#9-5 グラシア祭りは、大人の文化祭
#9 -5 大人の文化祭
今週は、バルセロナのグラシア地区でお祭りが行われている。バルセロナでもけっこう有名なお祭りらしい。お友だちから聞いたお話だと、「大人の文化祭」という感じの雰囲気らしい。実際に、先日行ってみたらその表現はぴったりだなと思った。
Calle(通り)ごとに、テーマを決めて飾り付けを決めるらしい。それを数週間前からみんなでワイワイしながら、準備するらしい。みんなで楽しく準備するのが文化祭っぽいし、飾りの雰囲気も文化祭っぽいと思った。
暑かったのと、人が多いのと、けっこうたくさん歩かないといけないのが重なって、そんなに長居はしなかった。けれど、どのCalleも個性が光っていた。もちろんプロのアーティストとかが作っているインスタレーションではないから、クオリティも文化祭という感じだけれど、当人たちが楽しんでいるなら良いよね。
人生を楽しむスキルが高いスペイン人
(”国民性”というか、Generalizationが良くないとは思うけど)スペインの人たちのたぶん一番いいところは、人生を楽しむスキルがめちゃくちゃ高いことだと思う。”陽気で情熱的”というステレオタイプにも少し似ているけれど、どんなことも楽しんでいる人たちなのだろうと思う。というか、楽しもうとする(悩みすぎない)という傾向があるな、と思う。
これは本当に尊敬するスキルで、わたしはあと1000年生きても身につかないと思う。すごくうらやましい。「夏のバカンスだから全力で楽しむ!」とか「1年に一度しかない祭りなのだから、明日の仕事のことは忘れて今夜は踊るぞ!」とか、「電車にいた変な人の話で3時間盛り上がる」とか。おかれている状況をすごく楽しんでいるというか。すごいなと思う。
まあプロフェッショナルとしてはどうなの?って思うこと多々ですが(だからわたしはスペイン人とは働きたくない)。笑
祭りと伝統
個人的には日本の伝統的なまつりとか、慣習というのは古い価値観が染みついている印象がある。あと、集団行動が苦手なわたしにとって、文化祭は苦行なのだが、こっちの祭りはけっこう楽しんでいるのかな?それとも、けっこう伝統的な価値観があるから、2分されているのだろうか?
伝統文化とか、季節の慣習とか、本当に素敵だと思うし、自分の生活にも取り入れたいと思っている。けれど、その古い価値観に対してどうしても嫌悪感があって、苦手意識がある。なので、伝統の再解釈とかをしているモダンなお茶屋さんとかが大好きなのだが、スペインはどうなのだろうか?
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