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一流アスリートを育てるトレーニングの手順

ファンクショナルトレーニングのプログラミング

選手は「動作」を機能的に向上することにより、非機能的な動作によって生じていた痛みやけが、効率の悪い動きを改善する。またそれが筋力、パワー、スキルの向上、最終的にパフォーマンスの向上やケガの予防につながる。
まずはスクリーニングテストで選手の身体を評価する。(ファンクショナルトレーニングからも問題点や情報が発見できる場合がある。)トレーナーは常に正しい情報をフィードバックして、機能的な動作を獲得する手助けをする。
ファンクショナル動作は主に全身動作。適切でない動作から考えられる問題点は複雑に重なり合っている。評価は絞り込みによって数ある問題点を抽出する認識が必要。

トレーニングの期分け

Ⅰ.スタビリティ・モビリティ期
固有受容器に刺激が多く入るような種目を選ぶ。アイソメトリック収縮やエキセントリック収縮が多く入るようなスタビリティエクササイズを選ぶ。

Ⅱ.ストレングス期
筋力を増加させていく期。コンセントリック収縮も行う種目を選ぶ。

Ⅲ.パワー期
体が安定した状態でしっかり筋力を発揮でき、パワーにつなげられる種目を選ぶ。


トレーニングの流れ

①フレキシビリティエクササイズ
関節可動域の制限、筋や軟部組織を本来あるべき状態にする。
→セルフリリース、アクティブストレッチ、ダイナミックストレッチ

②スタビリティエクササイズ
皮膚、筋、関節、靭帯にある受容器に刺激が入り、関節の偏位を防ぐために防御反射が起こり、最適な筋群が協同収縮する。よって、関節のダイナミックスタビリティ(動的安定性)が保たれる。
注意点:正しい姿勢での体の固定や、正しいフォームで関節可動域をすべて行うこと。

③コアエクササイズ
コアエクササイズ→股関節や背筋群が腹筋群とコーディネートされて動き、このコアで生まれた力が上肢や下肢に繋がり最終的な人の動作となる。
赤ん坊が行う全ての動きがコアトレと言っても過言ではない。
コアエクササイズ=安定性とコーディネーション能力を高めるべきもの

④ストレングスエクササイズ
特徴
Ⅰ.キネティックチェーン
Ⅱ.3面を使ったエクササイズ
Ⅲ.力の吸収、安定、固定、力の発揮を意識した運動
Ⅳ.分離と協同の原則を理解してのエクササイズ


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