【サーナイトex】マシマシ三日月サナマシラ【ナイトワンダラー環境】
お久しぶりです。
サーナイトでnote一本書いとくか!
と思い立って筆を執りました。
サーナイトは環境にビタッとハマり出したクリムゾンヘイズ環境(個人の見解)から触っているので現レギュでのピークタイムをそれなりに心得ての今と自分自身思ってはいますが、前レギュでも現レギュでもこのサーナイトを擦りまくっているプレイヤーたちはまぁ~強い人ばかりだことで…。
あくまで自分はサーナイトを触り続けているだけでその強者の境地に達している自覚は残念ながらないので、純粋な練度を元に強いリストや動きを語るには力不足です。
なので強いとするかはさておき、現環境におけるサーナイトへのアプローチ/理解の一つを紹介出来れば。
そして、新弾(ナイトワンダラー)が出たのにほぼその要素がない構築で戦い続けるのは少し寂しい。
アプローチの一つとしてナイトワンダラーに収録されているサムネイルのクレセリアを採用した形を。
もちろん、無理に新弾要素を組み込まなくたって強いならその構築が正解なんだけどね。
大目に見てね。
では以下。
ちなみに、サーナイトの構築について自分が所属しているチーム Arcana のメンバーであるカジハラさん@Gardevoir__loveと変幻の仮面環境からずっと話しており、三日月サナマシラは彼に命名してもらいました。
■.サーナイトに関する認識のアップデート
現レギュにおいてサーナイトをより多く見かけるタイミングとなったのは、先述した強化拡張パック クリムゾンヘイズの発売からだと認識しています。
そしてその最大の要因としてはACE SPEC アンフェアスタンプの登場。
サーナイトは相手にサイドを取られてから軌道に乗るカウンター気質の構成が主流であり、そのスタイルに非常にマッチしたACE SPECの登場により、強みをより強固なものとしました。
今でも少なくないですが、当時は盤面を整えてアンフェアスタンプスパーン!してるだけで勝てることが度々あったくらいです。
ただ、忘れてはならない、理解し続けなければいけないのがそのカウンター気質といったスタイル。
相手からサイドレースが動き出し、追い上げていく。この構成を続けるのであるならその展開に関しての理解を大きく改める必要はありませんが、相手の動きから始まるということはその環境での攻められ方に対する認識においては常にアップデートを続ける必要があります。
どういうことかを述べると、サーナイトが環境での高い立ち位置を獲得したとも言えるクリムゾンヘイズ環境ではリザードンやルギア、ロストなどが同じく強力であり、テツノカイナexのごっつあんプリファイによるサイドの複数取りはあれど搦手となるような攻められ方はジラーチで対応が出来るヤミラミが多くを占めていました。(カビゴンLOはここでの搦手としては除く)
つまり、相手の攻められ方を踏まえたサーナイト側の攻め方としてはフワンテのバルーンボムが強力なメインウェポンとなっていた訳です。
そして、次に環境が動いたのは拡張パック 変幻の仮面の発売。
その中で大きく台頭したのはドラパルトexの登場。
先ほど挙げた搦手としてジラーチで防ぐことが可能なヤミラミのロストマインがありましたが、ドラパルトexの登場によりほぼ防ぎようのないダメカンのバラ撒きが誕生しました。
これにより以前まで強力だったフワンテ特攻ですが、各対面では依然強力ではあるものの確実にその動きが命取りとなる対面/タイミングが生まれます。
ですがサーナイト側にも強化要素があればプレイングの余地もあるわけで、まだサーナイトは環境に存在し続けます。
サイコエンブレイスによるダメージの蓄積を返ってメリットとし、サーナイトex自身をアタッカーとした時の後押しや耐えたダメージを利用するなど、この一匹によりかなり戦術の幅が広がりました。
それこそ懸念要素であったドラパルトex対面では大いに働き、併せて既存の一枚であるムーンライトリバースを持つクレセリアによってドラパルトにサーナイト対面を決して有利とは言わせない存在とします。
そして今に至る環境として、強化拡張パック ナイトワンダラーが発売。
サーナイトexの弱点を突く悪タイプのテコ入れが多々あり、純粋なタイプ相性として相対的に辛い対面が想定される今日。
ですがその中で真に懸念されるのは、悪タイプではなく新たなる搦手、サマヨールとヨノワール。
発表当時、ロストシティ下でカースドボム複数使ってダメカンを大量に撒きつつ即ロストマイン到達!だったり、この手のカード特有の沢山の知恵が投下されましたが、蓋を開けてみればこのカードを中でも手にしたのは結局リザードンex。
噂の転校生に期待を膨らませるも結局持っていくのはカースト上位のクラスメイト。そんな画が浮かびました。
現環境を越えて早速さらに次弾、ステラミラクル収録のブライアとの組み合わせが話題ですが、今現在からかなりリザードンexを中心に組み込まれてきています。
ダメージを負いつつの盤面形成となることが多いサーナイト。
そこにこれらのカースドボムはヨノワールまで進化せずともサマヨールのダメカン5つでかなり痛手を負わされます。
さらにはカウンター気質のサーナイト。
カウンターの代名詞とも言えるカウンターキャッチャーの発動条件をこちらが満たし続けて効率よく攻めることも特徴の一つですが、サマヨールとヨノワールによりそのサイドを相手にコントロールされてしまいます。
カースドボムによるきぜつでこちらもサイド1を取ることは出来ますが、返ってカウンターキャッチャーを使われてサーナイトexをバーニングダークで取られる展開を想起することは難しくありません。
変幻の仮面でのドラパルトexやナイトワンダラーでのカースドボム。
このように、環境からの攻められ方は変化し続けています。
相手の動きに対して超えていく戦法を主流とするサーナイトには、この点への向き合いが必要不可欠。
サイコエンブレイスのダメカンを受け入れることが明確にリスクとなる対面が増えたのです。
■.現環境におけるアプローチ
だったら何が今の正解か。
……
「これが正解です。」なんて大それたことは言えん!!
