読まなくていい序文 さようなら、外脛骨

 序文は読む必要性はないが、書いておく必要性はあるので残しておく。

 さくらももこの「なんでも経験してやろう」精神を見習い、手術も経験しておいて損はない。手術中の状況を楽しもう。ということで全身麻酔ではなく頚椎麻酔を選ぶ予定だった。しかし、人生初の手術が不安で不安で不安で仕方なく、整形外科医の「全身麻酔でいいですね」という問いに「はい」と返事をしてしまった。つまり僕は手術中全身麻酔で熟睡していたため、この手記には手術中の様子は一切描かれていない。俗にいう「ビビリ倒してしまった」というわけだ。本当に申し訳ない。僕にはさくらももこほどの精神力がなかった。

 謝罪を済ませたので、本文へ。

 手術と術後だけが知りたい方は、第三話の手術前日以降を読んでいただけると時間の短縮になると思う。

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