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【ノベルゲーム感想】2024年の振り返り

拙い文章ながら、いつもnoteを見て下さっている皆様。
本当にありがとうございます。

積みゲーという名の罪が、大罪へと変化しつつありますが、
さっそく今年振り返っていきましょう。




1.note作成に至るまで

少しでもアウトプットしたいと思い、Bloggerを開始。
しかし、長らく閲覧がない状態が続き、11月にnote移住を実施。

結論、移住してよかった。
少なからずリアクションをいただけることはうれしいものだと実感。


2.プレイ作品

記録については、以下基準で記載。
⑴クリアまで読了したものに限る。
⑵クリア日時基準で分類。※過去投稿やセーブデータを確認。

確認した限り、クリア本数は計47本。
それでは、各月を振り返っていこうと思う。


≪1月≫ 5本

『ChuSingura46+1』
『ChuSingura46+1 −忠臣蔵46+1− 武士の鼓動』
『幕末尽忠報国烈士伝 -MIBURO-』
『源平繚乱絵巻GIKEI』
『アマカノ2』

総評:インレに激ハマリした1ヶ月。

『ChuSingura46+1』
1~3章ラストの切なさが美しく、それが次章にしっかりと繋がっていく展開と熱い戦闘描写。
本当に楽しい作品だった。

そして一番の思い出は、これまでプレイした全作品の中で、トップレベルで好きな主人公「深海直刃」に出会たこと。
葛藤、苦悩、成長等、様々な面が描かれていて、それでいて、心中が理解できるからこそ、3章の姿でも不快にならずしっかりと読むことができた。


『ChuSingura46+1 −忠臣蔵46+1− 武士の鼓動』

ChuSingura46+1 5章の舞台裏かつ、MIBUROへと繋がる物語。
そして、ChuSingura46+1の本当のラスト。

私の感じた作中の一番の魅力は、『現代での最後の時間』。

各ヒロインの現代での立ち振る舞い。
これがもう本当に各キャラ違和感なくて完全に解釈一致。

ご城代ならそうだよね。
安兵衛らしいよね。
主税ならそうするよね。
右衛門七はやっぱり優しいね。

ああ、これが最後なんだなと、直刃に感情移入。
是非、ChuSingura46+1とセットでプレイしてほしい。


『幕末尽忠報国烈士伝 -MIBURO-』

主人公とか、結末とか、シーンのアニメーション無しとか、2ndOP用にもう1曲あってほしかったとか色々思うところはある。
しかし、激しく感情を揺さぶられ、最も涙が止まらなかった作品。

本来、『新選組』であるが故に、悲劇的な結末となる物語を、もしも何とか生き抜いたのなら?という視点で、それぞれが納得できる個別ED。

どうしても死が避けられない沖田についても、未練の描写や残された主人公に対する想いが先に繋がるようなシナリオ。

「共に生きる」という感覚を強く与える作品で、刺さる人にかなり強く刺さると思う。

特にいさりん、ひじりん、一ちゃん、沖田、新八EDは特に好き。
(ほとんど皆やんけ。)


『源平繚乱絵巻GIKEI』

前三作と比べると劣るかな、という印象。
しかし、壇之浦=平家との決着までの作りは完璧だと思う。

継信が好きなので、屋島の戦いは辛かったですね。
過去作と比べ、戦闘能力がほぼ皆無という主人公でどう立ち回るのか、そういった点も緊張感があったし、過去作同様、声優のレベルも高いので、
ノベルゲームとして楽しめましたね。

大虎、小虎は癒しですね、ワンチャン。


『アマカノ2』

まずは、2023年10~12月にアマカノ過去4作をプレイ。

イチャラブ中心の作品は基本的に受け付けない派の私。
アマカノ、アマカノSSまでは、あまりの甘さ加減にペースが上がらなかったが、それぞれの+を開始してから評価が一変。

「なにこれ、クッソいいじゃん!」
つまり、学生時代の激甘恋愛を越えれば、大好物だったことが判明。
そんな訳でアマカノ2を開始。

現実の範疇を越えない範囲でのシナリオ故に、大きな伏線とかもなく、泣かせるとかもないが、作品の本質の恋愛をひたすら丁寧に描くという軸があるので問題なく。

あとはもう、完璧といっていいほどの圧倒的クオリティ。
ただ、「早く+をやりたい」という意識が強かった自分の在り方に問題があったかな。


≪2月≫ 2本

『アマカノ2+』
『サクラノ詩』

総評:2本だけだが、濃密な時間を過ごせた1ヶ月。


『アマカノ2+』
満を持して、アマカノシリーズの大本命。
はい。大満足です。

既存ヒロインだけでなく、新キャラ咲來も負けず劣らず魅力溢れるヒロインだった。まさか〇〇の〇とは(笑)

