🇩🇪ベルリンマラソン2024

スタートエリアまでは2kmなのでそこらへんのランナーに着いて歩いて行ってたけど途中でランナー少なくなって迷いそうだったので電車を使って会場入り。

この時気温は6-7℃だったけど風もなくて気温ほど寒くなかったのでスタートの待機までヒートテック着て1枚犠牲にするか迷ったけどそのままレースウェアの半袖で行くことに。
着替え入った荷物を預けて、スタート場所へ向かっていたら途中で小原さんともばったり会って一緒にスタートブロックへ。
車椅子マラソンが先にスタートするのでその選手がスタートするのをマラソン走る人は後ろで待ってる状態だったけどさすがに何でもありの海外なので横のフェンスから割り込むランナーもいっぱい押し寄せていたので自分もそこで待機。
マラソンの15分前くらいから車椅子の選手がスタートして10分前くらいから、スタートの最前列エリアが開放された。解放された瞬間正規の待機場所から待ってるランナーが前に詰めると同時に左右からガンガン割り込みもあって、東京の通勤ラッシュ以上にぎゅうぎゅうに。笑
自分も流れに任せてフェンスをよじ登ってスタートエリアに乱入に成功。ただその時周りのランナーとそれなりに接触もあったのでせっかく一昨日新しく買ったゼッケンを留めのマグネットが1つどこかに落ちた。探したけど混雑すぎて見つかるわけもなく、まあしゃあないかと思ってたら、隣にいた台湾のランナーが予備で持ってた安全ピンで1ヶ所ペロンとなったところを留めてくれた。
ペロンてなってたら明らかに走りにくかったのでこれには本当に感謝。
そんなプチアクシデントもありながら刻一刻とスタートの時が迫る。
スタート前にはケニアのエリート選手の紹介をしていよいよスタートの時を迎える。
その時会場のボルテージも最高潮にそして自分達が並んでるエリアが大画面に映し出される。

ベルリンマラソン スタート

この光景は本当に圧巻で自分もこの舞台についに来れたんだと思うと感激して込み上げるものがありました。気温は9℃で風は無しとマラソンにおけるこれ以上ない最高のコンディションの中ついにスタート！！！！


0-5km 18分00秒 Ave.3'36
スタートロスは4秒ほど。
最初はどうしてもアドレナリン全開でスピード出てしまうのは仕方ないと思っていたけど初めての世界6大マラソンのシカゴを走った時に初っ端暴走して後半撃沈した苦い思い出もあったのか意外と落ち着いてスタートできた。スタート後はすぐに戦勝記念塔を超えていよいよ始まったなと実感が湧いてきた。

入りの1kmは3分40と気持ち少し遅いくらい。そこからは徐々に自分の設定の1キロ3分33-37秒のペースを刻んで、最初の5キロは18分ちょうど。5km18分が目安なので完璧な入りの5km。

5-10km 17分50秒 Ave.3'34
その後もスピードを出してる感じはなく淡々と同じペースを刻む。徐々にリズムにも乗ってきたこともあり想定より少し早かったけど問題ない。
完璧と自分に言い聞かせる。

10-15km 17分49秒 Ave.3'34
10kmを超えてもリズムは変わらず相変わらずジョギングの延長のような感覚で楽にレースを運べてる感じ。沿道の声援を見渡すと本当にこの空間にいれることが幸せで仕方ないという感情でいっぱいになる。ただ圧倒されるだけでなくレースにも集中する。15kmまでも完璧。

15-20km 18分2秒 Ave.3'36
少しペースを落ち着かせて（気持ち落とす）もいいと思いながら走っていたけどとにかく上りという上りも感じないのでペースは依然楽に刻める。
5-15kmよりもペースは落ちたものの全く問題ないレベルで20kmを通過。

前半ハーフ 1:15'42。Ave.3'35
正直予定よりも20秒ほど早いハーフの通過だったけどスピード出してる感じは全くなかったので貯金は多い方がいいと思い前半を終了。

