スピングルムーブの失敗作 Biz-501
私が積極的に購入している靴のブランドは、
数年前は広島の会社、スピングルムーブでした。
今は allbirdsの靴を中心に履いていますが、
8足かな? 10足いくかいかないかくらいは購入しているので、それなりのスピングルムーブファンと言っていいと思います。
そんな私でも、このモデルはダメだな、と思うモデルがあるので、紹介します。
それは、アディダスのスタンスミス風のスニーカー
Biz-501 (画像は公式通販サイトより引用、以下このタイプの画像は同様)
見た目は気に入っています。
上部の革の部分の作りも、普通には良いと思います。
問題は、ソールや靴底部分の作りです。
ソールが薄すぎる上に、靴底部分の補強が足りない。
百聞は一見にしかず。画像を見ていただきましょう。
おっと、いきなり核心の画像を見せてしまいましたね。
あらためて外観から行きましょう。
こちらが、2020年の12月に購入して、約二年経った状態です。
といっても、メインで履く靴はallbirdsなので、本作は主に雨天のときに履いていました。他にもスピングルムーブの靴はあるので、履いた日数としては、決して多くは無いです。
革の状態は、特に問題ないですね。
こちらが裏面。かかとの部分は、一年くらい経ったときに斜めにすり減っていたので、地元のリペア屋さんで修理しました。
真ん中の方は、特に特に問題ないのがわかると思います。
ちなみにスピングルムーブ公式サイトのソール画像は以下。
パターンが薄い(低い)ですね。
とはいえ、こういう形のスニーカーは「こういうパターンのもの」と言われればそうです。
近寄った画像で見てみましょう。
ハイ、ここでおわかりの通り、底が抜けてしまっています。
そして、ゴムの厚さは、パターンを除けば3ミリ弱しかない。
汚くて申し訳ないですが、内側からみると、こんな感じ。
もちろん、インソールは外しているので、このまま直に靴下というわけではないです。
しかし! 路面の水は、ここから入るのですね。
だから現状、すぐに靴がビタビタの水浸しになります。
これは明らかに、靴底の設計がしょぼすぎます。
「スピングルムーブムーブといえばコレ!」の巻き上げ式ソールのモデルは、何足も購入して修理もして使っていますが、今までこのような不備は無いです。
こういうやつですね ↓
巻き上げソールのモデルは、基礎設計が良いんでしょう。
長年作り続けてきた製法で、自社にしか作れないモデルを作るのだ、という実績とプライドの成果。
対して、スニーカータイプのモデルは、経験不足。
数千円で売っている安い靴なら仕方ないですが、2万5千円しますからね、これ (苦笑)
厳しい言い方をしますが、こんな靴では使い物にならない。
見た目が近いアディダスのスタンスミスなどは、2日に一回のペースで履いても、このくらいの履いた日数なら、ソールが余裕で持ちます。
贔屓にしていたブランドの、新展開商品ということで、応援の意味も込めて買ってみましたが、結論としては、
残念ながら
「スピングルムーブは、巻き上げソール以外のモデルはやめたほうが良い」になります。
革の部分は、現状でも使用には問題ないし、気に入っていますから、ほどよい額で直せるのならリペアに出してみます。
現状こんなところです。
読んでくれた方の、なにかの参考になれば幸いです。
END