恋から愛へ、二人から家族に変わっていくその過程が本当に好き。
特にアマカノシリーズの+作品の場合、選んだヒロインによって、全く違う人生を進むが、ほとんど同じ時期に、同じ場所でヒロインとどう過ごすのか。それこそが各+作品に触れた中で感じた醍醐味で、その良さを継承しつつ、アマカノ2の世界を広げていった本作。最高でした。

ちなみに、神代岬さんの声も含め、氷見山 玲ちゃん推しです。
あと、Memoriaほんとよすぎ。Ducaさんありがとう。


『サクラノ詩』

2023年に素晴らしき日々で、強烈な余韻にやられた身としては、ずっとやりたいと思っていた。しかし同時に、他作品をプレイする際に支障がでないかを危惧していた。

シナリオの関係上、右肩上がりに面白くなる作品。
人によって面白さを感じるポイントは大きく異なると思うが、私は「櫻達の足跡」の完成間近の辺りから面白くなったと感じた。

序盤は直哉の情報がほとんど開示されない為、愛着は持ちにくかったものの、終盤に入ってからは直哉大好きになってましたね。

テーマである「幸福に生きる」。
その本質は「弱き神」と向き合うその心の在り方だと、私は捉えている。

草薙直哉「お前の美は何だ?」
長山香奈「私が美しいと思うものです」
長山香奈「私の心が、美を感じたならばそれが絶対です」

V章 The Happy Prince and Other Tales 長山香奈とのやり取り

正直なところ、数多の引用元を理解しているほどの学もなく、創作を出来るほどの才能もない。
だが、幸福という観点であれば、美に限らず、自分にとって好きなもの、愛せるものを信じて生きること、それを貫けることこそ、幸せの在り方、本質ではないかなと感じた。

前述の通り私は、永遠を閉じ込める術を持たない。
だからこそレビューだけでも残そうと考えた。

そして、レビューはいいとこを重視して書く。
100点だと感じれば躊躇なく100点をつける。

折角時間と金を使って読むのだから、楽しく読みたいし、その作品のいいところを1つでも多く見つけたい。
何よりも、粗探しに集中しながら、その作品と向かい合いたくない。

ね?そういうスタイルのほうが幸福じゃね?


≪3月≫ 3本

『TO・RA・WA・SE ~囚われの偽妃が夢みる初夜』
『サクラノ刻』
『ハピメア』

総評:サクラノ刻は最高。他2作はえっちがすぎる。


『TO・RA・WA・SE ~囚われの偽妃が夢みる初夜』

サクラノ刻をプレイする前に、ちょっと一息いれたくてプレイ。

もうね、えっちすぎ。

イラストの質感も、CV一色ヒカルさんの演技も、主人公が心まで”女”に変わっていく過程とその心理描写も丁寧な作品だった。

皆やろう?いい作品だよ。
あと画像は貼れないよ。察してね。


『サクラノ刻』

起動した瞬間、視界に入る情報の美しさに絶句。
世界観はそのままに、デザイン性も、解像度も、何もかもが美しく、それだけでも興奮したことを今でも思い出す。

殆ど間を空けずプレイしてもこの感覚。
長年待ち続けた方々は、感慨無量だったことだろう。

Ⅰ章
開始早々、静流さん登場。
まさに前作真琴√の補完シナリオ。

中村麗華という、永遠の可愛さと気高さと醜さを併せ持つ最高のおばさん。もうね、大好き。母娘どちらも大好き。

Ⅱ章
弓張学園美術部メンバーと触れ合える貴重なパート。
頼む。ルリヲを攻略させてください。お願いします。何でも

Ⅲ章 真琴√
前作Ⅵ章の直哉のように、若かりし日々とかけ離れた今が描かれていた。
そこにあの頃のような輝きはなく、切なさが常に付きまとう。
でも、イタズラとかのシチュエーションも好きだし、告白シーンも大好き。
真琴は美人さと可愛さがいいバランスで両立しているね。好き。

Ⅲ章 心鈴√
ノベルゲームヒロインで一番好き。
告白シーンの可愛さは反則的だし、スチルの美しさは今までプレイした中で一番素敵だったと今でも思っているし、何よりお声が最強すぎる。

