小生は犬である
ワンワンワワワンワンワンワンウーワン
ワンワオンワオーンワンワン
ワンウーワオンワンワンワン
ウーワンワンワワンワーワオンワーワオン
ワオーンワンワンワワンワワン
ワワンワワンワオーンワオーンワンワンワン
ワンワンワンウーワンワオーンワワンワン
ワオーンワワンワンワンワワンワオーン
ワワンワワンワンワンワンワンワン
この書き方は読みにくいのでやめよう。
小生は今、所属している文芸部の部室にいる。
おっと、この匂いは、あの女の子が近づいてきたようだ。
ドアが開く。
「ワン!」
小生は女の子に近づく。女の子に撫でられる。これが犬の特権だ。
おっと、また別の臭いがしてきた。これはあいつか。
ドアが開く。
「ワン!」
「おい、その言葉は覚えているぞ。伝わらないと思っているだろ。」
彼は小生の小説の翻訳を担当している。
「ほら、女の子に撫でられていないで、小説書くぞ。」
小生は、犬語で小説を口述する。
「ワンワン」
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