
対談:この道より我を生かす道なし、この道を歩く|致知10月号(2024)
「人生で一番大切なものは人」20代では気付くことができておらず、
30代後半でわかった気でいたが、実際には全くわかっておらず、
40代にしてようやく想うことが出来るようになってきた気がする。
相手に礼を尽くすことであったり筋を通すことは、自分の中でのモットーにしているので少しは向き合ってこれたかと思う。
また、今まで自分なりに壁や新しいことにチャレンジして乗り越えてきたつもりではいるが、その後ろにたくさんの人の協力があって乗り越えてきたということを本当に理解してきたのかと考えると、どこか自分が頑張ってきたからと思っている部分があったと、これを読んで感じた。
さらに「人間にとって一番の敵は気力をなくすこと」本当に同感である。
前に進むことしか取り柄の無い自分にとって、普段から気力をなくしたことを想像すると怖くて仕方がない。何も残らない気がするから。
でもその気力を維持することもまた難しい。
読み進めているとチャンドラーの探偵のセリフで、
「人間は強くなければ生きていけない、ただ、優しくなければ生きる資格がない」
とあった。とにかく刺さった。いや、刺さりまくった。
前者については「そうあり続けないと」と思い、社会人になってから20年間やり続けてきたつもりである。
ただ後者に関しては、恥ずかしながら20年目にしてようやく知って気がついた言葉でもある。
ならこれから20年かけてでも、何としてでもできるようになる。
その気持ちをもってとにかく歩んでいきたいと思う。