古い慣習のある医事課の思考
【古い慣習のある医事課の5つの特徴的思考】
①受付関連業務=医事課の全ての業務という思考になっており受付業務が医事部全ての業務だと勘違いしている
②勤続年数が長い=仕事への取り組み方や考え方が正しいと勘違いしている
③現状の業務のみこなせば良いと考え、新たな知識やスキルを学ぼうとしない
④業務が作業になっている事に気づいておらず、作業が価値ある業務と勘違いしている
⑤自病院のみの考えに固執し積極的に外部の情報収集をせず、現状維持思考が強い
上記古い慣習のある医事課に共通する問題点は主に「個人の意識・思考」に原因があると私は考えています。
以下、今までの私の経験も交えつつ古い慣習の思考に染まっている方々へのメッセージとしてここに書き記します。
【組織で働くとは】
働くうえで何に対して重きを置くかは個人の自由。
スキルアップの為、家族や生活の為、将来の夢の為等働く理由は人により異なります。
また仕事に対して、やる気や情熱のある人、気楽に仕事がしたい人、安定にこだわる人、等様々な人がいて当然です。それは何も問題はありません。
ただし、仕事に対する個人の考えはそれぞれ異なっていたとしても同じ部署に所属し共に働く限り、最低限貢献する義務があると思います。
人は誰でも「自分は他の人より仕事を頑張っている」と思っています。
しかし、果たしてその頑張っていると思っている仕事が本当に完璧にこなせているのか、業務内容の意味も理解せず作業になっているのではないか、上司に対して反抗的な態度をせず誠実に仕事に取り組んでいるか、等を常に考えて業務に取り組む必要があります。
また、自分が頑張っていると思っていても、最終的に評価をするのは組織や上司であることに変わりはありません。
仮に上司が適正に評価をしてくれないと思うのであれば、評価をしない上司が全て悪いと決めつけるのではなく、一旦、その業務内容や自分の仕事への取り組み方・考え方に見直すべき点がないかを考えるべきです。
上司に不満がある人に対して、ここで一つ問いを投げます。
「上司はなぜアナタの上司なのか」
それは、アナタの上司のまた上司に評価されているからです。
組織に評価されているからです。
上司を批判するという事は結果、組織を批判している事と同じこと。
これに気づいておらず、
評価してくれない上司が悪いと嘆く人は意外と多いのではないでしょうか。
上記問いを理解し自分自身は100%仕事を頑張っているにも関わらず、上司に認めてもらえないと思うのであれば、外に視野を向ける事が大切です。
上司に認められないから、もう仕事を頑張らない。ではなく、現状のスキルで外部に通用するのかを考える事がとても重要です。
上司に認めてもらえないからほどほどに仕事をしつつ、外にも視野を向けずに日々無難に過ごす事が一番よくないと思います。
勿論、パワハラばかりの上司、理不尽すぎる上司や組織からはすぐに環境を変えるべきなのは言うまでもありません。
【女性特有の職場環境】
これまでの経験をふまえると、医事課等の特に女性の多い職場は女性特有であると感じます。
同じ業務内容の仕事を行う人のみの考えや他人からの根拠のない噂話等、周囲からの影響をとても受ける職場環境だと思います。
それがプラスに影響するのであれば良いのですが、何の根拠もない話を真に受けて、
・仕事に対して楽をする事だけを考える
・上司の指示に従わず反抗的な態度をとる
・自主的に行動せず全て他人に任せる
・業務に取り組む前から淡々とできないと言う
等のマイナスの影響を受ける人が少なからずいます。
また、「不幸な私、大変な私」のアピールばかりをし、何も知らない者同士で共感し合い結束し、陰で愚痴を言う人もいます。
「私の仕事が一番忙しくて大変」「組織体制が悪い、上司の扱いがひどい、何も分かってくれない」等と嘆き、
そのせいで私は不幸で大変だと周囲に伝える事で、そのような状況でも自分は頑張っていると共感されたい人が多い傾向があります。
そのように言いたい気持ちもとても分かりますが、愚痴を言う前に、まずは自分自身の仕事への取り組み方や考え方、上司に対する態度等が正しいのかを考えるべきです。
愚痴を言う人の意見が全て正しいとは限りません。
愚痴を言う人は他人を陥れる事で自分が正しいと思われたいと考えている傾向が強いからです。
自分自身が正しいと思われたいが為に周囲に共感を求める事や他人を陥れる事はある意味「自分本位」ともいえます。
常に相手に対して求めることしかせず、何も与えようとしない人との関係にメリットは何一つとしてありません。
上記は古い慣習の思考の人ほど特に顕著であると思います。
【まとめ】
古い慣習そのものが全て悪いわけではありません。
古い慣習に染まるか染まらないかは全て「自分の意識次第」で決まるという事。
そして、物事の全てを組織体制・上司・職場環境等の自分以外のせいにしては成長はありません。
他責思考ではなく、まずは自責思考。
私は医事課配属当時、約25名程の医事職員の中で一番歳が若くかつ管理職としての異動でした。
勿論味方など1人もおらず、男性職員は私のみ。
しかし今思えば古い慣習の思考を持った方々と関わった経験があったからこそ、私自身「意識」の重要性を理解できたと今なら思えます。
この「意識の重要性を理解できた良い経験だった」と思うこの考えの転換こそ、
まさしく自分の「意識」次第です。
周りの目を気にして周りに無意味に合わせる必要などありません。
古い慣習に合わせるということは古い時代(過去)に合わせるということ。
つまり、「自ら進んで時代に取り残されに行っている」ということです。
先を見据えて行動しましょう。
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