ただ自分がなんとなく今抱いているのは、極力盤面にダメカンが溜まる戦い方は望ましくないと言うことです。
もちろんそういった戦い方が望ましくないのはきっと誰もが感じていて、ドラパルトexを前にして積極的にダメカンを自ら溜めて戦いは誰もしないでしょう。
そこはもちろんとして、構築時点からアップデートした知識と意図を入れたものを自分は用意したいです。
それはドラパルトex登場時から抱いていて、ナイトワンダラーでより感じました。
クリムゾンヘイズ環境と比べて、変幻の仮面辺りからフワンテの採用枚数が一枚になるなど少なくなっているように、基本必要ではあるもののフワンテを主軸とするべきではないことは同じく多くの人が感じていると思います。
ですが、おまもりでの上限解放を踏まえた300ダメージとは言わずとも、使い勝手の良い120〜180ダメージ辺りを手軽に出せるために中打点~高打点と広い範囲をフワンテに一任している形も多く見受けられます。
60枚といった枠を考慮すると一枚で広くカバーできるフワンテは優秀でしょう。サーナイトなんて枠カッツカツですし。
ただ、先述したようにダメカンを受け入れることがリスクとして大きくなり、一任させていられない。というのが今の持論。
そもそもマシマシラがかなりの強化要素とされる中で、ダメカンの数を参照するフワンテやサケブシッポとの噛み合いの悪さをどことなく抱えていました。
これら二匹でなぎ倒す際の後押しとする運用はもちろん強力。
でもダメージで伸びるんだから、この二匹のダメージはアドレナブレインするにはいかないもどかしさを感じたシチュエーションは多くの人にあったはず。
『もっとより快適に強くアドレナでブレインしたい!』
■.ナイトワンダラー収録 クレセリア
ここで登場する新規クレセリアのスペック確認。
HPはたねポケモンでは珍しくないラインですが、サーナイトに採用されるたねポケモンたちの中では高水準と言えます。
ワザは超1 いやしのまい
自分の場のポケモン全員のHPを20回復。
これを見たうえでムーンライトリバースのクレセリアを見るとあまりの強さにビビりますが、このいやしのまいの性能だとしてもないよりは遥かにマシで、相手の微々たるバラ撒きに対して使用する対面もわずかに想定されます。ユキメノコとかムウマージとか。
まあこの点はムーンライトリバースを用意出来れば越したことないですが。
下ワザは超3 クレセントパージ 80+
のぞむなら、ウラになっている自分のサイドを1枚選んでオモテにして80ダメージを追加。
のぞむだろ。
相手にサイドを知られることはデメリットと捉えられますが、それ以上にこちらが対戦を組み立てることにおいてメリットとなる面が大きいです。
めくったサイドがたねポケモンだったとき、今必要なくともその間ヒスイのヘビーボールでの回収が裁定的に叶わなくなるから悩みがち。
とはいえオマケ程度の効果といった認識。効果を強く見て採用してみた訳ではなく。
採用意図としては使い勝手の良い160ダメージをフワンテやサケブシッポと違ってアドレナブレインの対象にしても与えることが出来る点です。
要求エネルギーは超3である為、仮に全てサイコエンブレイスで用意すると60ダメージを負います。
この中打点をフワンテやサケブシッポに任せるとファントムダイブやカースドボムでまとめて取られかねませんが、こちらのクレセリアであればサマヨールのカースドボム圏内には入らず、アドレナブレインと合わせれば裏に下げられたクレセリアをファントムダイブの60でも取られません。
残ったならもう一度クレセントパージで2進化exも二発で処理。
悪エネ付きマシマシラを二匹用意出来ようものなら、160+30+30の220で多くのたねexやVをクレセリアが全回復しながら取ることが可能です。クレセリアが全快する必要があるかはさておき。
マシマシラ一匹でもロトムVまでの所謂システムポケモンが圏内です。
今は懐かしい白ルギアのカビゴンのような使い勝手?でしょうか。
どこかで欲しくなる手頃な打点を致命傷とならない盤面で与えることが出来ます。
こうして新弾要素、入れたくなっちゃった。
■.デッキリスト
-マシマシ三日月サナマシラ-
マシマシラは起動出来ていると出来ていないでは大きく、一匹を用意しやすくする為及びクレセリアで220ダメージに達すると気持ちよく進められるので2投。
基本的には語られ尽くしたサーナイトの形なので多くは語らず。
ゲッコウガは後半縛りに来られたりプレイング難しくなるので、未熟プレイヤーの自分はもっぱら不採用でやってます。
サーナイトexの3枚目orハイパーボールの3枚目だと思っています。
