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8ページ目の日記帳。

日記です。
脈絡なく思ったことを書き連ねます。
今後出すnoteと似たようなことを書いてます。
ただの日々の記録の1ページ。


・中高一貫校の部活での中3って、難しい。

・中1から高2までいる部活だから、学年的には真ん中。でも先輩は8人しかいないのに対して同輩は6人、後輩は16人。人数的に見たら、上半分に入っている。パートで分ければ更に顕著になる。

・だからこそ、難しい。

・中高別で出るコンクールは自分が引っ張らなきゃいけなかった。今までは考えてなかったところまで考える必要があって大変だった。思うようにいかない苦しさもあった。結果が出たときは今まで以上に嬉しかった。去年のコンクールで一つ上の先輩に託された夢に届かなかった悔しさはあった。それでも、入部したときからの憧れの先輩と同じ場所まで進めたのは自信に繋がった。“最高学年”だったから、思ったことはすぐに言えた。部活中に発言するのは怖いけど、それでも少しは言えるようになった。

・その“自信”が、“最高学年”としての経験が、難しさを助長させる。

・中3だから、先輩ではあるのだ。学年的には真ん中だとしても、人数を鑑みたら先輩側にいるはずなのだ。でも、高校生の先輩方からしたら僕は後輩でしかない。ずっと追いつきたいと思っている。いつか追い抜かなくてはと思っている。隣で歌える時間が限られていることは分かっている。実力の差が大きすぎるのも、嫌と言うほど分かっている。

・昔ピアノをやっていたからある程度は音感がある。共感覚を駆使すれば音程や音色についても分かる。でも、もっとピアノが上手な先輩がいる。先輩は僕が気づかないところまで的確に指摘できる。

・趣味で声劇をやっていたから演技とか表現は得意だ。でも、僕よりも上手な先輩は沢山いる。声だけでしか表現できない僕とは違って動きや表情を含めてよりリアルに表現できる先輩がいる。何より、僕は役に入り込むのがそこまで得意ではない。どうしても少しだけ恥ずかしさが残る。

・人前に立つのは苦手だが、経験自体はある。小学生の時は実行委員長だの図書委員長だの半ば流されつつもトップに立ってきた。生徒会役員だってやっている。この前のコンクールの練習だって引っ張ってきた。でも、先輩は普段からずっと練習を引っ張っている。生徒会経験がある先輩だって実行委員長の経験がある先輩だって沢山いる。

・昔よりは自己肯定感は上がった、と思う。自分に自信だって少しずつ持てるようになってきた。でも、そのどれもが先輩には敵わない。どう足掻いても、少し上を向けば先輩がいる。その事実に気づいた瞬間、僕の口は動かなくなる。思っていることがあっても言えなくなる。

・本当に、こんな自分が嫌になる。その場で言いたいことが言えない自分。先輩の思いに気づいているはずなのに上手く動けない自分。後から直接伝えるでもなく、こうして情報の解像度を下げて誤魔化している自分。どれだけ必死に努力しても先輩の隣を歩けない自分。その現実に、どこか諦めている自分。

・ほんの少しだけ心理学をかじっているから、共感覚があるから。眼の前にいる人が今どんなことを考えているか、なんとなく分かってしまう。言葉の裏に潜む感情が見えて、分かったつもりになっている。

・“怒り”の色がありありと見える言葉の中に、他の色が見えた。潜んでいる“恐怖”の色が、ハッキリと見えていた。気づいていたのに、僕は怒りの色に怯えるばかりで何もできなかった。

・他の同輩よりは先輩との接点も多い。なんだかんだ沢山話している、楽しいことも嬉しいことも、悲しいことも悔しいことも。一番だなんて到底言えないけれど、少なくとも他の人より知っていることは多いはずだった。あのとき僕にできることはもっとあったはずだった。他の行動を取るべきだった。

・多分、これを伝えたら先輩は「そんなことないよ」と言ってくれる。「大丈夫だよ」って返ってくる。「怖がらせてごめんね」「心配してくれてありがとう」辺りもセットだと思う。そして恐らく、その言葉の裏には沢山の暗い色が見えるのだ。

・先輩は本当に本当に優しくて、僕の知る誰よりも責任感が強くて、自分よりも周りを優先して、沢山沢山考えている人。憧れで、目標で、とっても大切な人。

・僕なんかが言えることじゃないけれど、無理だけはしないでください。抱え込みすぎないで、どこかに吐き出してください。「後輩も頼っていいんだよ」って教えてくれたのは先輩です。先輩も、後輩のこと頼ってください。僕にできることは少ないけど、それでも話を聞くのは得意です。“敬愛”なんて言葉は少しばかり重いかもしれないけれど。先輩を慕う後輩の1人としての、我儘で切実なお願いです。

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