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大好きな歴史の発信が続かず5年…だった私が連続投稿7日してみて気づいた、続かない要因と解決策
Xにこんな投稿をしました。
歴史エッセイの毎日投稿挑戦中🔥
— くるみ | 歴史×Web3ライター (@kurumirekishi) December 5, 2024
なかなかいい感じ。
ようやく水を得た魚🐟
何年も干からびて死にかけて、天を仰ぎながらもふにゃふにゃ動いていたら、ようやく水が流れ込んできた魚的な感覚。
あぁ、よかった〜!ようやく歴史が書ける〜という喜びで書いています😊… https://t.co/odJq0fhV7n
・・・5年間干からびてた私。
以下のように、どうしても発信が続かない。
・歴史ブログをWordPressで立ち上げるも、1年間公開できずに放置→何度かエンジンかけるも、2週間〜3ヶ月ほどで挫折。
・2021年12月、Webライターラボの中村昌弘さんとゆらりさんが興した「Kindle出版スクール」0期に入る→構成を提出したのは1年半後→その後まえがきで挫折→放置
・1年前、Xで歴史長文投稿をするも、1ヶ月で挫折
こんな感じ。どうしてこうもポンコツなんだろうと、思いながらも、歴史の発信は諦められずにいた。
それが、12/1に「歴史エッセイをnote毎日投稿します!」と宣言してから1週間続いており、今後も続けられそうな気がしている。
しかも、ここがポイントなのだが、いままで挫折したときの苦しい感覚はなく、「楽しい」のだ。
なにが変わったんだろう?という考察を失敗談とともに書いてみようと思う。
発信が続かなかった要因と解決につながったこと
いままで何が原因で続かなかったんだろう?それをどうやって乗り越えたんだろう?と考えてみると以下のようにまとめることができた。
・発信の軸がなかった(自分の考えを言語化できなかった)
→発信することで解決した
・自分で自分に許可を出していなかった
→気づくこと、それから許可のハンコを押すこと
・歴史に対しては完璧主義になっていた
→気づくこと、風穴をあけること
・焦りや不安が邪魔をしていた
→メンタルケアと脳みそのリソース確保
ここから深ぼってみようと思う。
発信の軸がなかった→発信することで解決
何年も、軸が決まらなかった。
ずっとぼんやりとしていて、「歴史を伝えたい!」という気持ちはあるものの、「誰に?どうやって?歴史の何を?読者にどうなってほしい?」などなど、全く言語化できなかった。
何年も、悩みの種だった。
だから、気合いや勢いで発信をはじめても、すぐに「これでいいのか?」という疑念に取り込まれ、手が止まる。忙しさにかまけて、停止・・こんな流れになっていた。
今回、なぜ軸(コンセプト)を決められたのか考えてみると、「発信をしていたから」ではないかと思う。
8月末〜11月末までの3ヶ月限定(現在も継続が決定)の末吉宏臣さん主催「発信する勇気発動コミュニティ」に参加しており、9月頃から、テーマにはしばられずにnoteでの発信を増やしていた。自分の暗い部分まで堀り、言語化する。そのプロセスで、かなり自分のことが分かってきたし、自分の考えをすっと言語化できるようになっていった。
自分の気持ちや想いにもフォーカスできるようになり、それが軸(コンセプト)を決める際の目に見える材料になったんだと思う。
ちなみに、コンセプト決定までは『will』と『コンセプトの教科書』を使いつつ、方眼ノートや自分のメモノートに書きまくりました。
ここから過去の自分に伝えたいことは「発信をしたいなら、テーマはなんでもいいから、自分の考えを言葉にしてみること。そこから伝えたいことが見えてくる」かなと思う。
自分で自分に許可を出していない→気づくこと、それから許可のハンコを押すこと
けっきょく、最大のブレーキは自分自身だった。
私は他の人には「好きなことすればいいじゃ〜ん」とか気軽に言うくせに、今回の毎日投稿をはじめるまで、自分に許可を出していなかった。
しかも、このことに気づいたのは、歴史エッセイ#2を書いたあたりだ(!)
自分で自分に、「好きなことしていいよ」と言えていなかったんだ。
歴史は一番好きなこと。
太陽が眩しいように、一番好きなことってなんだか直視できない、そんな感覚ってないだろうか?
また、セミナーやPTAの会などで、一番前の席を避けたり、物を選ぶ時も、なんとなく1番をさけようとする、”出る杭はうたれる的な日本的価値観”そんなものを持っているからなのか、「無意識のうちに一番を避けようとするクセ」。これがブレーキになっていた。
「一番、好きなことをして、いい。」
これを許可することってそんなに大変だったのか。少し驚いた。
敵が分かれば、怖くない。
ということで、自分の許可って一番大事!
