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【ネタバレ】感想:ドラゴンボール超 スーパーヒーロー

今回の映画はヤバかった。
魔師弟推し・ピコクラ・飯推しである自分にとって、人生で一番の作品になった。
初日に有給休暇を取り、万全を期して観てきた。
翌日である今、まだ興奮してて頭がぼんやりしている。
感情がまとまらないけど、この勢いを羅列でもいいので残しておきたい。

以下ネタバレしていきますので、未鑑賞の方はご注意ください。



「えらい学者さんになりたい」「なるがいいさ、ふたりのサイヤ人をたおしてから」。
サイヤ人襲来に備え、厳しい修行を開始したあの時から時を経て。
本作では悟飯ちゃんは言葉通り、本当に立派な学者さんとして生活している。
それだけでも個人的にかなり感慨深い…。
あと、ボサボサ頭のメガネ悟飯ちゃんかわいい……。

学者として忙しい悟飯ちゃんは修行はしていない様子で、パンちゃんに修行をつけてるピッコロさんだけど、悟飯ちゃんが誰よりも強いことを知ってるピッコロさんはなんだか少し寂しそう。
ピッコロさん、悟飯ちゃんを呼ぶときに窓をたたくのではなく爪で「キー」ってひっかくんだけど、「また勉強してる!修行をしろ!」って無言の圧というか、悟飯ちゃんに対する小さな抗議みたいに思えて、私は頭を抱えた、可愛すぎて笑
ピッコロさんの気を感じないくらい修行してないのはダメだぞw
私もだけどそれ以上にショックだったと思うよ、ピッコロさんが笑
ピッコロさんは悟飯ちゃんの強さを信じてやまないし、目にしたいと望んでるんだろうなぁと思った。

そりゃぁ、RRがパンちゃんの誘拐を企ててることを知って「悟飯の覚醒に使えるのでは!」とRRですら使える!と思っちゃうし笑
この時、画面の外にいる我々に「よし!」って同意を求めるようなメタい描写があって可愛かった笑
これだけでなく、潜入捜査で顔色の悪さを指摘されたり(お約束w)、ブルマと軽い言い合いをして言い負かされたり笑、覚醒後の自身にヘンなネーミングしたり笑、今作品でピッコロさんは今まで以上にコミカルに描かれていたし、悟飯ちゃんとの会話でも笑えるところがたくさんあった。
悟空・ベジータがメインであるとその強さからバトル描写が多くなるけど、悟飯ちゃん・ピッコロさんだとこれまでの二人の関係性からか、普通の会話が多くて嬉しかったなぁ。
「機嫌が悪いなぁ、ピッコロさん」なんてのは、悟飯ちゃんしか言えないと思うw

だからといってバトルシーンが退屈なわけではなく、今までに見たことない描写が目白押しで。
映画館でなければ、叫び声をあげて床を転がっていたと思う。
悟飯ちゃんがSS→アルティメットの流れは想像できるし、告知動画からもピッコロさんが覚醒することもわかってたけど、想像をはるかに超えていた。

ピッコロさんは今回、RRの企てている計画を知って悟空・ベジータが不在の状況でなんとかしなければと考えた結果、シェンロンに潜在能力を最大まで上げてもらうことに。(ナメック星で最長老さまがやったアレ)
シェンロンは「おまけしておきました(お約束w)」って笑、このおまけ含めて強くなるんやけど。

この「おまけ」が効きすぎててww
覚醒したピッコロさん…スラッグ…?って思ったのは私だけじゃないと思う笑
しかし、いかつくなってもめちゃカッコいいんよ…
ずるいなぁ、抜け目ないなぁ、ピッコロさん…!

この覚醒をするとき道着の背中が光ってマークが浮かんだやん。
一瞬だから違うかもやし、本当に勝手な想像だけど、光ったとき枝が伸びてるようにも見えたんよ。
私、あれは「生命の木(Celtic Tree Of Life)」を模してるんだと勝手に思って泣いた。(勝手に思っただけ)
自分は常々、ピッコロさんはフォークメタルと思ってて。(勝手に思ってるだけ)
フォークメタルは、この神話や言い伝えを曲にしてるが多くて。
生命の木はケルトのシンボルなんやけど、その木は「高貴で背が高く、部族を見守る、知恵・長寿命・強さの象徴」とも言われてるんよ。
…ね?ナメックみあるやん??
ピッコロさんやない???いやもうピッコロさんやろ…。
自分がフォークメタルが好きで、勝手に結びついていたこともあって、個人的にヤバかった…。

覚醒したピッコロさんはスラッグみたいだしハルクみたいだし、とにかく強いし、敵に合わせて巨大化もするんだけど、それでも勝てない。
そこで白羽の矢が立つのが悟飯ちゃんなんやけど、敵にとどめを刺すには急所をめがけて技を撃たなきゃいけない。
厳しい状況下、チャンスは1度だけ。

