Leicester City 序列
最終節までもつれた残留争いに敗れ、戦いの舞台は Championship へ。良くも悪くも準備期間が取れなかった今夏。それでも新監督マレスカを迎え、人員整理を進めている。
昨季からの変化は以下の通り↓
契約満了による7名の退団・主力の引き抜きと悲しいお別れが多いものの、新監督が必要とする人材を着実に揃えようとしている今夏。レスターにとっては久しい出入りの激しい夏になっている。
“戦術の浸透”に重きを置くマレスカ(以下指揮官)の元、狙いとするサッカーを表現しつつある現在。その中でリーグ戦、カップ戦を通して各ポジションの序列が見えてきた。主観にはなるが整理していこうと思う。
まずは現在のスカッドから(背番号順)↓
そして現状のフォーメーション↓
各ポジションについてもう少し細かく
画像にない選手については個人的な想いも
交えつつ追記してます。
GK
ファーストチョイスは新加入ヘルマンセン。ビルドアップの貢献度、開幕戦での決定機阻止含めハイパフォーマンスを見せている。しかし、ここ2試合はベンチ外。指揮官は「小さな問題」と言うものの長期離脱となればチームとしては痛いだろう。
他4人の評価に関しては大きい差はないだろう。ヘルマンセン不在時はトップデビューとなるストラーチクが起用された。そのため現状は若手を中心とする編成ということなのかもしれない。にしても3番手以降の面々が豪華すぎるが、、
ウォード
ロジャースに「うちには1stGKが2人いる」と言わせてみせた彼も昨季はその言葉を証明出来ず、シーズン後半にはポジションを奪われる形になってしまった。今季も3番手以降という現状である。Championshipでの実績を踏まえると噂もあがるかと思っていたが目立った噂もないままだ。個人的にはベテランとして残留して欲しい気持ちもあるが他から見れば贅沢なのかもしれない。
スミンス
GK陣では最年長。昨季の加入からまだ一度もプレーを見れていない。契約最終年、今夏残留としてもこのまま別れが来てしまいそう。
イベルセン
上の2人と同様、指揮官の求めるGKスタイルとは異なり、それ以上のストロングも見せれずにいる。クラブも移籍金を設定するなど売却する意向はあるもののオファーは届いていない。残る気持ちがあるのなら尊重はしたいが、より良い環境を選ぶのもまた1つだろう。
CB
PSMに負傷したもののピッチ内外で影響を与えるコーディ、開幕戦から好パフォーマンスを続けるファースが軸となるだろう。SBの人選次第ではドイルを起用。コーディ不在時はヴェスターゴーアが代役を務めた。
スーター
昨季終盤から序列が低下し、新監督となっても出場機会を得られていない現状。196cmの高さにChampionshipでの経験を考えると残留を願う気持ちもある。後述の彼より指揮官からの信頼を得られなかった理由は気になるところ。(退団希望なのかな?)
