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「天神ベストホール」の個人的な事件簿5選

僕の応援している福岡のアイドル・LinQ。コロナ禍の始まる直前の、2020年初頭までは、主に福岡市中央区天神のベスト電器福岡本店11階にある「天神ベストホール」にてライブを行っていました。LinQの結成は2011年春ですが、翌年あたりからこのベストホールをホームのような形でどっしりと構え、毎週末たくさんライブを行っていました。(現在はスカラエスパシオ、Buddy UP!、ドラムロゴス、ドラムBe-1、voodoo loungeなどを転々と、感染対策をしながらライブ中)

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(2014年12月、城崎はるなさん卒業公演後の1コマ)

「ベスト電器」という屋号も実はもう無くなっており、九州地区だけ看板はそのまま、中身はヤマダデンキの社員、ということにもなって。あのベスト電器福岡本店ビルもどうなるのか、はたまた換気機能が十分でないという噂の11階ベストホールの行方は… あまり良い方向には向かわないかも…と心得ていたほうが何かと賢明でしょう。そこで!あくまで個人的に印象深いベストホールでの出来事5つをランキング・カウントダウン形式で振り返りながら書いていきます!LinQ古参の方は共感していただいたり、「ベストホールって何?」ぐらい新しいLinQファンの方もそういう場所・時代があったんだ、ということで暇つぶし程度に読んでみて下さい。第5位からどうぞ!!

第5位 SO先生

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(SO先生と深瀬智聖さん)

僕がベストホールに通い始めた2013年夏。アイドルのライブは初めて。ベストホールの雰囲気に慣れるのには少し時間が掛かりました。

そんな中のある日。男子トイレ個室のトイレットペーパーを使い切ってしまいました。予備も全く辺りに見当たらない。なのでロビーで目の前に居た明らかにファンとは違う格好=スタッフさんだろうと思った男性に声を掛けました。

「すいません。男性トイレのトイレットペーパーがなくなっちゃいまして… よろしくお願いします。」

その男性は「え!?あ!?俺!?あ、そうですか、わかりました。伝えておきます…」とビックリ&浮かない顔をされてました。

若干いけ好かない表情をされたので僕も「?」だったのですが。その方がSOさんであったと数か月後に判明します。LinQの立ち上げ時からダンスの先生として奮闘され、それ以前にも輝かしい経歴をお持ちのレジェンドだとは…そんな方にトイレットペーパーの補てんをお願いしてしまったとは… 大変申し訳ありませんでした。m(__)m

第4位 go for itできず

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(今でもIQP研究生公演で歌われる『go for it』を収録のBudLaB『Rakuen』のCDジャケット)

2014年秋から始動した、LinQの研究生としてのBudLaB。Budは新しい芽。LaBは研究する場所と言う意味。その第1期公演を、僕が95%ぐらいの出席率で通したことはあまり知られていません。現在も1期メンで事務所に居るのは海月らな(LinQ)、MIHARU・KOTONE(MAGICAL SPEC)の3人だけ。その1期BudLaB単独公演はだいたい隔週金曜の19時からベストホールで行われていました。

お世辞にも客が入っているとは言えず。でも毎回最前列で見られたのはよかったですね。後ろの席にはメンバーのご家族・ご親戚。何となく柔らかなフレンドリーな時間が流れていました。(当時のスタッフ朝野さんは閉店20時に全観客を店から退出させないといけない使命感でいつも怖い顔してましたねw)

とある金曜。BudLaB公演のためベスト電器福岡本店まで来たものの。エレベーターの11階ボタンが押しても反応しない。開場前はそういう設定にしてあるのですが。もう18:50です。開演までわずかなのに、エレベーターで行けないつまりgo for itできんのです。。 何とか19時ちょうどぐらいになって、少ないお客を乗せたエレベーターが11階に向けて動き出しました。スタッフさんの11階解除し忘れ、特に金曜のBudLaB公演では日常茶飯事でした…(;^ω^)

第3位 瑞稀もえになりたい

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(上・瑞稀もえさん と 下・松村くるみさん)

LinQ1期生だった、松村くるみさん。結構僕、推してたんです。しかし2015年末にベストホールで行われたLinQ年末感謝祭にて卒業する意向を発表し、翌2016年4月に卒業していきました。

その、2016年4月の卒業公演での1コマ。地元の熊本県が大地震に襲われて数日後ということもあり、神妙な面持ちでファンへメッセージを。

「瑞稀もえさんのような人になっていきたいです」

サラッと言ったくるみさんですが。観客、スタッフ、メンバー。その場にいた彼女以外の全員の頭の上に?マーク。「なぜ瑞稀もえになりたい??」瑞稀もえさんとは2014年当時、高木悠未さんとダブルセンターを組むほどの人気ながら契約解除でLinQから突如消えて行ったメンバーです。

