扁桃腺摘出術〜入院1日目〜

この度、10年以上付き合ってきた扁桃腺を摘出します。

「嗚呼、やっと苦しみから解放される〜」と言う気持ちと、「嗚呼、やっぱ無理!」をひたすらリピートしています。

というのも、歌を歌うことを生業としているのでライブ前やレコーディング前に扁桃腺が腫れてしまうと、唾も飲み込めないほどの痛みがあり歌えないのです。(前日はマジ精神殺られる)

彼(扁桃腺)があって良かったことなんて一回もないのです。

お世話になっている医師からも「声帯を触らないので声に影響はない。」と言われました。

それでも、なんだか声帯の近くにメスを入れることが怖くてここまで元気に彼(扁桃腺)を育ててしまったのです。

そんな彼(扁桃腺)と別れます。(てか、なんで彼なんだ?)

さて、前置きが長くなりましたが、僕と同じようなことで悩んでいる方に少しでも参考になればと思いこの文を綴っています。


|AM10:00

深夜ラジオの生放送を終え、睡魔に襲われながら病院へピットイン。

諸々の書類を提出し、看護師さんの説明を受け、これから2週間お世話になるベッドへ一礼。

家から持ってきた宝物達を配置し自分の住処を創っていく。

完成に近づいたその時、いきなり飯が運ばれてきた。

自分が欲していないタイミング(急)での食事はいつぶりだろう。

てか、そんな時あったか?

ヘルシーの最先端のような献立内容の飯を平らげたあと、自分は米さえあればなんでも美味しくご飯を食べられることに気づく。

無理やり満たされた食欲は結局、多幸感をもたらした。


|PM 3:00

本日の診察を終えた。

「頑張ろうね。」と優しい声をかけていただき、抱えていた不安が多少マシになった。

人間ってかわいいな。誰かに話を聞いてもらうだけ、大丈夫と言ってもらえるだけで気持ちが軽くなったりする。

それでいて、医師の話は根拠付きだろうから信憑性◎

安堵感に浸っていたところ、医師達しか分からない謎の暗号を手に描かれ嬉しくなった。


|PM 5:00

自分の巣(ベッド)に帰る。

ほどなくして、また、いきなり飯が運ばれてきた。

明日はいよいよ手術日。

考えるだけで、恐怖でドタキャンしたくなりますがヤッタります。

これから退院まで毎日記録出来たらと思うので、どうか暖かい目で見守っていただけると幸いです。

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