【もう食べられない名店】名もなき店の身近にあった横手焼きそば
■幸せって意外に近くにあるもんですね
さてさて・・・
もう食べられない名店、なんですが、おそらく・・・というお店。
というのも、おばあちゃんがやられているお世辞にもキレイとは言えない、自宅を改造したような雰囲気のクラシカルなお店だったので、まあ、よっぽどのことがない限りもう食べられないのではないか、と思うお店です。正確にいえば。
横手焼きそば
まあ、B-1グランプリでもオナジミの秋田は横手市のB級グルメですね。何となく個人的なイメージなんですけど、ご当地グルメって『とりあえず焼きそばにしとけばいいんじゃね?』ってメニュー考えるときにめんどくさいからとりあえず焼きそばおじさんが各地にいるのではないか?と思うぐらい焼きそばが多い。それだけ食べていて無難だし作りやすい、原価が安く抑えられる等々、メリットがあるのでしょう。
たとえば、戦後からこの土地は製麺工場が多く存在し、大量に余った麺をどうやって消費するか考えて生まれたこの土地ならではの〇〇焼きそばで歴史は70年ぐらいあります・・・というものならば良いのですが、そうした歴史をすっ飛ばしてまず最初にB-1グランプリありきでご当地の肉とか野菜でとりあえず焼きそばにしました的なやつは何だかなあって思うんですよね。(あくまでも個人的な感想です)
話を横手焼きそばに戻すと、家の近所のお婆さん2人でやってる、ラーメン屋・・・といいつつもカレーとか野菜炒めとか、定食があったり何だったらお酒も飲めますよ、という何でもアリなお店がありまして、外見はキタナシュラン的な感じなんですが、そこのお婆さんが秋田出身なのか?食べられるんですよ。
しかも。
店の外にポスターが貼られてるんですが実際に横手市の協会?から、キチンと認定されているお墨付きのお店。
これは食べてみたい
ここの店の前を通る度にそう思ってましてね、タイミングが合ってようやく食べることが出来ました。
<結論>
まあ、アレですね。
やっぱり普通のソース焼きそばですよね。
当たり前ですけど。
麺は太めでボソッとした食感に、これが横手焼きそばの最大の特長なんでしょうが、結構麺は柔らかめなんですな・・・
ちょっと汁っぽくて味つけは若干薄め。
『これをお好みで使ってネ』
と、ソースの容器を渡されたので、やはり博多とんこつラーメン的に途中で味を足すのが、”正式な食べ方”なんでしょうか・・・。知らんけど。
ソースと醤油をちょっと垂らすと、キリッと味が引き締まり好みの味になりました。
セットのご飯とスープ。
ナニゲにスープが嬉しい。
焼きそばをおかずにご飯を食べるという関西っぽいノリなんですよね。まあ、この炭水化物と炭水化物のオンパレードは大歓迎ですが。目玉焼きの黄身を焼きそばに絡めて食べるのが本来の食べ方なのでしょうが、ご飯にかけて、醤油をたらし、ちょっとした卵かけご飯風に頂きました。
ウマかった
いやはや、正統派(?)B級グルメっつーのは、意外にも近くにあったもんだと実感した次第でありました。。。
■次回、もう食べられないお店へ続く
<本記事のお店は2011年04月18日に訪問>