両方2枚にした途端サーナイト立てられないのなんの。
サーナイトexのサイド落ち×2を想定しないならハイパーボールを3枚にしても。
2枚だと結構ペパーで山にハイボなしになりがちなので不運を考慮しないならハイパーボール寄り。
おまもりでのフワンテやサケブシンポの運用は基本フィニッシュ時のみを想定。押し切れる展開ならもちろん序盤中盤でも。
シーンは限られますが、サーナイトにおいてやはり大きな強みであることは間違いないのでフワンテとサケブシッポ及びおまもりも1枚は採用しておきたいです。
おまもりでの上限解放を使わない対面であれば、ハバタクカミやラルトスなど雑にどのポケモンにつけてもおまもりは強いのでバリューの高さは今も変わらず。
ただバルーンボム300を主としていない分、ピジョリザなどを崩すには不安を抱えることになりました。
その為、崩し方のアプローチを別方面で用意すべくデヴォリューションを採用。
マシマシラとハバタクカミを絡めたデヴォリューションは無限の崩し方となり評価が高く、足止めとしてはペパーからのアンフェアスタンプ+デヴォリューションが理不尽ウェポンとなります。これで超えられたら諦めで。
後はボスの指令の不採用ですが、ここはデッキリストを意地でも3行にするべくカウンターキャッチャーの3枚目としてまとめただけではあるので、特に大きな思想はございません。
まぁカウンターキャッチャー3枚目で助かることもあれば1枚ボスで助かることもどちらもあるよ。
3行にする為にムーンライトリバースのクレセリア削除もよぎりましたがタイトルに三日月を入れるには薄くなるので絶対に抜けませんでした。大事。
あとはフトゥーの2枚目が欲しいとか神殿改ハン欲しくなる?とかですが、もし参考に使ってもらえるのであればお好みでチューニングしてください。
夜のタンカは1枚入れてみたい。
特にマシマシラ絡みで悪エネや本体など強く働きそうです。
最後の最後に言っておくと、リザードンがさらに強くなった今サーナイト使うのは少ししんどいな~と感じています。
それでも、なまじどうにかやりようがあるデッキ。
他には強い対面も多くあるので上手いこと使っていきたいですね。
■.追記 2024/06/25 デヴォ寄せ
先日フワンテ抜きデヴォリューション寄せのリストを投稿したところ、それなりに反響をいただけました。
デヴォリューションにさらに寄せることで、対リザードンexをはじめとしたふしぎなアメを用いる2進化デッキに強く出られる形に。
本noteで述べた現環境でのフワンテの懸念点を、いっそのこと抜くことでゲームを明確化にしてプランを太くしています。
その分タケルライコex×オーガポンexやディアルガexなど、たねexやVSTARのデッキに対する性能が比較的緩まったと言えますのでその点は課題ですが、比較的現環境にマッチした構成になっています。
それでも上記のライコポンなどには、フワンテでの単調なゲームではなくなるだけでプレイングで詰めていけるパワーが残っていると感じているので、よりリザードンexなどを効率良く見る方面に延ばすことで対応しやすい形となっているのではないでしょうか。
現時点この構成をさらに調整し続けているので日々細かい部分は変わっていますが、調整元としてこちらを残しておきます。
■.オマケのデッキリスト
以前こんなツイートをしたんですが、変幻の仮面環境ではロトムV入りのサーナイトを擦っていました。2種類供養します。
一つ目がハイパーアロマ採用のアグロ寄りサーナイト。
二つ目がアンフェアスタンプ採用の安定思考のサーナイト。
どちらも手札渋い時のミミッキュ前置きそくせきじゅうでんが強く、じっくり進めることが出来ました。
ロトムVの性能的に一つ目の飴サーナイトがハマってそうには見えますが、2ターン目に殴ろうにもエネルギーが不十分だったり手札細かったりでそのまま押し切れる程の動きとなるのは少なかったので、二つ目を主に使用していました。
先攻でラルトスが並べられなくともロトムでペパーやエネルギーを引き込めば、その後のエヴォリューションで充分となる動きを果たせるので使い勝手は非常に良かったです。
やっぱりアンフェアスタンプがめちゃくちゃ強い。
以上、サーナイトに対する現在の主観及びデッキリストでした。
もし何かの答えやヒントになれば幸いです。
では!ありがとうございました。
ツイッター→よぴ(@ftb_fish)
フォローするとクレセントパージでめくったサイドがACE SPECで盛り上がります。
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