第24話 リハビリ16 2021年8月17日 さようなら、外脛骨
脂肪肝のため入院前から定期的に行っていた肝臓のエコー検査の予約が急遽今日となったため朝食抜きでリハビリ。
リハビリも話すことがなくなる。無言が続くが、無言がちょうどよいのかもしれない。手のひらの痛み軽減のためグリップ部分に包帯を巻いてくれたが、その際トレーナーが眼前で屈み視界いっぱいに真っ白なナースパンツに浮かぶ下着の線が映る。あまりの刺激で頭がぼうっとする。
病室に戻るとすぐに検査に行けとのことで車椅子で消化器内科に向かう。中年男性医師が入り口に立つ若い女性研修医に説明しながらエコー検査を行う。
トレーナーの下着の線が忘れられず、松葉杖で下に降りてトイレでオナニーをする。風呂がベストだとわかっているが我慢ができなかった。一刻も早く処理せねば犯罪を犯す可能性があった。
デイルームで初老女性3人がお菓子をつまみながら井戸端会議をしているのを聞きながら読書をする。2つ隣で腰にコルセットをした女性が電話をしている。しばらくしてマスクを外したので顔を確認すると、向井藍に似た美女であった。あまりに美しい顔だったため見とれてしまった。またデイルームで会えることを期待する。
その後中年韓国人女性がやってきて大声で話している。電話で大声を出す理由はない気がするが、どうだろう。
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