第14話 リハビリ6 2021年8月7日 さようなら、外脛骨
朝、担当医とサブ医がやってきたので昨夜の件を訊くと、「痛くないなら大丈夫でしょう」とのことなので安心。前述したように今日も痺れ痛みについて訊かれるが「あるような気がする」と答える。
昼食前に、向かいで入院していた高校生が退院となる。高校生と若い女性看護師が楽しそうに話すのをただ聞いていただけで詳しくは知らないが、声や話し方から想像するになかなかのイケメンのようだ。と思っていたが、そうでもなかった。顔と声の印象は一致しないということか。哀川翔がいい例だ。
シャワーのギプス保護に深田えいみ。軽く雑談をし、久しぶりのエロい低い声に癒される。
足に痺れを感じる。といっても傷口や指先ではなく、踵。横になる際に足を外側に倒して置くわけだが、ずっとそのままでいると倒した側の踵の側面が常時ギブスに当たることになるため痛みと痺れが現れる。ギプスはきつく巻かれているため内側に倒しても踵の側面はギプスに当たったままなので足をどう置いても当たり痺れ痛む。なので足の位置がしっくりせず何度も外に倒し内に倒しと気になってしまう。
気になるで言えば高橋優がしょっちゅうお菓子を食べているため、読書中にお菓子が食べたくて仕方ない。車椅子で売店に行き数日分のお菓子を買って来ようかと思うが、どうせ数日分買っても一日で食べきるだろうなと思うと躊躇してしまう。かといって毎日売店に行くというのも一苦労だし面倒くさい。高橋優は自由に歩き回っている。激しく羨ましい。
また気になるで言えばトレーナーとの筋トレと松葉杖トレーニングのおかげで手のひら右ふくらはぎ左太ももの筋肉痛が激しい。
文句ばかり言っていても仕方がない。毎日綺麗な布団で寝起きして美味しい食事が上げ膳据え膳について感謝せなばならない。日々感謝を忘れずに。
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