20-25km 18分20秒 Ave.3'40
ハーフを通過しても依然楽に走れていたのだが、、24kmで一気に脚が重くなる。そこからの1kmの分だけ設定より遅れたと言ってもいいくらい急激な失速だった。正直30kmまで18分を守りたかったので少し雲行きが怪しくなった。

25-30km 19分30秒 Ave.3'54
脚が重くなって思うようにスピードが出せなくなったのは、太もも裏がもうこれ以上スピード出すと攣ってしまうという感覚がはっきりと分かったからである。気迫でスピード出したいけどそれができないのは辛い。
それでも3分50くらいにとどめて、19分前後に留めたかったけど数字は正直である。前の5kmよりも1分落ちはかなり精神的にきた。

30-35km 20分00秒 Ave,4'00
その後は落ちる一方なのはどうしようもないがとにかく落ち幅を抑えることに必死だった。特に海外のレースでは沿道の歓声にもいつも応えて応援を力にするのだがそれすらもしんどい状況だった。とにかく前の1キロ前の1キロを目標に踏ん張る。1キロ4分を切りたいと思いながらも切れないそんなもどかしい区間だった。

35-40km 20分30秒 Ave.4'06
いよいよ最後の区間。（基本的にレースプランは5kmごとで考えているので）
最後は何とか力を振り絞ってペースを上げたい気持ちは強かったが現実はそうは甘くない。自己ベストは最低限と思っていたが39kmくらいからは、手足に痺れが走り、タイムのことを考えてる余裕もなく本当に前に進むのが精一杯だった。

40-42.195km 9分21秒 Ave.4'16
40kmをほぼちょうど2時間30分で通過したのでラスト2.195を9分以内で自己ベスト（2時間39分4秒）だったのでこれはいけると思っていたが手足の痺れが治らずベルリンマラソン最大の名物最後の最後のブランデンブルク門（ラスト400m地点）

を前にしてもスパートをかけることができなかったのは悔しかった。
それでもなんとか2時間40分切って自身の2nd Bestでフィニッシュ。
レース後は自分より10秒ほど早くゴールした小原さんと健闘を称え合って、配布されていたビールで乾杯。

今回のベルリンマラソンは当初は2時間30分を切ると意気込んでいましたが2月の大阪マラソンが持ちタイムの申告忘れでGブロックスタートとなり、たくさんのランナーを抜かすために何度も何度も縁石を登って降りての繰り返しがダメージとなり腓骨筋を痛めて3週間の故障。
その後3月末のふくい桜マラソンの1週前になんとか練習を再開して福井は2時間43分。
4月中旬の長野マラソンは序盤からの腹痛に耐えながら2時間40分と徐々に調子を上げていたものの5月末に足底筋膜炎を悪化させて、ほぼほぼ3ヶ月練習できず。
とはいえ9月初めから、かなり高いプラシーボ効果を発揮して練習を再開し、3週間継続して練習を積めたので量こそ多くないものの自己ベストではなく、2時間35分を切ることを目標にできるとこまで持ってきましたが、結果は2時間35分どころか、自己ベストの更新もならず非常に情けない結果でした。

結果が全てなので何を言っとも負け犬の遠吠えですが今回のベルリンマラソンでは、途中でフィニッシュタイムから逆算してこれくらいでいけばみたいなことはせずにその一瞬一瞬で持てる力全部出し切ったので悔いはないです。
ただやはり、6-8月の3ヶ月練習できなかったのはやっぱり響いたなと言う印象。
自分では今回は20km以上のロング走を4回できたこともあり、脚の攣りは大丈夫と思ってたけどマラソンは甘くないですね。
またしっかり練習積んで来年こそはここで自分がマラソンを始めた時に掲げた2時間30分というタイムを切ろうと思います。

とはいえ来週も再来週もその次の週もその次の週もレースはあるのでまずは目の前のレースで結果出すことを考えなければ。
来週のケルンマラソンはベルリンの翌週だから、抑えめに行こうと思っていましたがやっぱベスト狙い行きます！！