ライブ後、同じくLinQ1期生である杉本ゆささんから訂正アナウンス。「先ほど松村くるみさんが『瑞稀もえさんになりたい』というのは『押切もえさんになりたい』の間違いだったそうです」とのアナウンスでベストホール内に大爆笑が起こります。最後の最後に爪痕を残した彼女ですが、現在は熊本県で2児のママとして幸せに暮らしているそうです。

第2位 未だに謎w

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前述の、松村くるみさんが卒業すると発表した2015年末のLinQ感謝祭。そのライブ後、特典会に移る合間の時間でそれは起きました。

現在の8人体制LinQでも押しも押されもせぬ人気の、とあるメンバーww。そのメンバーがなぜか、遠方からわざわざ全速力で走って来て僕の足を思い切り踏み、満面の笑みでまた遠方に走って帰って行くという、今でも謎すぎる事件が起きました。

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(関係ないですが、ベストホールの廊下でふざける、一ノ瀬みくさんと由地成美さん)

この廊下の扉の向こうから、なぜかそのメンバーは走ってきて僕の足を踏み、また扉の向こうへ帰って行ったのです。「何故??」今も当時も気持ちは変わりません。加えて松村くるみさんの卒業発表でかなり凹んでいたタイミングでもあり、「悲しい」と「なんで~?」という相容れない複雑な感情が濁流のごとく混じり合い。結局特典会に参加する気になれず帰宅、翌日も引きずってLinQ感謝祭2日目の参戦をキャンセルしてしまいました。(;^ω^)

今思い返すも、あれは現実だったのか?夢だったのか。謎すぎて解らない事件です。よっぽどあの日の彼女は僕の足を踏みつけたい気分だったんでしょうか?(´・ω・`)

第1位 天野なつ公開説教

そして、栄えある(?)第1位は。ベストホールステージ上で、前代未聞、お客さんのいるライブ本番中に公開説教です。

2014年2月。LinQはZepp FUKUOKA(現在のマークイズに入居する前の建物)で行われる「3周年ライブ」に向けてアルバムも発売が決まって、グイグイ加速していくべき状況でした。ただ、メンバーのモチベーションが低かったのか、当時LinQプロデューサー(仮)であり、OGで初代リーダーでもある上原あさみさんが2代目リーダー天野なつさんに痛烈な檄を飛ばした、ということなんです。

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(2014年初めごろのベストホール公演の様子)

確か替玉も済み、お客さんを立たせている状態だったと記憶してます。そこでいきなり、上原あさみさんが「ちょっと待って?」と入ってきます。細かい所まで覚えていないですが、天野なつさんをセンターに立たせ、かなりの叱咤と言うか。「このままでは3周年ダメになるやろう?」的な説教をしていたと思われます。なつさん大号泣。

あのぉ、僕ら。替玉終わって、席で突っ立ってるままなのね。(笑) で、本当に自分の中学の時の先生たちがめちゃくちゃ怖かったんだけど、それを思い出すくらいのあさみさんの怖さなのねw  観客もブルブルと震え上がっていました。終始うつむいて、嵐が過ぎるのを待っていた感じでした。これには正直、賛否両論いろんな意見が飛び交いました。

しかしながら、その翌月に行われた3周年ライブは素晴らしい内容となり、僕も感動で涙した思い出があります。結果的には、あの日のあさみさんの、なつさんへの強烈な檄が効いた形にはなりました。

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(2021年、3代目リーダー・吉川千愛さん卒業公演後の、上原あさみさん・杉本ゆさマネージャーとの1コマ)

ご本人の名誉のためにも言っておきますが。まだ2014年あたりでLinQは戸惑いながらやっていたし、裏方であるあさみさんも同様に戸惑いながらやっていたと思います。

それから幾年も流れ、2021年現在のLinQはまた新しい形態となって僕らを楽しませてくれていますし。裏方スタッフさんもあさみさんの着眼点やノウハウを生かしてより研究生への教育方針を確固たるものにし。今やIQプロジェクト全体のスキル底上げが行われている最中だと感じています。既に下のほうに居る子たちのパフォーマンス完成度が最近すごいんです。全ては、あさみさんの熱意、突っ走る気持ちから始まっていると思うのです。

どうでしょうか。だいたい、僕がnote書くと超大作になってしまいます。。少しでも懐かしみ、楽しんでいただけたら是、幸いです。

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