「大変ねぇ〜」と言われても、わりと「弟もいるから出来ちゃう」
ふと思えば、1年前も「新盆」。
厄年で何でもないのだけれど。
立て続けに両親が亡くなり、バタバタの1年が今でも続いています。
臨機応変ということとか、変化を受け入れるとか苦手なのですが
「そうせざるおえない」
状況。
けれど、嫌ではないし、やりたくないわけでもない。
両親がいなくなって感じるのは、幼い頃から、わたしと弟は「無」の空気感を共有できる相手であったこと。
言わなくても、次に何をするのかがわかる。
相手が次に何を要求してくるのかがわかる。
今、何をしたいのか?昼は何を食べたいのか?
お互いの中に
「どうする?」と言う会話はないのです。
何だか昔から、「もう決まっている」ことがほぼ一緒。
なので、無駄に話しなくても良く、別々の部屋にいても安心。
両親が生きている頃は、あまり同じ空間にいなかったのですが、母親が亡くなってからLINEする機会も増えたし、帰省すれば2人でご飯も行くのですが、変に
「距離近くなったわー」というのもなく。
姉弟の不思議。
見て覚えろ。
昨年、父親のお通夜からお葬式、相続までを母親が一人でやっていました。
弟もわたしも、何も教わっていないのですが、昨年母親がやったようにできました。
口で説明すると、なぜか怒りながらの母親だったので、これはこれで良かったのかもな。
鮮明に残っていたので……。
ただ、母親が亡くなって1週間の記憶があまりありません。
これは、弟も同じ。
きっと特性上、見て覚えるのが合っています。
そんなこんなの2年連続の新盆。
天ぷらは揚げるのか!?
盆棚はできたか!?
灯篭もっと下でねぇか?
……心配した伯父さんが実家にきたのですが
「大丈夫。ねぇちゃんもいるし。」
その一言で
あーなんか実家無くなっちゃうかもだけど、帰ってきてよかったなと思いました。
駅から実家まで、タクシー乗ったのですが、1回も信号にひっかからなかったんです。
帰っておいで
おかえり
って、ご先祖さまが言ってるなって思ってます。