道具作ってのお得要素もあったりと、すかぢ先生の趣味全開。

だが、それがいい。

また、直哉が俗な一面を色々見せてくれるのもこの√ならでは。プレイしていて楽しかったですね(笑)

Ⅳ章
深く語りはしませんが、私はこの章が大好き。
この章に一番感情を揺さぶれたし、前作で伝わりきらなかった彼の魅力が余すことなく伝わる大切な章だと思う。

V章
Mon Panache!が大好きすぎる。
エンドロールのイラスト、最後に藍先生からの直哉。
そして、燕が描かれているのも最高。

Ⅵ章
エピローグ。
「幸福」をテーマにした物語。
その終着点はやっぱりこうだよねと納得。

詩/刻あわせて、心の底からやってよかったと思うと共に、
いつか再走したいと思う傑作。

『ハピメア』

世界観、キャラ、イラストが抜群によい。
克先生の肉感がえっちすぎる。
有栖の挟みこむシーンと、舞亜に踏まれてるスチルが特に好き。

中だるみは結構あったが、ストーリーが進むと一気に読めるタイプ。
パープルさんの強みである音楽の良さも相まって、終盤はズルい。結構感情を揺さぶられたかな。


≪4月≫ 3本

『ハピメアFD』
『金色ラブリッチェ』
『金色ラブリッチェGT』

総評:やっぱり、さかき傘先生のシナリオは読みやすくて好き。
※ノベルゲーム復帰の原因は、つよきすCHRONICLE~COMPLETE~が某セールで500円だったから。


『ハピメアFD』

ハピメアのラストからそのまま続く展開。
個別エンドの先の展開を描いてくれるのはいいね。

どのシナリオでも、ちゃんと道を切り開いていくスタイルは好きだよ。
ただ、シナリオの関係上、どうしても舞亜・有栖・侑子が強くなるね。

そして、本作もやっぱりえっち。
克先生ありがとう・・・


『金色ラブリッチェ』
『金色ラブリッチェGT』

キャラゲーでありながら、シナリオもよく、それでいて読みやすい。まさに、お手本のようなノベルゲーだと思う。

最初は抵抗感もあった城ヶ崎 絢華嬢。
でも、玲奈√でのシーンからずっと好きになったし、なんならGTで一番楽しみにしてたし、最高に可愛かったね。

もちろん、他のどのキャラも個性がしっかりあり、全員が可愛い作品。
万人受けしやすい名作かなと思う。

Golden Missionもテンポがいい曲で大好き。


≪5月≫ 5本

ここからはnoteに感想を書いている為、簡潔に。

『ジュエリー・ハーツ・アカデミア』
『オトメ*ドメイン』
『車輪の国、向日葵の少女』
『車輪の国、悠久の少年少女』
『俺たちに翼はない~Prelude~』

総評:MVPは2作。熱中させたジュエハ、心を揺さぶった車輪。

『ジュエリー・ハーツ・アカデミア』
ほのぼの学園ライフが突然ひっくり返り、更に世界がひっくり返るあの衝撃はお見事の一言。
最後はもやっとした部分もありつつも、本当に楽しませてくれた作品。
ジュエナでまた翻弄されたいね。

『車輪の国、向日葵の少女』
いやあ、本当によかった。
ホントに最初からずっとあんな伏線あるなんて思わないって。
シナリオ的に、法月のとっつぁんという強大すぎる相手をどう打ち倒すのか。ずっとドキドキさせられたそんな名作。
G線も必ずやりたい。


≪6月≫ 4本

『俺たちに翼はない Anniversary Edition』
『俺たちに翼はない~AfterStory~』
『終のステラ Stella-of-The-End』
『マルコと銀河竜』

総評:『終のステラ Stella-of-The-End』強すぎる。
どれも名作と言えるが、終のステラが頭一つ抜けていたと思う。
読み物として、あまりにも綺麗にまとまっていた。
そして、音楽、音声、映像、システム面どれも素晴らしく文句なし。

道中のフィリアが未熟すぎるという点で、愛着を強く持てない部分はあれど、最後の最後で成長してのエンドロール。
エンドロールでのさりげない変化とか粋な演出まで最高だったと思う。

クリア後にbreath of stellaを聴きながら歌詞を見るまでがお約束。


≪7月≫ 2本

『CROSS†CHANNEL-FINAL COMPLETE-』
『Summer Pockets REFLECTION BLUE』

総評:Keyの夏作品ってすげーなオイ。細部までビッシリだぜ。
サマポケという作品の凄さを体感。
どのキャラも魅力的で、立ち絵がない人とのやり取りまで楽しい。
そして、どのルートも完成度が高く、最初から最後まで面白い。

