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理学療法士が野球現場で求められるもの
C-I Baseballの増田です。
C-I Baseballでは現在、野球現場でのトレーナーを目指す方向けに無料マガジンを配信しています!
今回は「理学療法士が野球現場で求められること」について
アマチュア野球現場での実情をご紹介していきます。
■理学療法士として関わるカテゴリーの違い
理学療法士が求められる役割は関わるカテゴリーにより変化します。
今回はざっくり、プロ野球現場とアマチュア野球現場の2つに分けます。
|プロ野球
|アマチュア野球
アマチュア野球現場では、
・障害へ対応
・チームトレーニング 個人トレーニング
・障害予防のためにケア
などをすべて理学療法士が行います。
そのため、チームから求められるこことも多くなります。
では、実際にアマチュア野球現場では
どのようなことが求められるのかを
具体的に紹介していきます。
■アマチュア野球チームが理学療法士に求めること
|障害への対応
①予防
チームとしては、、選手が怪我なくプレーできることが
最重要ポイントとなります。
理学療法士として、障害を予防するには何が必要になってくるのか
常に考え、チームに提供していくことが求められます。
②復帰までの対応
また、障害が起こった後の対応も重要です。
怪我をした選手が
・どの程度プレーできるのか判断
・復帰機関の目処
・怪我の期間のトレーニング
などの障害への的確な対応も必要です。
|外傷対応
試合や練習中に起こる外傷への対応です。
特に野球現場多い外傷が
・ボール直撃による打撲
・スライディングなどで起こる擦過傷
・捻挫
などです。
野球現場に帯同する以上、一般的な外傷への対応知識は必要になってきます。
|トレーニング
理学療法士が現場で求められるトレーニング
①W-Tr
②アジリティ
③ランニングやダッシュ
④パフォーマンスUP
野球に必要なトレーニング全般の指導を任されます。
理学療法士はトレーニングの部分を苦手とする傾向があります。
私もそうでした。
野球現場に出る前にまずは自分がトレーニングを体験することが
大切です。
自らが体現できないと選手に指導することは難しいです。
|ケア
練習や試合後のケア
特に投手や主力選手のケアを依頼されることが多いです。
アマチュア野球では、連戦になることが多いので
いかに疲労を翌日に残さないかが鍵になってきます。
■複数人に対応する
理学療法士は医療機関の勤務であれば
基本的に、患者との1対1の関係性です。
しかし、野球現場では
1対10 1対30 場合によっては1対120のこともあり
1人で多数を相手にすることがほとんどです。
チームの練習スケジュールにもよりますが
基本的には複数での対応を求められます。
■限られた時間で対応する
アマチュア野球に帯同していてよくあるのが
「〇〇分でトレーニングをお願いします」などの
時間を指定されての依頼です。
練習の空き時間や試合前に待機時間など
隙間時間で選手への指導を行います。
急にふられることが多いので
常に対応できるように複数のトレーニングパターンを
用意しておくことが即座に対応できるコツです。
■おわりに
今回はアマチュア野球現場における
理学療法士に求められることを紹介しました。
アマチュア野球現場では、
理学療法士でもATでも柔道整復師でも
資格によって求めることに大きな差はありません。
その中で、
理学療法士としての強み
個人の強みを活かしてチームに貢献できる
活動の仕方を見つけていくことが
野球現場で活躍できる理学療法士になるには
重要なことだと思います。
【C-I Baseball 野球note】
理学療法士が野球現場で活動する上で
どのように関わっているのかを
詳細に解説しています。
ぜひこちらもご活用下さい!!