【雪道】はくばバドレックスVMAX×アルセウスVSTAR×ビーダル【雪道】
どうも、よぴです。
前レギュレーションでははくばバドレックスのデッキを擦り倒していたので、現行レギュでも一つ置いておきたいと思って今回はこのデッキです。
まだまだはくばバドレックスVMAXで戦いたい!
ではさっそく以下から。
■.新レギュでのはくばバドレックスVMAXの強み
既に多くの大会で結果を残してるカードなのであっさりと。
とりあえずごくごくシンプルに強力な点としては、下ワザ『ダイランス』が2つの水エネルギーで250ダメージといった低いコストで高いパフォーマンスを発揮できるポケモンであること。
はい、ここだけです。
強い部分がこれだけという訳ではなく、今特筆するのはとりあえずここだけ。
このはくばバドレックスVMAXがレギュレーションが切り替わって間もない今、新しい存在とカードによりさらに強力な持ち味を身に着けた立場となりました。
まず新しい存在としてVSTARポケモンの登場です。
拡張パック スターバースが発売し、VSTARとなるポケモンが登場しましたね。僕も以前にアルセウスVSTARを用いたデッキ記事をこのnoteに投稿しました。
中でもアルセウスVSTARが改めてかなり強力な存在であり、そのテキストから全てのVポケモンが見直されるといっても過言ではないほど、様々な構築に入ってくる存在に登場から一瞬で駆け上がりました。それもまだまだ発展途上。
Vポケモンを合わせた構築に限らず、中には非Vの構築にもVSTARパワーを使用する為に採用されているのを見かける程です。
とそれだけ強力な存在であるあまり、このアルセウスVSTARを初めとするVSTARポケモンを倒しやすいといった点からはくばバドレックスVMAXが相対的に新たな強みを得ました。
倒しやすいといってもアルセウスVSTARに関しては素のダイランスでは届かないので次のカードを合わせます。
その新しいカードがこだわりベルトです。
これによりダイランスが280ダメージとなり、アルセウスVSTARを含め現在登場しているVSTARポケモンを全てワンパンできる火力を得ました。
今後さらに多くのVSTARが登場すると思われるので、その価値はより高まっていくでしょう。
早くもルカリオVSTARとダークライVSTARの情報が先日発表されましたね。その二体にも刺さります。
といっても与えるダメージアップがそれ以外に有効でなかったりするわけがなく、さらにダンデを合わせると310ダメージと猛威を振るっているミュウVMAXに届いたり(ダメージ軽減のオドリドリがいるためあくまでHPラインとして)、クイックシューターも合わせるならその他多くのVMAXにも早く到達することが可能になります。
エンペラーライドも最大190ダメージと、ダイランスを撃たずともクロバットVやネオラントVを倒せるようになりました。
アルセウスVSTARを倒せることはもちろんのこと、その他でも圧倒的な汎用性を持つカードです。
近いHPラインとしてつい最近までのレギュレーションにはTAGTEAMポケモンが存在していましたが、最新のテーマであるVSTARは今後Cレギュレーション末期時点のTAGTEAMよりシェア率が高くなってくることが予測されます。
比例するようにはくばバドレックスVMAXも合わせて強力な立ち位置になっていくんじゃないでしょうか。
従って、①強力な存在であるVSTARポケモンの登場と②こだわりベルトが新レギュレーションにおけるはくばバドレックスVMAXの価値を押し上げる要因の一つと考えています。
■.今回のデッキにおけるコンセプト
相手にスターバースさせたくない!!
フュージョンシステムさせたくない!!
です。
スターバースを持つアルセウスVSTARが強いことは分かり切っていますし、圧倒的Tier1であるミュウVMAXのフュージョンシステムもおかしいくらい強い。
じゃあここ2つ止めて自分だけ気持ちよくデッキ回せばいいじゃん!
