栃木県那須塩原市での実践1 -社会人として学んだこと-
1、背景
これまでプロジェクトのプロセス整理と人の特性について話してきました。
今回から先は、私が実践してきた地域の取り組みを紹介していきます。なるべくリアルに書いていきたいと思いますので、失敗から学んだことも書いていきたいと思います。
よろしかったらコラム全体でもご参照ください。
2、栃木県那須塩原市との縁
栃木県那須塩原市は、私が社会人になってはじめて担当した地域でした。市内、黒磯駅前の活性化事業として、地域住民のみなさんのみなさんの意見を政策反映するために意見集約を行いました。
当事業は、地域住民のみなさんとワークショップを重ね、集まった提案をオンラインを用いた住民投票を行うというものでした。結果的に2014年時点では、そこまでオンライン活用が進んでいなかったこともあり、アナログな投票用紙を用いた意見集約も行いまいした。そのような努力あって、7979票の票を集めることができました。この投票数は、那須塩原市民約10万人、黒磯駅を生活圏にしている人が約2万人と考えると上出来な結果となりました。特に注目すべき点は、投票率の約50%が20代以下の若者ということです。選挙とは違い、年齢規定があるわけではないので、地元の中高生の意見に留まらず幼稚園から小学生の声も集まったことが斬新な企画になったと思います。投票用紙の集約をしていた際、字を覚えたての子どもが一生懸命書いてくれた意見がホッコリしたことを覚えています。
3、学んだこと
この経験から学んだことは、市民ワークショップの難しさです。市民ワークショップは、最終的にまとめを作り出さなければいけません。そのため、ファシリテーターは、事前に大まかな方向性を作らなければいけません。この方向性への導きは、報告をしなければいけないものに関しては、通らざるを得ない道だと思います。その中で、優秀なファシリテーターは、地域の方が解散した後の飲み会などに潜り込んで、次回までにヒアリングを行っていると思います。私自身がとった行動も終わった後にキーパーソンを巡り、ヒアリングを行いました。
この経験から学んだことは、自治体側の譲れない状況と地域住民の譲れなう状況が異なるなど、多岐な考えが入り乱れることです。その統率をするということは、かなり困難な出来事でした。
十人十色ということわざは、このような現場でこそ、納得することわざでした。
4、次回について
1回の1回の掲載では長くなりすぎるため、何回かに分けていこうと思います。次回は、地域の方との繋がりにフォーカスを充てます。
下記のワーケーションの動画をなぜ撮影したのかなどをご紹介します。
余談として。
本日で47日連続投稿を達成しました。47都道府県に合わせて、1つ目標の連続投稿を成し遂げました。
いったん、一休みとして、今後もシリーズ執筆を緩やかに行っていこうと思います。
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