

最初のはなんだったんだ、って話ですが、「はじめに」。
今回紹介するのはCROSSのセンチュリー!ではなく..センチュリー2です。
これ、実は貰い物なんですよ。
友達が「なんか家から出てきたんだけどいる?」って言ってきて、
普通に状態も良かったので富豪かよって思いながら貰ってきました。
それがこのペンとの出会いですね。
とにかく、青色のラッカーが綺麗で、何と言っても奥深いんですよ。
特に特別な模様があるわけじゃないけどいくらでも見ていられる。
それじゃ、いろいろ見ていきましょうか。

レビュー

-スペック

スペックを紹介し、使い勝手、コスパ等を見ていきます。

全長     :約139mm
質量     :約28g
グリップ部直径:φ約9mm
重心(ペン先〜):約80mm
リフィル規格 :crossタイプ
素材     :真鍮 /内部に一部樹脂使用
表面加工   :ブルーラッカー
価格     :¥12100(定価)
機構     :繰り出し式単色BP
製造国    :アメリカ合衆国
ブランド   :CROSS

区切りのための引用枠

こんな感じです。
貰い物なんであんまり知りませんでしたが高いですね!!!
やっぱり富豪なのかな。その友達には感謝しましょう。
さぁ、スペックを細かく見ていきましょうか。
全長、質量、直径、ここらへんはちょうどいいですね。
長すぎず、程よく重くて持ちやすい。そんなふうになっております。
そこで重心、全長約140mmに対し80mmのところ。
そうです。全長に対し約57%の高重心。
私は高重心好きの変態なので大歓迎なんですが、高重心が苦手だよって人は筆記中、ちょっと疲れると思います
コスパ、ですが。高いですよね。
12000円。
でもまぁ正直買う価値はあると思います。
これはあくまで私個人の価値観でしかないのであまり気にしなくてもいいですが、本当にこのラッカーが綺麗なんですよ。
なので、その奥深さを手に取ってみたいという人は、
是非買ってみてください。

-歴史/ブランド紹介

crossというブランド、そしてこのペンについて、深堀りします。

1846年:アメリカのロードアイランド州にて創業。
    金銀の装飾のペンシル用ホルダーを作っていた。
1936年:"シグニット・ライン"を発表、"センチュリー"の前身となる。
1949年:機構上永久保証制度を導入。
1953年:"センチュリー"を発表。
1993年:"タウンゼント"を発表。
1996年:"センチュリーⅡ"を発表

これまた区切りのための引用欄。年数等、間違っていたら教えてください。

ざっくり説明するとこんな感じです。
どうです?江戸時代に創業した超老舗ブランドです。
センチュリーの前身となるシグニット・ラインを発表し、人気に。
クロスは新たに「センチュリー」を発表。このシリーズは、
シンプルで洗練されたデザインと、クロスの技術革新を代表するものとなりました。
センチュリーは、クロスが提供する品質の象徴とされ、
高級ボールペンや万年筆の中でも評価が高かいです。
特に1949年の機構上永久保証制度は、機構上の問題なら期限なく保証するもので、世間の強い信頼を得るきっかけとなり、他のブランドとの差別化もできたんです!
タウンゼントはセンチュリーと同じ高級ラインとして発表されました。
そんな中、今回紹介するセンチュリーⅡは1996年に発売されたものです。
元々「センチュリー」シリーズとして1950年代に登場した後、
その人気を受けて進化したバージョンなんです。

-デザイン

このとんでもなく美しいデザインを写真でお送りします。

aaaaaaaaaaaaaaaaaaaa綺麗っだ!
uuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuu美しぃiiiiiiiiiiiii
空って…………いいよね……………………。
暗いところでも映えるんだなぁこれが。