です。
それを成すにはやはり頂への雪道。
我々はその鍵を解き明かすべく雪道の奥地へと向かった…。
■.デッキレシピ
はくばバドレックスVMAX×アルセウスVSTAR×ビーダルで白馬アルビダ。
先攻ならダイランスやトリニティノヴァで相手のアルセウスVを先に処理し、後攻なら雪道マリィから相手のスターバースを止めにいって次ターンに迅速に処理することを狙います。
ミュウVMAX相手にも粘り強く雪道を張っていきテンポを取る、または奪い返していく。
自分もスターバース使えないじゃんってのはまあまあまあ後述。
■.デッキ解説
【ポケモン】18
▼はくばバドレックスV-VMAX 3-3
基本的に2体準備します。ダイランス。
こだわりベルト+ダイランス=280
こだわりベルト+ダンデ+ダイランス=310
こだわりベルト+相手ベンチ5匹エンペラーライド=190
よく意識しておくことになる与ダメージラインです。
▼アルセウスV-VMAX 3-2
今回の構築においてはスターバースは置いておきトリニティノヴァに強く意図を置いての採用。
トリニティノヴァを一度撃てておくとマリィで手札を流しながらであったり、ボスの指令やダンデを使いながらはくばバドレックスVMAXを動かしやすくなります。
特筆する対面としては同じく相手もアルセウスVSTARを軸としている構築とミュウVMAXです。
各対面想定する動き
対アルセウスVSTAR
先攻の場合
1ターン目の雪道設置は見送り、2ターン目に先にスターバースを使用して雪道を張ります。
それだけで一方的にアドバンテージを得られる可能性はありますが、さらにダイランスやベルトとダンデを合わせたトリニティノヴァなどで相手のアルセウスVを落とせると上々です。
相手がアルセウスVスタートでもない限り対アルセウスVSTARとなるかの判断はし兼ねるので、ミュウVMAX相手以外の先攻1ターン目の雪道設置は見送るといった判断で問題ないです。
ミュウVMAXであるかどうかの判断は、こちらが先攻でも現状出回っているミュウVMAXの構築であれば相手のスタートポケモンだけでの判断は基本的に容易なはずです。
後攻の場合
1ターン目から雪道を張りつつ展開します。
相手の状況に応じてマリィやジャッジマンで手札を流せると効果的です。
相手の2ターン目にスターバースを止めることができれば申し分なく、返しの番にアルセウスVやVSTARを倒しにかかります。
そのためこちら後攻1ターン目の手張りははくばバドレックスVにあてると効果的ですが、ベルトトリニティノヴァで手張りしたはくばバドレックスVが取られると一気に裏目になるので状況と相談。
雪道を割られてスターバースへ繋がれてしまった場合はこちらもスターバースを使用してベルトダイランスでアルセウスVSTARやトリニティノヴァでのエネルギー加速先のポケモンを落とします。
こちらもスターバースを使用した後はナイトアセットも特に使用したい場面はあまりないので、相手のクロバットVやネオラントVを警戒して手札に来た雪道はまた張っておきましょう。対ミュウVMAX
先攻の場合
豊富に採用しているボール系のカードからクロバットVのナイトアセットを絡めるなどして先攻1ターン目から雪道を張りにかかります。
刺さってそのままこちらに番が返って来たならこちらもスターバースを使用できませんが、こちらはデッキのエンジンをビーダルとしていることからこのデッキにおいてはスターバースを使用できない自分の動きよりフュージョンシステムを使用できない相手の方が明らかに動きが弱いです。
スターバースには頼らずビーダルでパーツを揃えながら押し切っていきます。
相手がなんとか雪道を割ってきた番の返しにもしアルセウスVSTARが場に残っている、または新しく用意できるのであればその際にスターバースを使用してまた雪道を張りにかかります。
後攻の場合
1ターン目から雪道を張ります。
先述したように相手の2ターン目以降だとしてもそこから雪道が刺さればテンポを奪い返すことが狙えます。
対ミュウVMAXにおいて雪道が場に残り続けるような展開であれば場を制圧できる一方、一度割られるとその番は一気に展開されてしまいます。
それでもこちらは厚く採用した雪道と手札を流す手段を揃えているので、諦めずに次の雪道を張って手札を流し続けることでテンポを奪い返せるタイミングが訪れます。
ウッウロボでオモテを出され続けたり毎回手札にスタジアムを抱えていたり、躱す手段を全て用意されているくらい動いてくるなら何のデッキでも勝てませんのでそれはもう割り切るしかありません。
