【バスケ】足関節捻挫からのエクササイズアプローチ

足関節の捻挫は最も発症頻度の高いバスケ関連の足部、足関節の損傷。

①足関節のROM(関節可動域)回復

第一目的。ストレッチングや周囲筋の軟部組織に対するマッサージで回復。

②オープンキネティックチェーンエクササイズからクローズドキネティックチェーンエクササイズ

体重で支えられるようになったら、オープンキネティックチェーンエクササイズからクローズドキネティックチェーンエクササイズを行う。
OKCエクササイズ「開放運動連鎖」は、簡単にいえばカラダの末端部分(足や手)が固定されていないもの。ベンチプレスやチェストプレス(体幹部が固定されていて、手を動かしている)などはOKC。
CKCエクササイズ「閉鎖運動連鎖」は、カラダの末端部分が床などに接した状態で、固定されたもの。プッシュアップ(手が地面に固定されていて動かず、肘の曲げ伸ばしを行っている)はCKCのエクササイズ

また、バランスおよび固有受容感覚の回復は、捻挫予防や高度なパフォーマンスに向けて絶対に必要。


③動的ウォームアップ、アジリティドリル、ジョギング、矢状面のラン・ジャンプ・カッティングを導入

捻挫の再発原因の多くが、 バランス、 固有受容感覚・ 筋力の不足、 また、質の悪い動きや動作を行ったことによるもの。 これらの問題点により、足関節捻挫の再発に対してテーピングやサポーターなどの補助措置の長期使用を必要とするケースもある。慢性的な足関節機能不全がある選手は、バランスと固有受容感覚のトレーニングおよび筋力トレーニングを段階的に進めることが必要。


【メニュー】


●足関節のバランス:シングルレッグスタンス、 バランスボード

●足関節の固有受容感覚:シーティッド・バランスボールパータベーション、ホッピング、コントララテラルキック

● 筋力強化:足関節の抵抗運動、 スタンディングヒールレイズ、バンドラテラルウォーク


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