【女性手荒れあるある】手荒れ持ちなのにネイルサロンに足を運んでしまった失敗談
ネイルといえば「マニキュア」しか知らなかったが、最近は「ジェルネイル」がトレンドだという。「ジェル」と呼ばれる液体を爪に塗り、UVライトまたはLEDライトを当てて硬化させる施術のことで、長くて2~3週間はネイルをキープすることができる。デザインが豊富で、長持ちする点が特徴だ。
初めてのネイルサロンは緊張したが、初体験だと伝えると、サロンの女性は丁寧に施術を説明しながら進めてくれた。おまけに、小一時間向かい合って間近で雑談しながらネイルをしてくれるので、仕事の話、恋愛の話、趣味の話、映画の話…色々な話ができるのですばらしい気晴らしになった。ほどよい距離感で話を聞いてくれる友人のようだ。しかも、店の決まりなのか、施術師はマスクをしているため、口元が見えない。おかげで薄い壁があるような気がして、私にとっては一層話しやすかった。お互い、目線は私の手元に集中しているため、目を合わせる必要がないのも、心が楽だった。
同世代の女性と、こんなにリラックスして話すのは久しぶり。ネイルはもちろん、話をしに行くことが楽しみになった。
それから2週間、そろそろ爪が伸びてきてネイルのデザインにも飽きてきたので、新たな施術をしてもらうために再びサロンを訪れた。ここで悲劇が起きた。新しいネイルを塗るためには、今縫っているネイルを取り除かなければなければならない。小さく切り分けたキッチンペーパーを1センチ角に折り畳み、リムーバーと呼ばれる「除光液」をしみこませる。それを爪の上に乗せ、爪を覆うようにアルミホイルをかぶせる。こうすることで、リムーバーが蒸発することなく、爪になじませることができる。ネイルサロンの仕事道具で、意外にも、キッチンアイテムが多く使われていることが面白かった。
そんな一連の施術を見ているうち、違和感に気づいた。手が熱い。と思ったのもつかの間、しまった!私の荒れた手だと、リムーバーがしみるんだと気づくべきだった!!
十本の指すべてにアルミホイルを巻き付けた後で大後悔。今更、外してくれなんて言えない。この施術の前に、一言、言えばよかった・・・でも言えない。
手が焼けるように熱い。指が震えてきた。このままどうなるんだろう?
ようやくアルミホイルを外してもらい、解放された。ネイルはほどよく浮いて、爪からはがれていた。これで一安心・・・と思ったら、さらなる地獄が待っていた。施術師の女性が取り出したのは、カニスプーンのような細長い銀色の道具。その先端で、驚くことに、爪の上に浮いている残りのネイルを削り出したのだ!なんてことだ!「ガリッガリッ」とおどろおどろしい音を立てて、さっきまで私の爪と一体になっていたネイルを、力を込めて削り落としていく。いや、これがネイルサロンにおいて必要な施術なんだろうけど、こんなに爪をいじめるの???それも、私のモンスターハンドの際の際、爪と皮膚の間に食い込む食い込む。よくこの呪われた手を、ここまで自由にできるな・・・手荒れを知らない人って怖い。さすがの私も危険を察知して「あの、手が荒れているので、もう少し抑えてやってもらえませんか?」とお願いした。
施術師は快くオーダーを引き受けてくれた。
それにしても、彼女たちの目に映るのはあくまで「爪」であり、その周りの指先や、手そのものは全く目に入っていないのだなと関心した。
普通爪の勉強をしたら、手の疾患も目に入らないだろうか。そこにもっと気が付けば親切なのに、と残念だった。
以来、ジェルネイルはやめた。家でセルフネイルに切り替え、リムーバーを使う時は手をうんと回復させてから使うことにした。ネイル一つのために、まずは手をもとに戻す工程が必要なのは面倒だが仕方ない。
私のように、手荒れと付き合いながらおしゃれもしたい女性は多いと思う。
アトピーや手の疾患の専門知識を持ったネイルサロンが増えたらいいのに・・・と思う今日この頃だ。
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