ヴェスターゴーア
話題の🇸🇦からのオファーを断り、再び5大リーグの舞台を目指す今季。1番現実的なのはクラブに残留し昇格に向けて貢献し、契約延長or他クラブのオファーを勝ち取ることかもしれない。
そのチャンスが早くも巡ってきたものの、それを掴むほどの活躍は出来ていない。でも昨季試合に絡めなかったことや、代役CBとしての役割を考えると個人的にはよくやってる方だと思う。セットプレー時のターゲットとしての怖さ、対人の強さは物足りなさを感じるが。
ネルソン
トップでの出場はないもののPL2開幕戦ではクリーンシート&勝利に貢献。マンCも目をつけているとか、何しろプレーを見れる日が楽しみ。
SB
偽SB採用のため、ペレイラは軸というか核。保持時は後ろが3枚になるためドイルがファーストチョイス。PSMでは左にペレイラ、右にカスターニュの形も見せている。ジャスティンも偽SBにトライはしていたが効果的かと言われると疑問が残る為、基本的にはカラバオ杯での起用法になってくると思う。
クリスチャンセン
怪我によりやや遅れたスタートとなったがシステム上どこまで試合に絡めるかは不透明である。誰よりも早く残留を示唆した発言があっただけに気持ちはあるかもしれないが🇮🇹からのオファーがあれば揺れるものはあるだろう。
カスターニュ
指揮官は残留を願うみたいだが、本人に気持ちが見えない以上は売却の話をまとめることの方が重要なのかもしれない。優れた対人能力、シーズンフル稼働も厭わないタフさ、何度も助けられた攻撃参加を持つ彼をこの舞台に置いておく事自体不思議なことなのかもしれない。
トーマス
アカデミーからクラブ一筋、U21EURO優勝メンバーの彼もクリスチャンセンと同じく難しい状況に立たされている。変化を続けるフットボールの中でSBの役割は多様化している為、隣の芝は青く見えるときも来るかもしれないが彼の旅立ちはもっと華々しくあってほしい。ここで頑張ってほしい。希望的観測でしかないが偽SBとか適応してくれないかな。
MF
もう1人の核となるウィンクスの存在は言わずもがなであるが、チョウダリーも指揮官から一定の評価を受けている。カラバオ杯ではSBとして出場し、対人の部分でも役割を果たしておりペレイラの代役としても彼の存在は大きくなりつつある。
IHはアカデミーからの期待の星KDH、新たな輝きを見せつつあるディディ、ポケットの取れるプラートが中心になるだろう。U20W杯得点王&MVPカサディの適正ポジションは把握していないが駒不足が否めない2列目を解決して欲しいと期待している。成長の場としてであろうがこのクラブを選んでくれたことは素直に嬉しい、クラブも見事な仕事ぶりだと思う。
スマレ
怪我で出遅れたとはいえ、PSM含め出場機会を得られずにいる。指揮官の構想には入っていないようでクラブも移籍金設定など売却の意思を強めている(噂は最近見なくなったけど)。昨季は一時期は先発に名を連ねる機会も少なくなかったこともあり、本人の心中が気になるところ。
WG
バーンズの後釜として、新たな10番として期待のかかるマヴィディディ。PSMからチャンスを掴んだマカティアとマディバドゥア。奇跡の優勝を知る1人オルブライトン。陣容としては整いつつあるが戦術上、個での違いを生み出す選手が必要になってくる。噂もちらほら聞こえてくるがどこまで実現できるか。
CF
システム上はビルドアップの出口になれるイヘアナチョが活きる形となっている。ヴァーディの心中は気になるところだがクラブの象徴であり、在籍12シーズン目の頼れるエースとしての彼への信頼は簡単には揺るがないだろう。
ダカ
加入から3季目も入団時からの序列は崩せぬまま、1試合4Gの記憶が実際よりも遥か遠くに感じる今日この頃である。噂のあがる🔵のクラブへの移籍が実際のものとなれば、、考えるだけで恐ろしい。頭は使おうとするけど実際は感覚派のストライカーなだけに残留するとて道は厳しいと思う。
最後に
昇格候補とは言われているがレスターの目標設定がいまいち理解ができていない。昇格争いをしながらスタイルの浸透を進めていければ申し分ないがそんな上手くいくような舞台ではないと感じる。現にリーグ2連勝はプレイヤーの質とある種の運で手にしたようなものである。自信を積み上げる今としては良いのだが長い目で見ると不安の方が大きい。まあ少し気の早い話でもあるため、もう少し様子を見ながら1戦1戦を楽しんでいきたい。
あとはデッドラインの近づく移籍期間。クラブに別れを告げる者には今後のキャリアの成功を祈る。このクラブを選んでくれた者には感謝しかないし目標達成に向けて期待する。私としてはそういうスタンスである。
こればっかりは本人の問題とクラブの方針の兼ね合いがある為、何ともいえないところだが上手くいくことを願う他ない。
ここまでたどり着いた方には感謝を
ありがとうございます
自分の思いを整理する場として
書けるときに書いていきます
2023-08-17 Ru_ta