衝動とCUBE日本版の話
衝動が止まらない
衝動が止まらないから、勢いで書く。
CreepyNutsもRHYMESTERも初期衝動を歌っていた。
これは初期衝動だ。
「はぁ?」としか言えない
「はぁ?」で始まり「はぁ?」で終わる映画だった。
と、言えてしまう。
言えてしまうのに、はぁ?で止まらない。
はぁ?で止まらないはぁ?
洋画は昔からどうしても好きになれない。
基本邦画ばかり観ている。
とりわけ心に負担の少ないもの、ヒューマン系家族系…とにかく疲れて帰るのは苦手。
つまり私は、本家CUBEは話はおろかタイトルすら知らなかった。
リメイクを知って、大まかなストーリーを知って、出演者を知って、それでも観る気にはならなかった。
疲れるからだ。
そんな私が劇場に足を運ぶと決めたのは主題歌だ。
好きなアーティストの主題歌と好きな役者が演じる主人公…疲れても良い。知りたいと思えた。
知ってしまった。
はあ?なのだ。
はあ?なのだってなんだ?
本当に疲れた。もう二度と観るか、と思っている。
思っているのに、何かが消えない。
抽象的な感想は自己満足でしかないのは分かっているけれど、抽象的にならざるを得ないはあ?
なんなんだ?
この映画、主人公以外はいわゆる飾りのようなものだと思っていた。
そんなわけはないのだけど、そう見えても仕方がない、だって主人公なのだから。
けれど、生きていた。ちゃんと生きてた。
そりゃそうか、そういう作品ですよね。
でもだったら、彼と彼の帰りたい理由、彼のあの行動の理由をもっと知りたかったよ。
彼の過去も彼の思いも知りたかった。
何かが足りなかったと思う。
でも私にも何かは分からないんだけれど。
正直面白いとは言わないし人に勧めようとは思わない。
けれど、私が今ここに感想を書いている。
書かないといけないと私に思わせたこの衝動は、この映画にしか起こせないものだった。
ANNでの「源さんの曲が希望だった」という言葉、「エンタメに持っていく(希望を見せるということは)のは邦画の良いところだと思う」という言葉をCUBEを経た彼から聞けたと思うとなんだか嬉しくなった。
Cubeは希望の一端を担っていたと思う。あの世界に、彼に希望が存在したのかは人それぞれが考える所だろうけれど、私は希望だと信じたい。
Cubeを聞く度私は彼を思い出す羽目になった。この曲どうしても希望と重ねてしまう。なんてこった。
そうか。私にはあ?を言わせたのは、あの彼の目とCubeなのかもしれないな。
この衝動がいつまで続くかは分からないが、
ラストの「彼」と「Cube」を私は永遠に忘れさせてはもらえない。
PS.主役の方がすごすぎて、メンタルが心配です。
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