弱点を突くわけでもないデッキで出来得る最大限のメタとして何度も刺していきましょう。
もし『そんな簡単に刺さるわけない』のであれば、同じくフュージョン側も『そんな簡単に躱せるわけない』です。
これら2対面及びそれぞれの先攻後攻の想定する動きが以上となります。
ビーダルで動かしていく中でさらにスターバースも使用できるのであればより強い動きが可能となるので、ベンチにポケモンを展開する以上サイドプランはあまり考える必要がないことからアルセウスVは二面用意しておきましょう。
スタジアムを張り替えられた時にでも使用できれば充分です。
▼ビッパ-ビーダル 3-3
このデッキのエンジン。たくさん前歯に働いてもらいます。
この旅団におけるドラクエで言うところのトルネコです。
従来のはくばバドレックスVMAXのデッキは裏工作ラインによって回す構築が多かったところを、アルセウスラインを採用することでデッキの枠が狭くなったことからはたらくまえばに鞍替えしました。
マリィやジャッジマンを積極的に使っていくことからも相性が良いです。
2匹立てていくことを目指します。
ハイパーボールを強く扱えるデッキは強い。
▼クロバットV 1
主に1ターン目の動きが乏しい場合が使い時なのでネオラントVではなくクロバットVを採用。
ハイパーボールにより高い期待値で引き込むことができます。
【グッズ】19
▼クイックボール 4
はくばバドレックスV、アルセウスV、ビッパ、どれも積極的に展開したいことから最大枚数採用。
▼ハイパーボール 4
進化ポケモンが3種類となっているため安定して立てられるように最大枚数採用。たねポケモンの用意にも。
何よりビーダルを強く活躍させることができます。
▼こだわりベルト 3
主な仮想敵がルール持ちポケモンとなるため、効果を発揮するこだわりベルトを厚く採用。
スターバースに頼らない構築にしていることから素で引き込むことを狙える枚数。
▼しんかのおこう 2
それぞれの進化ラインを立てやすくします。この2枚の存在でハイパーボールをたねポケモンの用意にあてやすくもなります。
▼ポケモンいれかえ 2
あなぬけのヒモとふうせんと合わせて入れ替え札を4枚と厚めにしています。
動き出しをスムーズにするために。
主に対非Vにおいては少しでも受け回せる可能性、相手の要求を上げるために入れ替え札を駆使して元気なポケモンを押し付け続けていきたいです。
▼あなぬけのヒモ 1
何でも良いから相手のベンチポケモンを飛ばしたい、前を無視したい場合に活躍する札。攻めの入れ替え手段。
▼たっぷりバケツ 1
トリニティノヴァによって山札の基本水エネルギーが減っていくことを加味して1枚の採用。なしだとちょっと困る。
▼ともだちてちょう 1
ほんまに強い。はたらくまえばの存在からもその時必要ないサポートをボールのコストにしたい場面が多々あるため、そして後半はたらくまえばでボスの指令やダンデを引き込むために採用。少ない友達と仲直りできます…。
▼ふうせん 1
はくばバドレックスとアルセウスにはこだわりベルトを付けたいことから1枚のみの採用。ビーダルにつけておきたい。
【サポート】10
▼マリィ 3
後述するジャッジマンと合わせて手札を流す手段を4枚用意。
雪道をコンセプトとすることからその雪道がより真価を発揮できるように厚く採用。
対ミュウVMAXにおいてはあまり強くないこのカードが雪道により一転して刺さっていくカードとなります。
▼ボスの指令 3
相手のアルセウスVSTARをいち早く処理していくため。そして最後締めるために。
3枚採用してともだちてちょうもあることから最終盤締めやすくなっています。
▼メロン 2
余裕があればもう1枚採用できると安心かな。
上手く回していくことができればこの枚数でも整えていけるはずです。
ダイランスを再び撃っていく場合に。
▼ジャッジマン 1
マリィと異なる手札を流す手段。
雪道で止まっているミュウVMAXが苦し紛れにスマホロトムで次の行動を確保してきた際などに使用できると理想的。マリィと違って山札を混ぜるため無に帰せます。
▼ダンデ 1
こだわりベルトのみならずさらに欲張って打点を上げることができます。
ベルト+ダンデで相手のアルセウスVをダブルターボ付きトリニティノヴァで倒すことができたりダイランスが310まで出ます。オドリドリとかいう鳥、なに。
