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営業会社としての泥臭さにこだわる理由

昔、インフルエンサーのイケハヤさんがリツアンをIT企業として紹介してくれたことがあります。

内容は、「IT企業の社長(私)がExcelも使えない」というもので、リツアンのことを面白おかしく取り上げてくれました(笑)。

もちろん、これはディスっているわけではなく、「社長はITのことを全然分かっていないけれど、営業社員やエンジニアがしっかりしているから、なぜか会社が成長している」面白い会社として紹介してくれたんです。

その時、イケハヤさんにリツアンをIT企業として紹介してもらい、副社長の平野と二人で喜んだことを今でも覚えています。

というのも、私たちはリツアンをIT会社だとは思っていなかったからです。

「IT会社」と呼ばれて、少しカッコいいなと思い、二人で喜んだわけです。

ただ、私たちは今でもリツアンをIT会社ではなく、「営業会社」だと考えています。

SES企業の経営者の中には、ITのことを分かっている風にカッコつけて話す方もいますが、私たちは所詮「営業会社」です。

ITの洗練さはなく、私たちには泥臭さしかありません。

SES企業(技術派遣)の価値は営業力にあります。

高い給与でスキルセットを評価し、良い仕事を紹介することが、良いSES企業(技術派遣)の在り方です。

良い案件は大手クライアントにあります。

たまに「保有案件はどこでも一緒で、SES企業間で大差ない」と話す経営者がいますが、あれは嘘で、ポジショントークか業界を分かっていない素人です。

リツアンは、社員が数十人規模の時から、数千人、さらには万単位の社員を抱える大手企業との取引を目指してきました。精一杯背伸びして営業してきました。

大手企業は、単価も高く、仕事内容も魅力的で、労働環境も良いためです。

夏の夜に明るい外灯に引き寄せられるカブトムシやクワガタのように、優れた案件には多くの優秀なエンジニアが集まってきます。

その結果、新たなクライアントの獲得につながり、会社の成長を支える原動力となります。

ですから、これからも「採用は慎重に、営業は身の丈以上に」をモットーに、リツアンは営業会社として営業活動に注力し、同時にサービス会社としてサービスを磨いていきます。

追記:SESの価値を育成力と考える方もいますが、育成力は営業力があって初めて効果を発揮するものです。選手が活躍できるグラウンドがあってこそ、彼らは輝けるのです。ですからクライアント(常駐先の職場)は大切です。

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