-インク/書き味

インクは、クロスタイプの特殊なリフィルに入っています。
リフィルに書いてある文字を写しますね。
「CROSS®️  medium 0720  8513 Made in China」
分かる人にはこの4桁の数字の意味がわかるのでしょうか?
私は「CROSS 中字 ?? ?? 中国産」としか読み取れません。
でも、書けばわかります。これがとてもいいインクだということが。
海外特有のヌラヌラ系(BPで普通言わない)高粘度インク。
これが気持ちいいんですわ。
国産のインクが好きな人は気に入らないかもしれませんが、
私のように海外製インクたまんねー!って言う人にとっては
最高のインクだと思います。
ただ、値段が高いんですよね。1210円。海外芯あるあるですね〜。
「国産しか勝たん…」 「そんなにお金がない……」
そんなあなた!救いがあります!
三菱鉛筆,uniの、「SK-8」という芯がこのクロスタイプのリフィルと
互換関係にあるんです!
国産だし値段も275円とやすいですね〜。
ま、私は元のインクが好きなので変えませんがね。

チョットかすれることもあるけど神インク

-分解

明るいなぁ。

パーツは少ないです。
これが、安定感の秘訣だと私は思っているんです。
構造はとても簡単です。
下軸から上軸を引っこ抜いて、コンバーターのようなリフィルの頭をくるっと外してはい終了。
このパーツの少なさ、「単純なんだな」と思えば悪いかもしれません。
でも、パーツが多くて複雑な作りのものほど、"壊れやすい"んですよね。
スペックのところで値段が高いという話をしましたけど、
その値段に合う「一生使える」が味わえるわけです。
さらにさらに、もし壊しちゃっても、crossには機構上永久保証がある!!
買って安心ですね(
機構に関してもうチョット細かく触れてみましょう。
ただ、
「下軸から上軸を引っこ抜いて、コンバーターのようなリフィルの頭をくるっと外してはい終了。」
本当にこの通りなんです。下軸と上軸は本当に引っこ抜くだけ。
リフィルも本当にコンバーターっぽい。
そしてそれ以上分解できない。
それが、センチュリーⅡの仕組みなんですね〜。
回転繰り出し式となっていて、下軸の銀と黒の部分、あそこが回ることによって、リフィルがペン先に繰り出されるんです。
ペン先のガタツキ等も全然ありません。

汚机
汚机②

リフィルのブレがないことがわかると思います。

-初使用時の再現

友だちにもらって、初めて鑑賞、筆記したときの反応を完全再現します。

友「なぁるありもぉ。なんか家から出てきたんだが、いる?」
る「え?いいの!?」
 (おいおいまってくれよコレ綺麗すぎるだろ。こんなのくれるのか!)
友「あ、うん、別に自分で買ったものじゃないしね.アハハ~~」
る「まぁじかぁ〜。ありがとう。」
〜帰宅〜
よーし、勉強するかぁ。あ、あのペン。
……
うわぁぁ〜やっぱり綺麗だな。
クロスか。センチュリーⅡかな?いやー美しい。
書いてみるかぁ。
「ふぁ!?」
なんだこれおいキモティーーーーーーーー
大好きな海外油性高粘度インク!!!
ふぁぁ〜
デザイン最高な上に書き味も最高…一軍確定かな?うんそうだな。

-まとめ

  • デザイン最高!!

  • 価格は高め

  • →見た目、インク、永久保証等から買う価値あり。

  • 高重心

  • ペン先のブレはない。

おわりに

やっぱり…良いペンですね.. 。
タイトルに、「研ぎ澄まされた群青」と、つけました。
群青という色はご存知ですか?
聞いたことはあっても、色をイメージできる人は少ないかもしれないです。

こんな色

「群青」というのは、日本の伝統的な色の一つで、鮮やかさよりも落ち着きや奥行きを感じさせる色なんです。その"奥行き"という言葉でしか表現できない美しさをこのペンは持っていました。
ただ一言に、"青"とは表せない、奥深い色なんです。
それは現物をじ〜っくり見ないと伝わってこなくて、
もう本当に、ぜひ、買ってみてください。
騙されたと思って、買って、見て、書いてみてください。
この色に触れて、感動する人が多くなれば、私も幸せです。
ところで、実はこの記事を書いている間に、フォロワーが40人を突破したんですよね。皆さん本当にありがとうございます。
まぁちょうどいいので、これを40人記念記事としましょうか。

こんな最後の最後まで読んでいただきありがとうございます!
また、会いましょう。

Good life and have a nice dream!

3522文字

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