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【クリア感想】アマツツミ
【メーカー情報】
Purple software
https://www.purplesoftware.jp/products/amatsutsumi/
【クリア日時】
2024/9/22
【点数】88/100
①プレイ後の読後感・充実感 16点
②ストーリー構成・締め方 20点
③キャラの魅力 16点
④音楽・声 20点
⑤映像・演出 16点
【感想】
ずっとやろうと思っていたアマツツミ。
シナリオ、イラスト、声優陣、楽曲、すべてが強い。
プレイして真っ先に思ったのは水の演出があると没入感が凄いという事。
作中に水を含む自然の多い舞台だからこそ、この仕様は本当にうれしかった。本作への没入感に大きく影響を与えていると思う。
※正直、全てのノベルゲーで実装してほしい。
※こんなアマカノシリーズがあったら、僕はもう…!!
※黒瀬温泉の川が動く映像。凄く見てみたい。
話を戻してアマツツミ。
コトダマ紬ぐ未来はまごうことなき神曲。
ほたる√は最後に据えているだけあって、別格の完成度だったと思うが、響子ルートの優しい物語も非常に好みなラストだった。
【好きなキャラ】
こころ、愛
【良かった点】
・抜群の世界観。
・水の表現の美しさ。
・克先生のイラスト。質感が好きすぎる。
・響子ルート。優しさに溢れたシナリオ。美しい最後。
【悪かった点】
ほたるとの序盤のやり取りから、結末自体はある程度予想はできた点。
【総評】
√毎に各ヒロインの苦悩がしっかり描かれ、言葉を中心に、死生観、他者への思い、優しさが表現された御影先生らしい美しい作品。
神が人に触れ、どうなるのか。
その点でいれば、ある程度結末は予想できてしまってはいたものの、その上で感情を揺さぶられた。
御影先生の文章力、小倉結衣さんの演技力、コトダマ紬ぐ未来の曲の力、すべてが素晴らしく、その賜物だと思う。
音楽や美術面も素晴らしく、設定周りも自由度が高いのも良し。
あと、克先生のイラストの力が偉大すぎる。
シナリオゲーにもかかわらず、ヌキゲーとしての側面も併せ持つのは、Purple softwareの明確な強みだと思う。
ノベルゲーにあまり触れていない人にもオススメしやすい作品。
こんな人にオススメ!
・シナリオゲーに初めて触れたい人。
・高水準のシナリオを楽しみたい人。
・死生観のある作品に触れたい人。
・声優さんにこだわる人。
・田舎が舞台の、自然豊かな世界観を満喫したい人。
・シナリオゲーにもエロを求めてやまないドスケベ君。
・陥没しているのも実によいと思う人。