日本人らしく(笑)おっきなハンコで、閻魔大王様みたいなイメージで、はっきりとペタリ。
「許可」
を押しました。
発信が続かない人は、自分に問いかけるといいかも
「もしかして、自分で自分にブレーキかけてない?」と
歴史に対しては完璧主義になっていた→気づくこと、風穴をあけること
完璧主義。こいつとは長い付き合いだ。子どもの頃は、わりといい仕事をしてくれていたけど、大人になってからは障壁になってばかり。
完璧主義に気付いてからは、やめようと努めてきたし、子育てをしてると完璧からは遠のいていくので、それがいいクッション?溶媒?になった気がする。
だから、完璧主義からは卒業したと思ってたんだよね。
歴史に関しては、まだ残っていたことに気づいたのは、note毎日更新を始める数日前。
正しいことを書かなきゃいけないと思ってたと再認識したのだ。
大学は史学科にいた。歴史学の論文を書くには、史料を集めてきて仮説を実証する、科学的なアプローチが必要。歴史史料にも一次とか二次とかがあって、史実として正しいかは、かなり大事なことだった。
信憑性の低い史料を論拠にしても、受け取ってもらえない。
私にも、それが染み付いている。
とある歴史のトピックが気になったとして、私はそれが正しいのか、まで調べないと気が済まない。
間違ったことを言わない、これは良いことでもあるけれど、時に足枷になる。
でも、あるとき気づいた。
私は論文を書きたいわけではない。
じゃあ何を書く?
ちょうどそのとき、さとゆみさんのスペースで「エッセイを書きたい!どうすればうまくなるの?」のスペースがあった。
・・・これだ!
エッセイに決めた。(単純)
エッセイっていう、なんていうか、掴みどころのない感じ?が曖昧さが、私にはちょうどいいと感じだから。
とはいえ、完璧主義はまだ、しっかり根をはっているなぁと、書きながら気づく。
本当は1500文字くらいにサクッと。マカロンみたいに書きたいのに、気づけば3000文字超えてる。なんだかまだ、ヌガーみたいだ。
これはこれからの課題でもある。
焦りや不安が邪魔をしていた→メンタルケアと脳みそのリソース確保
こいつがまた、なかなかの強敵だった。
「よし、自分の発信を書くぞ」と取り掛かっても、常に耳元で囁いてくる。
「こんなことしていて大丈夫?」「お金稼いだ方がいいんじゃないの?」「時間がないのに、これ書いていていいの?」「子どもが風邪ひいたらどうする?クライアントワークやっておいたら?」
うるさくて、書けたもんじゃない。
最初は、「時間がないから書けない」と思っていた。
でも違った。
私は心理学のビッグ5でいう神経症的傾向が高い。
メンタルの弱さは長年の課題で、ずっと戦ってきた。
でもここ2年くらい、メンタルケアに手を抜いていたのも事実。
そしたら、不安が常に渦巻いて離れなくなった。
常に不安で、常に「どうしよう」「時間がない」「あれもこれもやらないといけないのに」「もしこうなったらどうしよう」などぐるぐる・・脳みその大部分を覆っていた。
あまりに毎日が回らないものだから、ライター仲間のなみさんによる「方眼ノート講座」を受講。
すると、事実と感情や思い込みを分けて考えられるようになったし、数字を使って、事実を認識することで、ふわっとぼやっと捉えていた日常が輪郭を帯びた。
これもかなり効果があったが・・
でも不安は消えない。
そこで、再びメンタルケアを学ぶことに。
まずは瞑想から(2年ぶり)
驚いた。頭のなかがスッキリする。
これほどまでにいろんなことを考えようとしていたのか…!と。
それから「脳のリソースをあける」ことを意識し出した。
「いまは〇〇にフォーカスする時間」というのを意識し、余計な考え事が出てきたらいったん保留にする。
また、視覚情報も減らすために、散らかり放題だった部屋の片付けのやる気もUP。
あれこれ減らすこと、整理すること、いま何が一番大事かを決めることで、ずいぶん脳みそがすっきりした。身軽になった脳みそが思うことは、「あれ?やるべきことってこれだけ?」ってことだ。
発信は最強!
発信が続かなかった要因は他にもある。
書く体力やスキルが足りなかったこともあるだろうし、仲間や読んでくれる人、応援してくれる人とのつながりも最初はなかったこと(孤独)もあるだろう。
でも、これらって(逆説的だけど)発信することで解決するのだ。
前者はいわずもがな。後者は、発信していると、応援してくれる人があらわれる。
みんな優しくてあたたかい。
その人たちの顔が浮かぶだけで、安心してパソコンに向かえるのだ。
実は、まだまだ書こうと思っていた。
発信をはじめてからの気づきが多すぎて。笑
気づけば今日も、3700文字を超えてしまった・・・。
目指せ、1500文字。笑
(これから冬休みがやってくるんだぞ…と脳みそのなかで囁く声。)
引き続きチャレンジを続けます!
少しでも参考になったら嬉しいです。