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#2-6 パッションとアイデンティティ #2-7 海ホリックなスペイン人

#2 -6 パッションとアイデンティティ
この日は、日本在住のスペイン人の親友Cちゃんが紹介してくれたSちゃんとIくんとカフェにいった。2人とも絵を描くことが好きで、アーティスト活動をしているらしい。それぞれ違うテイストのアートだけれど、とてもパッションがあって聞いているだけで、とてもおもしろかった。
スペインの若者は、けっこう絵をかいたり、陶芸やったり、デザインしたり、芸術的な趣味を持っている人が多い印象。そして(わたしの友達だからだけど)日本とかアジアのカルチャー好きな人がとても多い。日本のアニメがマチスモなことを認識しつつも好きでいつも観ていたり、KPOPの大ファンだったり、アジアンフードが大好きだったり。やはり自分のカルチャーに好意を持ってくれていると嬉しい。
そして、Sちゃんはバスクの出身。ビルバオには有名なグッゲンハイム美術館がある。けれど、また新しい美術館?をつくろうとしているらしく、自然を守りたい地元民と軋轢が生じているらしい。ちょうど、ツール・ドゥ・フランス(国際的な自転車レース)がバスクを通っているらしく、住民がテレビにうつる瞬間を狙って、「FU** グッゲンハイム」というプラカードを出したらしい。
すごく印象的だったのは、Sちゃんが「カタルーニャ語を話せるようになりたい」と言っていたこと。バスクにも独自の言語があるけれど、カタルーニャにも独自の言語がある。もしバスクに住むのだったら、バスク語(ユースケラ)を理解・勉強してくれたらうれしいので、わたしもカタルーニャ語を勉強したい。と言っていた。
言語には、その地域のアイデンティティがある。なるほどと思った。わたしは日本語(標準語)しか話さない地域で育ったので、あまり言語に対するアイデンティティみたいなものは持っていない。なので感覚的にはわからない。けれど、言語を守ることも、その土地、文化、住民に対してのリスペクトになるのだろうな。(とはいえ、非スペイン語ネイティブと、スペイン語ネイティブでは、カタルーニャ語の理解度が全然違うと思うので、ちょっと今時点のわたしには難しいけれど・・・まずは、スペイン語を前みたいに上手に話したい・・・・)

Altafulla にあった看板

#2 -7 海ホリックなスペイン人
スペインの夏の楽しみ方といえば、海!海嫌いな人はいないのでは?と思うほどみんなPlaya(ビーチ)が大好きだ。日本にいると、海に行かない人もけっこう多い(行かない人の方が多い?)気がする。わたしも日本にいるときは、小学生以来海に行ってなかった。当然、可愛い水着など持っていないので、小学6年生のときに買った水着を一応、スーツケースの中にいれてきた。思いのほか、スペインに到着してすぐビーチに遊びにいくことになったから、あってよかった。
バルセロナにもビーチはあるけれど、人でごった返しているので今回はカタルーニャの海外沿いにあるビーチにいくことにした。Altafullasという小さな町で、バルセロナからだいたい電車で1時間くらい。
スペイン国籍の若者(U30?)は、夏の特別切符みたいなクーポンがあるようで、0,8ユーロでいくことができるらしい!通常は8ユーロくらいなので、すごく安い。これは、公共交通機関を使うことを奨励しているからなのか、若者の失業率が高いからなのか、若者における支持率をあげたい政府の目論見なのかわからない。けれど、すごくいい仕組みだと思った。
いろんな世代の人が、海を楽しんでいてとてもよかった。トップレスの女性はあちこちにいるし、マダムもしっかりビキニ。開放的でよいなと思った。ヌードビーチではないけれど、バルセロナのビーチにはすっぽんぽんの人がそこそこいるらしい。正直、(特に男性のすっぽんぽんは)けっこう困るのだけど、自分がよいならいいよね。
紫外線強すぎて、日焼けがかなり痛いけれどとても楽しかった。海好きになりそう。

あまり観光地ではないので、人はいない。中世の雰囲気が会って素敵。

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