【スタジアム】4
▼頂への雪道
このデッキのコンセプト。苦とする相手を絶対に雪道に引きずり込む。
何度も何度も張っていきましょう。
非V相手にはスターバースのタイミングと相談して相手のスタジアムを割る手段として。
リセットホールのマーシャドーと混沌のうねりがレギュレーション落ちしたことでかなり通しやすくなりました。
ちなみに先日発表された"かがやくポケモン"も非Vでありながらルール持ちポケモンであるため特性が止まります。今後要注意。
【エネルギー】9
▼基本水エネルギー 7
はくばバドレックスVMAXを動かすうえで最低限と感じる枚数。
アルセウスVSTARをメロンからダブルターボエネルギーなしで動かせたりもします。
▼ダブルターボエネルギー 2
アルセウスVSTARを動かしていく際に。
積極的に動かしていきたい時は対ミュウVMAX以外で先攻を取れた場合なので、その際は雪道を張る前にスターバースから手札に加えていきます。
はくばバドレックスVMAXにつけると瞬時にエンペラーライドを撃つことができるので展開次第では選択肢となります。
■.不採用カード、採用検討カード
▼スイクンV
進化ポケモンは立てやすい構成にしているつもりではあるが万が一たねを用意できなかった場合の急発進としての採用は全然アリ。入れるなら1枚。
ただアルセウスVSTARを用意する前提となるとかなり見劣ってしまうこともあり不採用に。
▼マナフィ(なみのヴェール)
れんげきウーラオスVMAXには崩されてしまうデッキのため強く意識するのであれば。
非Vのたねポケモンを用意することで後1あなぬけのヒモメロディアスエコーを最小限の被害で抑えられる可能性も上がります。
うらこうさく軸程ベンチスペースを渇望しないのでポン置きできる。
▼バケッチャ
1ターン目から積極的に雪道を張っていくことが多くなる中で自分だけ都合よくスターバースを使用して再び雪道でフタをしていくことを可能とするカード。
マーシャドーのように先置きできないことから、それまで手札に抱えておくのは弱いと感じて不採用。
マーシャドーほどの性能を与えられなかったのは仕方ないとして逃げエネが2なのはやる気なさすぎるだろ…。
▼ツールスクラッパー
採用していたが後々他に枠を譲った。あればもちろん強いです。
▼大きなおまもり
はくばバドレックスVMAXもアルセウスVSTARも耐久を上げることができると効果的だが、攻めをコンセプトにしていることからこだわりベルトを基盤とするべく不採用に。
▼博士の研究
スターバースでドローサポートを持ってくる場合にマリィより強い場面があるはずなので当初マリィが1枚少なく博士の研究を1枚採用していたが、コンセプトを通しきるためにその1枚もマリィに回した。
▼チェレンの気くばり
対非Vのデッキに少々不安を抱えているため、アルセウスVSTARを多く押し付けられるよう候補に。
万が一には前で縛られたビーダルを回収できるカードでもあるのでそれなりに汎用性は得られるかと。
採用検討カードの中では上位。
▼ピオニー
ビーダルと相性が良い。ワンチャン。
▼アスナ
相手の特殊エネルギーと自分の雪道を割って能動的にスターバースを使用していくケースを生むことができる。
ただアスナを使用することからその後のスターバースでサポートは持ってきても使用できないため、使い勝手がそこまで良いとは思えず不採用。
▼崩れたスタジアム
これまた自分の雪道を割って能動的にスターバースを使用する手段として。
対非Vへの搦め手としても有効。
枠を見つけられたら採用も視野だが雪道の数は減らしたくない。
以上です。
仮想敵がピンポイントでありながらミュウVMAXとアルセウスVSTARの数が尋常ではないことから活躍が見込めます。
その他のルール持ち特性頼りの構築にも刺さるので範囲は想像以上に広いです。
合わせて台頭してくる対非Vが課題になるかと思うので、マリィやジャッジマンのバグらせ性能では追いつけない場合には先述したチェレンの気くばりなどを上手く組み込んでいくことができれば。
対白馬アルセウスミラーにおいては相手からもアルセウスVSTARを早急に取られる可能性がありますが、裏工作などを基盤としている場合は安定感でこちらが勝ると信じて戦います。
上手く現環境を乗り越える構築を目指したいですね。
では!ありがとうございました。
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