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栃木県那須塩原市での実践2 -地域交流・ワーケーション編-

1、背景

 これまでプロジェクトのプロセス整理と人の特性について話してきました。

 今回から先は、私が実践してきた地域の取り組みを紹介していきます。なるべくリアルに書いていきたいと思いますので、失敗から学んだことも書いていきたいと思います。

 よろしかったらコラム全体でもご参照ください。

2、居場所探し

 業務として地域に入ってしまうと、様々な立場を考えて行動する必要があります。今回は、黒磯駅前の内容だったため、黒磯から少し離れた場所に自分の居場所を探すことにしました。

 私が注目したのは、板室温泉です。

 栃木県の那須エリアは、日本有数の温泉地です。塩原温泉や那須湯本などの観光地として人気の温泉地が多いです。その中で板室温泉は、昔ながらの湯治文化を大切にした落ち着いた雰囲気が魅力的です。

3、ワーケーションとの相性

 私は、板室温泉の魅力は、湯治文化の残る静かな雰囲気だと思います。その上、強アルカリ性の保湿効果抜群の湯質が魅力です。


 この動画と記事でも紹介をしたのですが、板室温泉の雰囲気はワーケーションにぴったりです。

 板室温泉は、ワーケーションとして人を受け入れるにとどまらず、温泉地でビジネスマッチングが生まれる場にしていけるポテンシャルを秘めています。

 私は、どちらかというと普通のワーケーションイメージである遊びながら働くスタイルが広まることは難しいと考えています。なぜなら、シンプルに遊びながら仕事をするということは難しいです。遊ぶなら遊ぶことに集中した方がメリハリが出ます。しかしながら、ワーケーションは重要だと思います。矛盾しているように思うかもしれませんが、ワーケーションの活用方法をしっかり考えて導入すれば良いと思います。

 たとえば、組織のチームビルディングの一環で仲間と遊びながら結束を高めるというものもワーケーションに繋がると思います。他にもフィールドワークをして、本業の営業を行う方法もあると思います。

 これからの時代は、ワーケーションの地で副業を作ることも大切かもしれません。都心部の人が地方部と仕事として関わるきっかけを作ることがワーケーションの意義ではないでしょうか。

4、ターゲットの選定

 このような温泉地の方向性が見えてくると、今後の対象は、アドレスホッパーや企業などがターゲットになります。

 日本にたくさんある温泉地の中で、観光客以外に新しいターゲットを選定することは、新たな市場の開拓に繋がります。

 新幹線の停車駅でもあり、東京からのアクセス抜群の立地である那須塩原市は、今後、新たな市場を開拓しているポテンシャルを秘めていると思います。



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