昨今の作品だと、限りなく選択肢が排除されているのが主流の中、遊び心溢れる選択肢を多く設けるだけなく、しっかりと笑わせられるセンスの良さに脱帽。
ミニゲームや実績システムなど、とことんまで飽きさせることなく、楽しませようという心意気を感じずにはいられない。

文句無しで、100点をつけた魂の一作。
聖地巡礼が大人気なことも納得のクオリティ。


≪8月≫ 5本

『向日葵の教会と長い夏休み』
『ATRI -My Dear Moments-』
『蒼の彼方のフォーリズムPerfect Edition』
『蒼の彼方のフォーリズムEXTRA1』
『蒼の彼方のフォーリズムEXTRA2』

総評:あおかなはEXTRA2が至高

晶也と明日香が、どこまでも、高く遠くへ飛んでいく明日香ルートは正史感があるが、自分達の弱さを受け入れ、どん底から這い上がっていくみさきルートが一番好き。

その続きをとんでもないクオリティで描いたEXTRA2。
FCも恋愛も。
あまり本編で描かれなかった部長、我如古さん、みなもちゃんの活躍も、新藤さんとの決着も、何もかもが最高だった。

文句の付け所なんてないよね。もう全てが100点だよ。


≪9月≫ 8本

『月に寄りそう乙女の作法 -FullVoice Edition-』
『乙女理論とその周辺-Ecole de Paris-』
『月に寄りそう乙女の作法2』
『乙女理論とその後の周辺-Belle Epoque-』
『月に寄りそう乙女の作法2.1 E×S×PAR!!』
『月に寄りそう乙女の作法2.2 A×L+SA!!』
『青い空のカミュ』
『アマツツミ』

総評:月に寄りそう乙女の作法シリーズで満たされた1ヶ月。

本当に楽しく、時に辛く、時に熱く。
そんな色々な気持ちにさせてくれた作品。

個人的には、エスト√の才華君がMVP。
そして事前知識なしで最後のアトレ√をプレイしたことで地獄を見た(笑)

いいかい?アトレルートはね、WA2並みにキツイんだよ。
決して軽い気持ちで始めるんじゃないぞ?お兄さんとの約束だぞ?


≪10月≫ 5本

『アオイトリ』
『旭光のマリアージュ』
『沙耶の唄』
『すみれ』
『ムーン・ゴースト』

総評:沙耶の唄という、グロ系の作品への冒険。

グロ系?
何を言っているんだい?ただの純愛小説だよ?
「わけがわからないよ」


≪11月≫ 3本

『遥かなるニライカナイ』
『オトメ世界の歩き方』
『WHITE ALBUM2 EXTENDED EDITION』

総評:『WHITE ALBUM2 EXTENDED EDITION』がすべてを持って行った。

プレイ日数20日間。
過去にないほど集中して読んだ日々。
これ以上ないほど満たされていた。

今でも実況配信を見ることで、色々と思う事が変化している。
本当に触れてよかったと思える、一生物の作品。

これからも当面囚われ続けるだろうな…(笑)


≪12月≫ 2本

『Lip lipples』
『euphoria』

総評:エログロチャレンジ2nd。

グロ?
何を言っているんだい?
ただの純愛だろう?楽園の扉で泣きたまえ。

申し訳ないが、人間洗濯機はNG


3.総括

本当に濃密すぎる1年だったと思う。

感想の内容から察していると思うが、私的MVPは「サクラノ刻」。
サクラノ詩込みで、ノベルゲーム屈指の傑作だったと思う。

プレイから時間が経っていても強く心に残っていて、尚且つ2024年も終わるギリギリの時間の中でも、各章毎に振り返りたくなったほど。

ノベルゲームの頂点は?と聞かれたら、
「WHITE ALBUM2 EXTENDED EDITION」も候補に挙がるだろう。
両作品共に、圧倒的な充実感と没入感があり、色々と考えさせられる作品だった。だから今回の選定の差は、直哉と春希の差かなと(笑)

今はましろ色シンフォニーをプレイ中だが、まだまだかかりそうかな。

来年もよき作品との出会いがあらんことを。
そして、少しでも楽しんで貰える記事が書けるようになることを願う。

来年もどうぞよろしくお願いいたします。

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