ファンクショナルトレーニングのポイント

上肢のファンクショナル

上肢の基盤である肩甲骨を上方回旋(腕を挙上)させた状態で胸郭に安定させ続ける機能を獲得することがパフォーマンスを改善と障害予防につながる。
→前鋸筋と僧帽筋下部のストレングスが肩甲帯のスタビリティ改善のキー

体幹のファンクショナル

①スタビリティ関節としての機能を高める
②モビリティ関節である股関節および胸椎との「分離と協同」の機能を高める
③ ①,②を立位でもできるようにする
④体幹自体のloading機能を高める(適切な可動域内で、体幹筋群のエキセントリック収縮機能を高める)

体幹の固定を妨げることなく呼吸を行えるのが理想。正しい呼吸動作自体が体幹固定も促す。
スタビリティトレーニングで体幹の固定+隣り合うモビリティ関節である股関節と胸椎の「動き」との協同動作ができなければならない。
分離と協同は立位なので、最終的には立位の体幹を実践。

初級:体幹全体のスタビリティ向上
中級:体幹の固定と同時に股関節および胸椎・肩甲骨動作との「分離と協同」の機能向上
上級:立位での体幹機能向上

下肢のファンクショナル

下肢は体で作られた力を地面に伝える場所。地面から受ける床反力を体幹、上肢へ伝える入口。人は動きの中で、常にloading(力の吸収)とunloading(力の発揮)を繰り返す。
下肢の筋群は動きの中でまずエキセントリック収縮(loading)、その後コンセントリック収縮(unloading)を行う。

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