「お前がその気になればこの世界で一番強い、見せてくれ、本当の力を」

ここで告知動画のセリフですよ…もうね…どんなに厳しい状況下であっても悟飯ちゃんを信じてるし…師なの…
やばいやろ…もうやばいしか言葉が出てこないの…

そのチャンスに賭け、気を最大限に溜める悟飯ちゃん。
でもその間にもピッコロさんはやられてしまう。
飛び寄ろうとする悟飯ちゃんをピッコロさんは制する。
腕はちぎれ落ち、半死半生なんよ;
それでも、悟飯ちゃんを信じ、ピッコロさんは悟飯ちゃんの放つ一撃のために敵を必死に抑え込もうとするけど、攻撃を受けて意識をなくしてしまう。
生きているのか、命尽きたのかもわからない。
そのピッコロさんを目の当たりにした悟飯ちゃんが覚醒するんやけど…!!!!!!!

悟飯ちゃん、髪の感じとか見た目はセル編の様相。
敵が敵であったでから、セル編を彷彿させるんよね。
ただ、髪色は銀っぽく、身勝手の極意の悟空っぽくもある。
けど!!!

瞳!!!!!!
瞳がね…!
赤なんよ!!!!!!!

赤の瞳は魔族でしょうよ………やめてよ……泣いちゃうから……
ピッコロさん、かつて悟飯ちゃんに「立派な魔族にしてやる」って言ってたけど、悟飯ちゃんの根底にはピッコロさんの教えがあり、深い絆で結ばれてるんよね……泣くやん……

「悟飯!!!!!!」
ピッコロさんの声に、悟飯ちゃんが放った技、なんだと思う?

魔 貫 光 殺 砲 ! ! !

頭の中真っ白ですよ…
てか悟飯ちゃんが二本の指をおでこにかざしたとき、私は映画館でリアルに頭抱えたし、胸にこれでもかってくらい息を吸い込んでしまった……

かめはめ波ないし魔閃光は想像できるやん?
悟飯ちゃんが魔貫光殺砲…やばい……やばいやん……

ピッコロさんが自身の腕で敵をぐるぐるにして抱え込んでた状況だったので、ラディッツの時のことを思い出したけど急所は心臓ではなかったので、ピッコロさんもろとも貫かれることはなくてよかったけどさぁ。
私の心臓は完全に貫かれたよ………

敵を倒した後、お互いの覚醒した姿を見ていろいろお話してるんやけど、

「悟飯、あの技…」
「実はこっそり練習してたんです」
無言で背中を向けたあと、「上出来だ」

ありがとう……
ありがとうしかないこの展開…………

作品の中では、ピッコロさん悟飯ちゃんの絆だけでなく、いろんな絆やつながりが描かれてた。
Dr.ヘドとガンマ1号2号の絆も素晴らしかった。
結果は少し悲しいものであったけど、ヘドが二人を大切にしていて、二人がヘドを大切にしているさまがたくさんあった。
Dr.ヘドとガンマ1号2号、めちゃ好きになった。

また、ピッコロさんがパンちゃんのお迎えに行ったとき、パンちゃんの先生はピッコロさんがお迎えに来たことを日常として捉えていて、ふっつーーにあずけていた笑
いかにピッコロさんがお迎えを引き受けているのかがわかる笑
こんな様子からもピッコロさんが悟飯ちゃん家族から絶大なる信頼を寄せられていることは垣間見えるんやけど、食事をとらないピッコロさんに送られる、お礼のぬいぐるみ・ペネンコ。
パンちゃんのお迎えやその他もろもろ、様々なお願いをきいてきたであろう証のこのペネンコが、エンドロールでピッコロさん邸の屋根裏にたくさんあったことも…なんか…泣いた…笑

ピッコロさんと悟飯ちゃん。
二人の絆は周知のことだけど、父・ピッコロ大魔王の生まれ変わりで悟空を倒し、世界を征服するための「悪」として生を受けたピッコロさんに、地球に住まうことで様々なつながりができてた。
感慨深い…。

最後の最後、ベジータちゃん、よかったね!ってなった笑
最後まで席を立たずに観てほしい笑

今回は、原作にみられるギャグ要素もふんだんに盛り込まれていたし、バトルシーンでは皆で協力し戦うという共闘が描かれていて、今までの作品とは少し違うと思われた人もいるかもしれない。
けれど全編通してメインの二人だけでなく、様々な「絆」を感じられ、観る人によっていろんな角度から楽しめる作品だと思った。

いやぁ…
すごいものが誕生してしまったね…
関係者の皆様、本当にありがとうございます。
最高でした。

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